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なんでもアルツハイマー


✩不確かな診断

お父さんがアルツハイマー型認知症と
診断された10数年前

その時って何でもアルツハイマー型認知症
と診断されて
薬もアリセプトしかありませんでした

先発品しかなかったので
薬も高額でした


今さらになりますが
アルツハイマー型認知症だったのか…
何かほかの認知症も併発していたのではないか…

それこそ前頭側頭型よりではと
今なら思います



またアリセプトが原因で
興奮したり唾吐きがあったり
攻撃的なことがあったのではないか
とも考えます


ただアリセプトが合う人もいるので
一概には言えませんが


今は認知症についての
理解も大きくなっていて
検査も色々増えているし

診断も的確さがあると思います

ただ認知症と高齢者のうつは
見分けが難しいみたいです


✩本人も家族も治りたい


認知症は治らない

そう言われています

でもそこには
治るかもしれない
という希望も期待も捨てられない

本人も家族もその思いがあります

だから薬に頼ってしまう

新薬が出たら
これは効くかもしれないと
期待をしてしまう

いつか…
治る薬が出るかもしれない

そう思いながら
毎日を生きています

特効薬なんてないから
サプリメントを飲む人もいます

何でもいいから
治らないかな

興奮したり徘徊して
それが毎日続くと
家族は疲弊します


身体も心も元気な状態ではなく
正常な判断ができなくなる

それをみて先生が安定する薬を出して
その結果、本人がドロドロになる
可能性も出てくるわけです

ドロドロって
もう意欲もなく
言葉も出てこなくなって
表情もなくなる
寝たきりみたいな感じ


私は興奮や徘徊したり
そんな時は本当にしんどかったです
毎月の受診では先生に
状況を書いた手紙を渡していました

とにかく今より強い睡眠薬を出して欲しい

毎回のように書いたと思いますが
状況は変わらず



先生やPSWも誰も助けてくれない

ずっとそう思っていました

✩見方を変える


今だから思えることですが
強い睡眠薬を出さなかったのは
お父さんと私たち家族のためだと
わかりました

今できていることが
薬のせいでできなくなる

その時はとにかく寝たい
休みたい
平穏な日々を過ごしたい

自分のことしか考えていませんでした

でも先生は
今後を見据えて薬を出さずに
いてくれたんだと


先生もPSWもすごく時間をかけて
話を聞いてくれました

話を聞いてくれるだけ
そんな風に思っていた私は
今思うとなんて心がさみしいんだと思います


その時は自分に必死で気付かなかった
周りからの愛情や思いやり

今も余裕がなくなると
自分の思いをぶつけてしまいます

だからこそ
言葉も気をつけて

自分と会話する余裕を持つことが大切
少しの時間でいいから
感情的になった自分と
向き合うことが大切だなぁ〜








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