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人は変わりたくないのではない。変えられたくないのだ。

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
日頃、様々なチームの中で仕事をしていますが、チームのメンバーに対して
なんでそんな風に思うの??
なんでそういった考え方になるの??
と感じたことはありませんか?
そんな時に思い出して欲しい言葉。
『人は変わりたくないのではない。変えられたくないのだ。』

ボクが大切にする理念

 以前ボクがやったプレゼン。

その内容は、ボクが一緒に活動しているメンバーには何度か話をしてきている。
聞きすぎて、もう何度目だよ、とうんざりしている人もいるかもしれない。
それでも、誰に何をどこまで話したかなんていうのは、この忘れっぽいボクが覚えているわけもなく、常に初めて聞く人がいるかもしれないと思って話をしている。
時にはプレゼンという形で。
時にはマンツーマンで語りかけるように。
時にはみんながいる中でワイワイしながら。
ボクのインプットや考えていることも日々変わるから、全く同じ内容ではないかもしれないけれど、それでも根幹のところは変わっていないはず。

 10年ほど前に、当たり前のことに疑問を持ったあたりから少しずつ少しずつモヤモヤが増えていった。
その正体が一体何なのか分からずに何年も過ごしてきたけれど、ある時西野亮廣さんがテレビ番組で自分のアンチと話し合っている姿を見て、
「あれ?もしかしてモヤモヤの正体はこれか?」
と思うようになった。
お笑い芸人はひな壇に立つべき!
絵本作家は絵本だけを描くべき!
みたいなことを言っている人が沢山いて、凄く違和感を感じた。
その時ボクは機械メーカーのサラリーマンとして働いていたけれど、色んな人がいて、色んな営業スタイルがあって良いと思っていた。
メーカーの目的は、ブランドを拡めることと、多くの方に使っていただくことだ。
やり方は色々あっていいはず。
それなのに、なぜ「〇〇はこうあるべき!」みたいに、既存であるものについてのやり方を定義されなければならないのか。

 その後、旅行会社のリトルコンシェルに転職してからは、Cybozuに出会った。
Cybozuは今でこそ多くのメディアに取り上げられ、多様な働き方を推進する企業のパイオニアみたいになっているが、ボクが知ったときにはまだまだニッチな存在だった。
とはいえ、その時点でも人にフォーカスし、人が楽しく働けるにはどうしたら良いかを真剣に取り組んでいる真っ最中だった。
そこではボクが違和感を感じた『作り上げられた定義』みたいなものはほとんど関係なくなっていた。
「100人いたら100通りの働き方」をテーマに、それぞれの人が自分で考えた働き方で会社との距離感を決められる。
Cybozuの仕事に没頭する人もいれば、副業として関わっている人もいる。
遠隔地でリモートワークしている人もいれば、農業をしながらプロジェクトリーダーを務めている人もいる。
そこでボクは「これだ」と思った。

 「当たり前」や「普通」なんてその人にとってのもので、他の人の立場や環境から見たらそれは「イレギュラー」だったり「特殊」だったりする。
これまで「働く」ということに関して作り上げられた定義はこれまでの普通だったかもしれないけれど、時代や人が変われば変わるべきだし、選択肢が増えてもいいはず。
もちろん今までの働き方を否定するわけではなく、ボク自身そういった働き方をして学んだことがたくさんあった。
それがその人にとって合っていれば良いし、「何か違う」と思うなら他の働き方を模索すれば良い。
今まではその『他の働き方』が選択肢として挙げられるほど前例がなく、何をどうして良いかが分からなかったため、選ぶことすらできなかっただけだ。
だから旧態依然の働き方が当たり前として認識されてしまっていた。

 結局のところ、その人に合っている仕事、その人に合っている働き方、その人に合っている環境づくり、ができれば良い。
要は最終目的として・・・

複業のススメ.pptx

ってことだ。
ここはをとても大切にしている。
ボクの理念と言ってもいいかもしれない。

じぶんで変われる環境づくり

 もちろん、「働く」ということは楽ではないこともたくさんある。
よく「好きで生きていく」なんてキャッチコピーを目にするけれど、好きなことだって一生懸命やれば、大変なことや辛いことにも直面する。
「楽」と「好き」は違う。
ただ、好きなことでの大変さや辛さは、ある意味楽しかったりもする。
自分の成長が目に見えて分かることに人は幸せを感じるからだろう。
好きなことで成長できるのはやはり幸せだ。

 人と人で創られている人間社会なのだから、自分ひとりで生きていくことが難しいのは明白。
であれば、幸せになるためにチームを創るべきだし、チームで動くべきだ。
そして、そのチームで一緒にやっていく人たちを創るためには、同じ理念だったり想いを共有していることが大切で、そういった発信もしていなかければならない。

 ただ、ここで難しいのが、「人は簡単に変わらない」ということ。
ボクがいくら上記のようなことを熱弁したって、そのときは共感してくれたとしても3日後くらいには忘れてしまう。
ボクが強制的に「幸せになりたいんだったら変わろう」と言って何かを変えたとしても、「これいつまで続けるんだろう」となる。

 『チームワークあふれる社会を創る』という企業理念のCybozuでもよく取り上げられるのが冒頭にも書いた言葉。

複業のススメ.pptx (1)

「学習する組織」という概念を広めたピーター・センゲさんが言っていることなのだけれど、とても共感する。
みんな、変わりたい!変えたい!とはきっと思っている。
でも、人に変えられたくはないんだ。
であれば、変われるような意識づくりを、変われるような環境づくりをしていかなければならない。

じぶんのチカラで変わっていける

そんな意識づくり、環境づくりを、three.Tでは、ボクはやっていきたいと思う。


GOING MY WAY.

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