こだわるパン屋
ドイツパン製造に光が差してきました。こんにちはThreebread店主です。今回は他のパン屋さんの動画で動揺した回です。最後は自分を発見できたので、どうぞ最後までお読みください。
週3日営業
以前も記事にしましたが、週3日の営業といっても、事務作業の日や卸販売、試作の製造などしていると、お休みは週1日だけになります。
他にお仕事しているのですか?と聞かれることもまだありますが、パン作りって皆さんが思っているよりも時間がかかるものなのですよ。
事業の規模
ただ、他の週3日営業のパン屋さんの経営動画を見てしまって、ちょっと焦りを感じてしまいました。
恐らく設備もうちよりも大きくて、アルバイトさんも雇っているとのことでしたが、当店の何倍も売り上げがありました。当然、焼いているパンの数も数倍…
どうやったら1人でそんなにパンを焼けるのでしょうか…とんでもなく効率化しているから?私の想像の範疇を超えています。
こだわりのパン
オープン当初、自分がこだわってパンを作っているとは全然思っていませんでした。
でも、色々な情報を見聞きしていく中で、私はとんでもなくこだわってパン作りしているのだと気づき始めています(=美味しい、とは思っていません)
パン作りは減点式です。
捏ね、発酵、分割成形、焼成でそれぞれ減点されてパンが出来上がります。如何に減点しないかが美味しい(レシピに忠実な)パン作りに必要になります。
減点には思い出があって、いつもケアレスミスで100点が取れなかった私は、その数点の減点がちょっと恐かったりします。
それから、私は感受性がわりと強い方で、些細な違いを気にしてしまうタイプです。
自分のイメージと出来上がりが違うのが許せなかったりするのも、私のパン作りの要素になっているのかもしれません。
合格の気持ちよさ
どれくらいの違いが気になるかというと…
私が30個の生地を丸く成形するのにかかる時間は6分くらいです。当然1個目と30個目は6分の差があります。
その差は埋まらずに焼き上げることになりますが、それがいつもとても気になります。
大きさで言えば、おそらく5%くらいでしょうか。そしてここの減点は3点くらいだと思っています。
もう仕方ないと割り切っていますが、私のこだわりは、各工程に合格を打ち出すことでもあります。だって、気持ち良くないですか?
全ての工程に合格が与えられれば…そのパンは紛れもない合格です。
このトピック、店主がちょっとおかしな人に見えるでしょうか…店主は、実は完璧主義なところがあります。
ともあれ、出来上がったパンが自分の中で合格が出せたら、やっぱり気持ちいいと思うし、そうするために1人でパンを焼いているというのもあります。
たまたま見かけた他のパン屋さんの動画で動揺してしまいましたが、私は自分の意思で神経質にこだわってパンを焼いているので、それでいいのだと思います。
こだわりのパン屋、というより『こだわるパン屋』が私には合っています。
最近は販売時間も伸びてきていて、全然買えないパン屋という名前も返上できそうですしね。
もっと盛岡や近郊の色んな方にウチのパンを食べていただいて、何かを感じてもらえたらと思っています。
今週も大好きな試作作りを頑張りたいと思います!
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