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出産後の百貨店の販売で仕事復帰

出産後の仕事復帰に帽子デザイナーさんのアトリエを選んだ私ですが

店舗が百貨店にもあったことから、
その時募集があった販売員で入社。

ですが、やはりずっと作る仕事に関わっていたので、
アトリエ勤務を狙っていつか制作の方にいけるようになる!

という目標を持って入りました。

私の頭の中には既にプランがあり。

・入社しばらくは販売を頑張る
・2年後くらいから二人目妊活
・妊娠したら育児休暇をもらう
・復帰と同時にアトリエ勤務中心にしてもらえるように頑張る


子どもが1歳半で保育園。ママは初の百貨店勤務。

初の子育てに新しい職場。
不安だらけ。

販売は初めてではないけれど、百貨店の販売は初めて。

普通、早番でも18:30までの勤務。
ですがワガママを言って17:00までにしてもらった。

想像以上に百貨店勤務は大変でした。
とにかく覚えることが多い

フロアのことは他の階でも即答しなければならないし、
レジでポイントの付くカードの種類はどんどん増えるし、
(ポイント率もカードごとに違う。)
海外のお客様のカードは違うシステムだし、
ギフトラッピングや熨斗紙のこと、
外商さんのサービス、
ギフトカードの種類、
季節ごとに変わるキャンペーン。

正直、最初は頭がパニック!

そして百貨店あるあるの意地悪な社員さん。
怖いレジ担当の人。

仕事の行き帰りの電車の中では
メモしたノートを何度も読み返して
休み時間も食堂で更に勉強した。


でも一番大変だったのは保育園の送り迎えにギリギリだったこと。

行きは7:40には家を出て、
17時に終わっても家に着くのは19時くらいでした。

荷物も大量で、一人目の時はまだしも、
二人目ができた時は前と後ろに子供を乗せて、
自分のリュックを背負って更に自転車の両ハンドルに荷物を下げて
すごい勢いで自転車をぶっ飛ばしていた。

