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【健康】HIITは最大酸素摂取量を上げるためのトレーニングであり、脂肪燃焼効果は証明されていない

こんにちは。てぃろです。

以前↓の記事を書きましたが、おかげさまでそこそこ読まれています。

こんな私の記事でも読んでもらえてるくらい、HIITは人気なようです。

以前、ヒルナンデスでも紹介されていましたし、HIITで検索すれば以下のような記事も見ることができます。

ただ、こういうのを見るたびに思うのです。

「それ、HIITちゃう…。」

さらに、脂肪燃焼効果がある!など、効果が誇張されているのではないかと思います…。

そこで、今回はHIITトレーニングで誤解されていると思うことを書いてみます。

HIITとしてよく紹介されているは、タバタ式トレーニング

HIITは、High Intensity Interval Trainingの略で、訳すと高強度インターバルトレーニングといい、高強度の運動と休息を短時間で繰り返し行うトレーニング方法の総称です。

その中でも、タバタ式と呼ばれる方法があり、これが最近よくHIITトレーニングとして紹介されています。このトレーニング方法は海外で流行っていたそうで、これを逆輸入した形になってしまっているみたいです。

#以下では 、HIIT = タバタ式として書いています

海外で勝手に流行った結果、本来のタバタ式ではない方法が出回っているらしく、研究されたご本人である田畑教授が、研究成果とともに詳しいトレーニング方法をまとめて、以下の本を出版されています。

詳しいタバタ式トレーニング方法を知りたい方は、ぜひ上の本を購入して読んでください。

カラーで書かれていて、ページ数も少なめで、すぐ読めます。トレーニングメニューも紹介されているので、これからHIITを始めたいと思う人にはオススメです。最初のほうには専門的な研究内容も紹介されていて、すごく勉強にもなりました。

以下では、この本でも言及されていた内容を踏まえて、世間で最も誤解されていると思う点について、私なりにかみ砕いて紹介したいと思います。

誤解1:HIITトレーニングは痩せる!とは証明されていない

上の本によると、脂肪燃焼効果のエビデンスはないそうです。HIITトレーニングで直接痩せた!脂肪がめっちゃ燃えるようになった!は真実かわからないのです。ウソとまで言いません。真偽不明です。

激しい運動なので、汗もかくしむくみもとれます。日々の活動量も増えていくことで、一日の消費カロリーも増えるでしょう。だから、体重も減ることはあるかもしれません。

でも、それってHIITトレーニングが脂肪燃焼能力を上げたからですか…?そこの因果関係が証明されていないのです。

つまり、因果関係が不明なことが宣伝されているのです。痩せたいからってHIITだけやってればいいとは言えないということを覚えておきましょう。

誤解2:しんどくないのはHIITではない

HIITは、High Intensity Interval Trainingの略。訳すと、高強度インターバルトレーニング。

そう、高強度なのです。

高強度であることが重要なのです。簡単にできたら、高強度ではないのです。高強度であるとは、最大心拍数が70%以上になる、ということです。

HIITは、まじめにやると、特にキツいトレーニングです。私もやった後は立ち上がれずしゃべりもできなくなるくらいです。本当はHIITはそれくらいキツいものなのです。

本当にHIITとしての効果を得たいのであれば、テレビなどで紹介されているような笑いながらできる程度ではいけないのです。

HIITの本当の効果は、最大酸素摂取量を高めること

HIITの最大の目標は、最大酸素摂取量を高めることにあります。なので、田畑教授の上記の本でも、最大酸素摂取量に関しての考察や説明が多くを占めています。

そもそも、このトレーニング方法は、アスリートの方々がさらに限界を超えて、持久力を高めるために開発されたトレーニング方法です。

つまり、一般人が痩せることを目的として作られていないのです。なので、キツイのは当たり前だし、脂肪燃焼効果まで言及した研究がないのも当たり前なのです。

ただ、結果としてミトコンドリアが活性化される、などの別の効果もあるという見解もあるので、副次的な効果として痩せるなどは期待できます。ただあくまで副次的なものなので、過度の期待はしないのが吉です。

謳い文句を鵜呑みにせず、その方法の本当の効果を知ることが肝心

ダイエット系のトレーニング方法についての宣伝はだいたいこんな感じです。

・すぐに効果が出る!
・楽なのにすごく痩せる!
・脂肪燃焼効果がすごい!

すべてウソとまでは言わないものの、ほとんどの場合で誇張されています。

「ほんとに痩せてる人いるじゃん!」という声も聞こえてきそうですが、実験によって証明もされてないので、因果関係がわかりません。つまり、ウソとも言えないけど、ホントということもできない、という意味です。

人間は、食べればエネルギーを蓄え、動けばエネルギー使う。その蓄え方や使い方は個人差がありつつも、この原則自体は変わりません。

あとは、そのトレーニング方法が、この原則の中でどのような効果を持つのか?それが自分の今求める効果なのか?これを見極めることが非常に重要なのです。

効果がどうとか言ってるけど、結局続けられるトレーニングであることが一番大事!

どんなに効果が高くても続けられなければ意味がありません。

HIITはキツいです。だから、続けられない人もいるでしょう。そんな人は、自分が求める効果があり、続けられるものをまず見つけてください

それには、トレーニング方法を調べるだけでなく、実際にやってみないと本当に自分が続けられるものかわかりません。

続けられるかどうかのポイントとして、今の自分にとってキツくないか?というのもありますが、一番大事なのはやってた楽しいか?性に合ってるか?だと思います。

私にとってはHIITのキツさは性に合ってたので続けられています。

ちなみに、↓の記事などで紹介していますが、そのトレーニング方法に至るまで2年程度の試行錯誤を繰り返しました。

ここでも紹介していますが、HIITをするときに楽しい音楽()を掛けることも重要です。

トレーニングは楽しくやらないとですね!

とはいえ、トレーニングの目的は自分の体を理想とするところに近づけるためなので、トレーニングが持つ効果はしっかりと自覚してやりましょう。そうしないと、せっかくのトレーニングがもったいないですからね。

それでは、よいトレーニングライフを!

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