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デザイン思考とフレームワーク

フレームワークはその名の通り枠組みなので、発想に制限が生じる可能性を高めます。
自由な発想を阻むような行為はデザイン思考の考え方に反しているように思われます。
ですが、フレームワークを用いることにより、視点を整理しやすくし、コミュニケーションを取りやすくするメリットがあります。
デザイン思考はフレームワークと無縁のように思えますが、実はそうでもないです。

例えば共感マップがあります。
潜在的なニーズを探るための手法として行動観察があります。その行動観察で共感マップを使用します。
共感マップでは、4つの観点を持ちます。

・何を言ったのか(say)
・どんな行動をとったのか(do)
・どんな思考をしたのか(think)
・どんな感情を持ったのか(feel)

行動観察では、何を言ったのか(say)、どんな行動をとったのか(do)、観察した対象者のありのままの事実を把握します。
そこから観察した対象者がどんな思考(think)をし、どんな感情(feel)を持ったのかを洞察します。

共感マップはひとつのフレームワークと見ることができます。

デザイン思考といえどもフレームワークを適切に取り入れることで物事が円滑に進むこともあるのです。
要は何でも使いようです。


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