価値提供 ≠ お金を稼ぐ - はたらくの意味を通して幸せについて考えた
こんにちは。てぃろです。
”はたらく”の意味が多様化しています。
コロナも相まって、はたらくという定義そのもののパラダイムシフトが起きているんだと思います。#はたらくってなんだろう コンテストが開催されているのもこれを裏付けていると思います。
みんな今までと違う働き方でお金を稼ごうともがく中で、何に対してお金を払ってもらうのか?を考えることが増えていることも、はたらくとは?と考えさせることを加速させているのかもしれません。
そんな中、私もはたらくの意味を考えてみました。結論から言うと、
”はたらく”とは、自己または他者に対して価値提供する行為
なんじゃないかな、と思っています。
自己または他者に対して価値提供する行為
ちょっと固いこと言ってますが、要するに、
自分でも他人でも誰でもいいから提供された側が楽しかったりうれしかったりすることをやる
というのをはたらくって言おう、ということです。
・物を売る
・ゲームを楽しむ
・風呂を洗う
私に言わせると、これらはすべて”はたらく”です。
でも世間一般では、一つ目の物を売るについてのみはたらくというと思います。これは言い換えると、1つ目はお金を稼ぐ行為だから、という認識のもと生まれていると思います。
ですが、現代においてこれは実は完全に正しいわけではないです。そもそも幸せになれない考え方だと思います。
そこで考え方の転換として、価値提供とお金稼ぎを切り離してみてはどうでしょうか。
価値提供 ≠ お金を稼ぐ
まず先に挙げた例について具体的に考えてみます。
2つ目のゲームを楽しむ、はいかにも遊んでいる = 自分にのみ価値ある行為と言えます。従来ならはたらくとは程遠い行為です。
ですが、今やゲーム配信やゲーム実況という形で、自分が楽しみながらも視聴者にも楽しんでもらうことができます。
加えて、広告や投げ銭による収入まで発生させることができます。
つまり、今やゲームを楽しむことはお金を稼ぐことにもなるのです。これは従来の考え方におけるはたらく(=お金を稼ぐ)に相当してきます。
次に、3つ目の風呂を洗うについて考えてみます。ここでいう風呂を洗うは、自分の家の家事としての風呂洗いだと思ってください。
そうすると、風呂洗いはお金を稼ぐことができません。家事なので誰もお金をくれる人はいません。
ですが、風呂を洗うことはすがすがしい気持ちで風呂に入るという価値を提供することができます。自分にとっても同居する人にとっても素晴らしい価値です。
これをはたらく(=価値提供)ということは自然なことではないでしょうか。
ここまで見てきた内容をまとめると、
・ゲームを楽しむことは、自分にだけ価値ある行為に見えて、実はお金を稼ぐことができる
・風呂を洗うことは、お金は稼げないけど、確かに価値を提供している
つまり、
・お金になる価値提供
・お金にならない価値提供
の2種類がある。言い換えると、
価値提供 ≠ お金を稼ぐ
ということだといえるのではないでしょうか。
お気づきの方も多いと思いますが、このような構造は昔からあったんじゃないかと思います。ただ、現代においてはこの構造をもつものが顕著に増えていると思うのです。
代表的なのは、サブスクリプションサービスです。月々数百円の低価格で、継続的にサービスを受け続けることができます。つまり、受けた価値に対していくらのお金を支払っているかもはや明確に示せなくなっています。
逆に、無料でサービスを受け続けることができる場合もあります。これこそ価値提供がお金稼ぎとイコールではない例です。
このように、価値提供がそのままお金を稼ぐことと直結しない例が増えているのです。
では今更、価値提供 ≠ お金を稼ぐと改めてはたらくことを捉え直すことに何の意味があるのか?
それは、私たちが幸せになるためです。
お金を稼げなくても、みんなが価値提供し合えれば幸せ
現代は人類史において類を見ないほど豊かになっています。そんな中、お金を稼ぐことだけが幸せではないと気付く人も増えてきました。
それでも、働かない人は人ではないといったような考え方はまだあるように思います。
でも、風呂を洗う例で考えた通り、お金を稼げなくても人に価値を提供することはできます。それで家庭内は幸せに一歩近づきます。
風呂を洗ってくれた妻や夫、親や子供は価値を提供してくれました。はたらいてくれました。
お金は稼げなくてもちゃんと価値を提供しています。私はそうやっていつも家を支えてくれている妻に感謝しています。
お金を稼ぐだけがすべてではない。
はたらくこと(=価値提供)がお金を稼ぐこととイコールではないと広く認識され始めた今こそ、価値提供とお金稼ぎを切り離して、本当に豊かに幸せになるための考え方へシフトしていくことができる、そんな時代になっているんじゃないかな。と思っています。
しかし、お金は生きるために・望む生活をするために少しは必要です。だから、お金はすべてではないですが、お金は稼がなければなりません。
お金を稼ごう。楽しく稼ごう。
具体例として挙げた2つ目のゲームを楽しむ、のように自分が楽しい上に他の人にも価値提供してお金を稼ぐことができる方法が増えてきました。
他にも、
・いつもの生活の一部を見せる(ルーティン動画)
・プラモデルの作成過程を見せる
・絵の制作過程を見せる
といった形で、何かの過程を動画で公開することが流行っています。
動画で公開すれば収益になります。つまり、あなたが楽しく過ごしているところを見せるだけでいいのです。
このように、”はたらく”は多様化しています。
会社員としてはたらくだけがお金を稼ぐ方法ではありません。私も自分が楽しく稼げる方法を毎日模索していろいろ試しています。
ここまで読んでくださったあなたも、楽しみながらお金を稼ぐことができると幸せだと思いませんか?
あなたにとっての新しいはたらき方を見つけていきませんか?
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いつも記事を読んでいただいてありがとうございます。少しでもあなたの人生にプラスになる話ができているとうれしいです。