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『もの忘れ顛末記 #7』ドラマを見なくなる 好きなことを辞めるのは理由がある

歳を重ねること     ある時までは足していき  ある時から引いていくこと。    目の前で過ぎる時間 いつかの未来につながる体験なのかもしれない。


【7話  ひたすらバラエティー】


    おじい定年後  畑を借りて野菜づくり   朝から夕方まで雨が降らない限りは週に5日は通います。春 夏 秋の3シーズン  夏は収穫   炎天下の中週6日
ちなみに70代

夜はドラマと読書とPC少々   テレビはもっぱらドラマとニュース  お気に入りは米倉涼子とサスペンス    最近気づいたことだけど 時代劇を見ている姿を見たことない  少なくともこの数十年は。

 ふとある時いつもの時間にテレビがついていない。次の日もまたその次の日もこんなこと今までなかったのだけれど

さすがに米倉涼子のシリーズが始まったら・・・・でも見ない。

それからひと月ふた月・・・半年。本人に聞いてみた・・無言。
さあいったい彼の中で何が起きている
さらに時は過ぎて数年。


 突然やってくる。テレビがついた。
何を見ているかのぞいてみたらバラエティー番組。あなたが唯一みるのは
西川きよし横山やすしの漫才だけ。だからその姿が見られるのは ん十年前

その日から画面の中はお笑い番組。ニヤニヤ ワッハッハと声を出す   はじめて目にする光景は新鮮で驚きしかない   お笑い番組を見る  声を出して笑うその姿

楽しそうでなによりです。
ドラマとニュースを卒業です。

・ドラマをみる体力がなくなったこと
・ドラマをみる気力がなくなったこと
・あらすじが頭に入らなくなったこと
・人の名前がわからなくなったこと
・人の顔が識別できなくなったこと
・社会への関心がなくなり始めたこと

もうしばらくしてわかることになるのですが・・・・・。

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