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[特別対談] thomas 代表取締役 広瀬 × セールスアドバイザー 浜田 対談 in 福岡 第2弾!

今回は、thomas株式会社のセールスアドバイザーを務めていただいている元Tableau Japan 会長の浜田俊さんと、thomas代表の広瀬の対談インタビューの第2弾をお届けします。

第2段では、お二人の関係性やキャリアを軸に、thomasでの働き方や採用についてのインタビューを行いました!

浜田俊さん プロフィール;九州工業大学卒業。元Tableau Japan 会長。IT業界でエンタープライズ、間接販売部門の両分野において40年を超えるキャリアがあり、「企業経営」「人材マネジメント」など日本のビジネスインテリジェンス業界において、豊富な知見と知識を有す。

対談インタビュー第1弾はこちら

ーTableau時代、上司と部下という関係で働かれていたお二人ですが、広瀬社長から見た上司としての浜田さんはどんな方でしたか?

広瀬:「漢」ですね。武士というか、浜田さんがトップにいる時はピシッとしていて、統制が取れるようになる。筋が通っている。私たちが一緒に働いていた「Tableau」は自由な文化があったけど、その中でもちょっとした厳しさがないと堕落した組織になってしまう。その塩梅をトップの浜田さんが取っていた。
浜田:自分はずっと営業のキャリアだったが、昔、数億円の契約を逃してしまった時があった。自分なりにできうる限りの手を使ったけど負けました。その後担当役員に上司と私が呼ばれて、役員から「なんで負けたんだ、会社を辞めろ」とまで言われた。
その時、同席していた上司が「この契約を逃して一番悔しいのは誰だと思います?浜田ですよ。私は浜田が一年以上頑張り続けていたのを知ってる。私もあなたも何か手伝ってあげましたか。そんな浜田によく辞めろなんて言えますね。そこであなたが辞めろと言ったら辞めるしかないでしょ。」と言って、「浜田帰るぞ」と一緒に部屋を出ていった。
広瀬:かっこいいですね。
浜田:この人と仕事ができて良かったと思ったし、この人の為なら何でも出来るとも思った。そういう上司でなければいけないと。ただ、彼のように部下が何をやっているか、何かに悩んでいないかよく見てあげないといけないけどね。反対に真剣に仕事をやってない人はたまには𠮟らないといけないね。真剣にやってないのに偶然数字が上がるということもあるから。パートナーさんから大型の商談が突然舞い込んでくることもあるしね。
エンジニアにも同じようなことが言えて、一生懸命頑張っていても満足な成果が残せないことがある。そういう時こそ上司がアドバイスしたり、相談に乗るべきだと思う。そして、そういう風に頑張っている人は何故か自己評価が低かったりするから、そういう人を評価してあげないといけない。良く若い人にいうことは、頑張っても頑張っても成果が出ないかもしれない。だけど頑張っていれば誰かが助けてくれるし、頑張ってたら最後に神様がちょっとだけ微笑んでくれるよってね。

ー様々な一流企業で経営やマネジメントに関わられていた浜田さんですが、上司のあり方についてなどはどのようにお考えですか?

浜田:自分はやることやらないで、部下に結果を求めるだけの上司もたくさんいるが、それは絶対にだめだと思っていた。自分のモットーは率先垂範、有言実行で、例えば、新入社員の頃から自分は絶対に誰よりも早く会社に行こうと決め、実行してきた。
特にトップマネージメントになってからは朝一番位に出社し、社員の出社時間までに全てのメールをチェックし、返信をしておく。そうしたら誰でも朝出社したら、相談でも連絡でもし易くなるでしょ。
それから、なるべく早く帰ること。理由は私が遅くまでいるとみんな帰り難くなるでしょ。
そして。帰ったらPCをなるべく開かない。夜メールを私が発信すると、部下の人たちはメールをチェックしなくてはならないし、返信しないといけないと感じるから。それよりは先ほど言ったように朝一番にメールを返信してあげるようにしていた。

Tableau時代の社風だったり文化は活かしていますか?

広瀬:Tableauの良いところを取り入れたい気持ちはすごくありますね。あとは遊び心というのはTableauが大事にしている考え方だったので、丸一日遊んでくるという日が全世界のTableauでありましたね。
浜田:あとTableauでは、LGBT等を明文化してなかったと思う。というのは普通に女性がマネージャーなっていたし。例えば営業のトップもマーケティングのトップも女性だったし、明らかにLGBTだと思える人が普通に働いていた。またいろいろな国籍の人が働いていた。当然日本人も米国本社に何人もいた。いろいろな意味で差別がなかった。それがTableauの社風であり、文化になっていたから、明文化する必要がなかったんじゃないかな。
広瀬:そうですね。そういう文化、社風にしていきたい。日本社会にありがちな、会社と自宅の往復生活とかの文化を崩していきたい。働く時間もながいし、働き方も問題になったり、働く意味がわかんなくなっちゃうみたいなのもあるし。そういったことは解決して、働くのが楽しいと思える会社にしたい。
浜田:その会社がいい会社か悪い会社かは、働いている人の顔を見たらいいと思う。社員全員が明るく楽しそうな顔をして働いていれば、それは良い会社じゃないかな。
実際Tableauの面接に米国本社に行って驚いたのは、皆んな社内を走り回るような忙しさなのに、誰もが明るい顔で挨拶してきたのには感動すらして、絶対この会社に入れてもらおうと決心した。

どんなタイプがthomasにいた方がいいのか。

浜田:とても簡単に言うとスキルだとかは別にして、素直な人が一番だね。あと野心があるともっといい。
素直でなくて頭の固い人は伸びてないし、会社に良い影響を与えない。
広瀬:わかります。だんだん会社に人が増えてきて、どんな考えを大事にしようかなと思った時に今は「誠実」「親切」「謙虚」をあげています。嘘をついてまで契約を取ってくるとかは絶対違うと思いますし。足を引っ張るみたいな考えは無くしたい。
浜田:素直な人は普通にそれらができるからね。
広瀬:あと、若い人に求めるのはハングリーさですね。誰かの足を引っ張ってまで上り詰めてやる、と言うのではなくて、結果を出すことにこだわりのある人がいいと思う。
浜田:その通りです。ただ社長の務めは戦略をたて、実行し会社を伸ばすこと。会社が落ち目だと良い人材が入社しても潰れてしまうと思う。
Tableauが活気のある会社だったのは、やはり会社が常に成績が良く、伸びていたからだと思う。
広瀬さん、頑張ってください。手伝えるところは手伝うし、相談にも乗るので。

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