今思うと本当に危ない。

とにかく毎日必死。


子どもの体調不良の連絡が怖い

みんなが怖い、保育園からの電話。。。

これがちょくちょく職場にかかってくるので本当に嫌。

「保育園から電話だよ」
と言われた瞬間に、察知する子供の体調不良。

「すぐに迎えに来てください」
と言われるのだが、そんな空気じゃない時とか
みんなに「帰らないといけない」と言うのが辛かった。

いつも人手が足りていない販売の仕事。
早番と遅番の二人しかいなかったので、
わたしが抜けると残る一人に本当に申し訳なかったです。

みんないい人で理解ある職場だったから良かったけれど、
嫌味をいう上司などに耐えているママさんは、
我慢せず辞めて欲しいと思う。

辞めるって言いずらいけど、理解ある職場は他にもあるよ!
我慢しないで。


うちの子はとにかく胃腸炎に毎年かかってしまうという
最悪の時期があり、1~2月は地獄でした。

胃腸炎からのインフルエンザとか本当に最悪。
月の半分しか仕事に行けないような時もあった。

自分にもうつるし、他の家族にもうつるし、
仕事に行けないし本当に最悪。


私の場合は週に3日ほどのパート勤務。
忙しい時は週4~5日。
暇な時は週2日など、波はあるが、フルタイムで働くママには
本当に頭が下がります。


勤務日じゃない日は家でも仕事

その頃は余裕がなく、今まで家でしていた仕事はかなり絞っていた。

帽子デザイナーさんの会社ではWeb系の仕事は全部わたしが担当していた。

更にDMを作ったりPOPを作ったりする
PC関係の仕事もほぼ私がしていた。

ですが販売の日はできないので、平日の休みの日に
PC関係の仕事をしていたり、
納期が迫っている時は子供が寝た後に夜していたので
ほぼフルタイム状態でした。

一番しんどかったのが、
子どもを寝かしつける時に一緒に寝てしまい、
夜中に目が覚めて、そこからPCに向かわないといけない時。


寝てしまいたい。でも今日しておかないと・・・
と自分との葛藤。

ベッドから這い出てよく頑張ったなと
あの頃のわたしに言ってあげたい。笑


アトリエ勤務が楽しみだった

販売員が足りてる時には
たまにアトリエ勤務になったりもした。

「アトリエ勤務に興味ある?」
と聞かれて「はい!」と即答。

先輩の補佐的な仕事が多かったけど、
それでもワクワクしたし、作る仕事はやはり楽しくて仕方ない。

帽子卸の会社での作り方とは全然違う作り方が新鮮で、
本当に全部ハンドメイドだからこそのこだわった丁寧な仕事は

大量生産とは違う魅力があって没頭した。

毎日アトリエ勤務だったらなぁと思うくらい。

この頃から、二人目妊娠するまでには
もっともっと仕事ができるようになって、

会社初の育休を取らせてもらって
復帰して欲しいと言われる人材になるぞ!
毎日必死でした。


妊娠中の仕事は大変だった

勤務2年を過ぎた頃に妊活スタート。
妊活していることは会社にも伝えていた。

私の場合、つわりが特にひどい・・・。
だから妊娠したらつわりが酷くてその時期だけはお休みするかもしれない

ということも伝えていました。
言いやすい雰囲気だった会社には本当に感謝です。

宣言通りに、通勤途中に何度も気持ち悪くなったり、
何度も途中下車したりと
仕事に行くのが難しくなり、夜は吐き続けて寝れない。

限界を感じたので、つわり時期の2か月間はお休みさせてもらった。

晴れてつわりから抜けた頃に復帰したけれど、

お腹が大きくて立ち仕事。
行き帰りは自転車。

などかなり無理していたのかもしれない。

産婦人科で
「そろそろ仕事は限界じゃないか?」
と止められたけど、あと1ヶ月で臨月だったので、
なんとかそれまで働きたい!とお願いして無理しないようにした。

会社でもみんなが重い荷物を持ってくれたり、
電車では席を譲ってくれるサラリーマンがいたり、

優しい人たちに囲まれて、無事に臨月を迎えた。


育児を願い出る。そして復帰後のポジション

数人の小さな会社だったので、
これまで育休を取った事例がなかった。

「出産した後はどうするの?」
と聞かれた時に

「復帰したいと思っています。
復帰後はできればアトリエ中心の勤務がしたいです!」

と勇気を出して言いました。

私がこれまで作ることを仕事にしていたことも分かったいたので、
きっと販売より作りたいんだろうと思ってもらえていたのかも。

「販売が足りない時は販売応援してもらうけど、
できるだけアトリエ中心にしていこう。席は空けておくから。」

と言ってもらえた時は嬉しくて仕方なかったです!


あとは育児手当について。

パートでもある程度勤務時間があれば、雇用保険さえ
加入していれば育児手当はもらえるはず。

数人の小さな会社だったので、育休の前例がないのは知っていた。

なので、自分で色々調べて、
「どうやら育児手当がもらえるらしいです。」
と提案してみた。

お金を出すのは国ですが、
手続きは会社がするので、ハローワークに行ってもらわないといけない。

忙しいのに申し訳なかったですが、
すんなり受け入れてくれて、手続きしてもらえたので
すごく有難かったです。



働くママの失敗・パニックのいろいろ

思い返すと笑い話ですが、あの頃は必死。笑

・雨の日の保育園の送り迎え
これは大変だった。
最初はカッパを着て、帽子をかぶって、長靴を履いて、
完全防備でいきましたが、百貨店勤務なのに
雨で化粧が全部取れたり、長靴で販売できないので、
靴を持って行くのも荷物だし、雨の日は最悪でした。

脱いだカッパを自転車のカゴに入れて出勤して、
帰ってきた時に盗まれていた時は怒りを覚えましたよ。
子どものカッパまで盗むなんて・・・。

鞄も雨でずぶ濡れ。
レジャーシートをかぶせて洗濯ばさみで止めて
荷物を雨から守っていたけど、
強風で飛んでいってしまって、、、、、。笑
とうとう心が折れました・・・・。

完全防備のカッパ姿を見て
「そんな恰好で会社にいくん?」
旦那に笑われた時には
「車出勤のお前が送り迎えしないせいだろ!」
と叫びましたよ。

雨の日は車で駅まで行こう

駅の駐車場に車を停めていく駐車料金は
旦那に払ってもらおう。笑

そう決めてから楽になりましたよ。


・保育園に行く途中で嘔吐
なんとなく体調悪そうだったけど、
この前も休んだところだし、もう会社休めない!

そんな時に限ってやっぱり嘔吐するんですよね・・・。

その場で電話して引き返すしかないやつ。。。

なんとか保育園までたどりついても
会社に着いてすぐに保育園から電話がかかってくる
ことも何度もありました。

せっかく来たのにまだ戻るやつね。

仕方ないけど、仕事できない~!!!


・朝方の子どもの高熱
これはしょっちゅうありました。

一緒に寝てると、朝4~5時くらいに子供の体が熱くて
目が覚めるやつ。

そんな時に限って、先週も休んだりしてて、
もう休めない。

大急ぎで実家に帰って、子どもをお願いして
すぐ出勤。
ギリギリセーフ!ってやつです。

高速ぶっ飛ばして隣の県の実家に行って、
そこからまた満員電車でいつもより遠い場所からの出勤。

これ、ホント何度やったか。。。。。

実家が遠い人とかどうしてるんだろう?
っていつも思っていました。

母がいなかったら、会社クビになってたと思います。


・小児科が開いている時間に間に合わない

これもあるあるですよね。

小児科ってだいたい18時まで。
でも18時に行ったら嫌がられます。笑
(だいたい17:30受付終了とか)

だから仕事終わって、迎えに行った時に
「あ、これヤバいな。すごい鼻水でてる」

今のうちに病院で薬もらっておきたい!

と思っても絶対病院には間に合わない。

あと1時間長くやってくれたらなぁといつも思っていました。

病院くらい行く時間作りなさい。
と母にもよく言われたのですが、

行けるなら行ってるわ!
と叫びたかった。

病院連れてってくれて、薬もらうだけのバイトを雇いたい。

本気でそう思ってました。


子どもがいると本当に当たり前の生活を回すのが大変。

・朝のドタバタ
・仕事
・帰りの猛スピードでのお迎え
・帰ってからのご飯→お風呂→寝かしつけ
・夜中のPC仕事

気が付いたらベッドで気を失うように寝て、
すぐ朝になる。

でも、そんな毎日でも少しだけ先の目標や夢を持ってほしいな
と思います。

私の場合は
会社に必要とされる人材になって
育休とアトリエ勤務を手に入れる

だったので、仕事を能動的にする!
という当たり前のことを積み重ねただけですが、

子どもがいると、それされも遮られてしまうことも多々ありですよね。

働くママさんたち!
大変ですが、今の頑張りが将来を作り上げます。

一緒に頑張りましょうね。(^^♪

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