Threebreadとパンの将来
久々のイベントも無事完売してホッとしております。Threebread店主です。ご来場ありがとうございました。
今回はスリブレの将来についてのお話。私の夢をお話したいと思います。
パンを売る理由
私がなぜパンを作って売っているのか。是非ここを語りたいです。
パン教室で出会ったパンたち、それは私が地元盛岡で食べたことのない味や香りのパンでした。
それを地元の皆さんにも食べてもらいたい、こんなにおいしいパンがあるよってお知らせしたい、という気持ちでパン屋を始めました。
新しい味に出会うこと、食べ物を選択できること、本当に贅沢なことだと思います。
その贅沢なシーンに私が思うおいしいパンがあること、それが理想です。
おいしいかったよと感想をもらうたびに、少しその理想に近づけているのかなとほんわかした気持ちになります。
卸販売
細々とではありますが、Threebreadは卸販売も行っています。
それには理由があって…
私一人では私のパンが行き渡る力というのはとても小さいです。でも、飲食店さんだったらパン目的ではない、様々なタイプのお客さんが来店します。
その力をお借りして、少しでも多くの方に(私の思う)おいしいパンを食べてもらいたい。
そんな思いがあります。
パンは見た目では味がわかりません。
小麦の味や香りは、意識して食べている人にしかわかりません。
それでも、何か小麦の雰囲気を感じてもらえたら、その人のパン人生にエッセンスを加えられるのかなと思っています。
それが卸販売をする目的です。
引き継ぐ人
私一人の思いや力は小さいものです。何か変えたいけど、変わらないことが殆どだと思います。
パン教室で出会ったパンの衝撃、おいしさ、これを広く伝えていくには他の人の力が必要だと感じています。
後継者ではないのですが、Threebreadの技術、味を広めてくれる作り手がいたらいいなぁと最近は考えています。
ただ、パン作りはよほど好きじゃないと続かない仕事です。候補はいませんが、誰にでもやってみる?と声をかけるのも憚られるんですよね。
今は「教えてください!」と門を叩いてくれる人が現れたらな…くらいの希望です。
でも、もし現れたら教えられることは全部きっちり教えるつもりです。
二人いたら、伝わる力は二倍以上です。そんなことが起こったら夢のようです。
そして、おいしいパンについて話ができる、そんな環境も夢のよう…そうなったら毎日が楽しくて仕方ないと思います。
Threebreadの理念は私一人で終わってしまうかもしれません。それもまたヨシなのですが、経営者として、職人として、もう少し夢を見ていたいと思います。
おいしいパンを作ること、食べてもらうこと、それが私の仕事だと思っています。
また明日からパンを焼いて過ごそうと思います。
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