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傘を差さないアメリカ人

雨が少しでも降るとすぐに傘をさす日本人。 
雪が降っても、よく傘をさしている人を見かけます。
同じ光景がアメリカでも見れるかというとそうでもないんです。

今日はアメリカ人の傘のエピソードです。

ワシントン州ってどこ?

ワシントン州というとピンと来ないですよね。 
でも「シアトル」というと皆さん、知ってる!という顔になります。
そうなんです、ワシントン州にシアトルがあります。 
イチローが長いこと所属していたマリナーズがあるシアトル。
当時イチローはアメリカ人にとってもとても人気でした。

日本で「ワシントン」と聞くと、ほとんどがワシントンDCのことを指しますが、一方でワシントン州はその正反対の方向に位置し、
カナダ国境の北西にあります。

私はこのワシントン州に十数年住んでいました。

ワシントン州ってどんな所?

ワシントン州は "Evergreen State" (常緑樹の多い州)とも言われていて、とても緑の多い州であります。
美しいレーニア山があるのもワシントン州。
日本ではマウントレーニアっていうコーヒーございますよね。 
あれ、アメリカにはないんですけどね。(笑) 
国立公園もあり、多くのハイキングコースがあります。

そんな美しいワシントン州。 夏(6月ー9月)は乾季と言われ、雨がほとんど降りませんが、冬は雨季(10月ー5月)。 
雨が降る日が続きます。 雪は1年に1,2回降るだけです。

10月から4月までの雨期における降水確率は54%。

年間降水量は36.2インチ(92センチ)と、東京ほか日本の各地域より少ない。

ザーザーと大雨の日もありますが、比較的ロンドンのように小雨が多いです。

ワシントン州では雨が日常的な出来事です。そのためか、小雨が多いという事実から、ワシントン州の人々は雨に対する扱い方が、日本人とは少し異なります。

なぜワシントン人は傘を差さないのか。

シアトルのダウンタウンに行くと、多くの観光客を見かけます。 
雨の日、ダウンタウンを歩いていると、観光客と地元人の違いが一目瞭然です。
観光客は傘をさしていますが、地元人のほとんどは傘を使いません。

ワシントン州の人々は傘を使いません
日本人は「え?濡れないの?風邪を引かないの?」と言いますが、
多くの人々が防水性の靴や撥水加工のジャケット、帽子を身に着けています。防水性や撥水加工のアイテムを一度着用すると、その快適さに魅了されます。
実際、私もその快適さを知ってからは傘を持つことはありませんでした。
逆に、傘を差している方が実は濡れることが多いと思うほどです。

かなりの大雨でも傘を差している人はあまりいないのが事実です。そして、ワシントン州の人々に尋ねると、
「ウォータープルーフのジャケットと靴があれば、傘を差す理由がない」と言ったり、
「傘? 置き忘れちゃうかもしれないし、盗まれる可能性もあるよ」と
答える友達が多かったのです。

こういった理由で、ワシントン人は傘を差さないようです。

現在の私と傘

日本に帰ってきて3年目。 私は一本だけ傘を所有しています。
それはモンベルのトラベルアンブレラ 50

重さがたったの90g!!
この傘だと、バッグにすっぽり入ってくれるので置き忘れる心配もなく、重くないので、運ぶのも苦になりません。

まだ使ったのはたったの1度きり。 
所有している理由は、日本でレストランに入る際、ジャケットについた雨が落ちると失礼だと考え、その際に使用するために購入しました。 
スーパーやストアへの買い物、もちろん犬の散歩は傘を使いません。 
ストアに入る前に小さなタオルでジャケットを拭くようにはしています。

日本でも、基本、傘は使いませんが、季節に合わせて、性能の良い防水性の靴や撥水加工のジャケット、帽子は使用しています。
それがあれば、どこにでも行けちゃうんです。 
犬との散歩も道なき道を行けるのもこのお蔭です。
自分が雨で濡れる心配がないと、雨の日でも犬たちと楽しく散歩できるのです。 
犬たちの楽しそうな顔を見ると、どんなに寒くても、天候が悪くても、散歩してよかった。 幸せだなと感じるのです。

皆さんもワシントン人のように傘なしの生活してみませんか?

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