4月25日って何の日?in ニュージーランド・オーストラリア

4月25日まであと数日となった。
4月25日はというと…オーストラリアとニュージーランドではアンザックデーという祝日である。第2次世界大戦で国のために亡くなったニュージーランドとオーストラリアの戦没者・戦争に関わったすべての人々を追悼する大事な日。すいぶん前になるが現地でパレードを見た。軍服を着て歩く者、その胸元にいくつもの勲章を付けている者、車いすで参加する者、その行列の行進を見たとき心揺さぶられるものがあった。日本はオーストラリアに爆撃をした唯一の国だったからだ。戦争を経て生き残った者達とその親族をこれほど大勢間近で見ることはそれまでになかった。本や映像からではあれ程感極まった気分にはならなかっただろう。彼らが戦い生き残ったからこそ今のニュージーランドやオーストラリアがあり今生きている人々がいるのだ。

戦争というものはどの国も自国のために戦う。皆が戦いたいわけではなく戦いたくなくても戦わざる負えない生きるか死ぬかの緊張感の中いるものだ。

戦争に負けたからといって戦死した犯罪人でもない兵士達が敬われない日本という国に対して強い憤りを当時感じた。そして他国の顔色を未だに伺い続ける日本は本当の意味で独立出来ておらず、意に反して戦わざる負えなかった日本の戦死者達があまりにも哀れではないだろうか?

伝統的なお祭りではなく名ばかりの祝日でもなく、こういう歴史を感じる日は大事だと思う。日本に欠けてるところはこういう所だと思う。
長崎や広島に原爆が落とされた。
だから亡くなった民間人犠牲者の追悼を毎年し、戦争反対と永遠に訴え続けるだけの教育でいいのだろうか?
日本は唯一の被爆国でありその事実を学ぶ事は大事だが
植え付けられた自虐思想の日本人としての誇りを失わせる教育を今後も永遠に続けていくのだろうか?バランス感覚のある歴史教育が必要だと思う。

だからこそ国外に出ていろいろな物を見て感じてほしい。
あなたはどう感じるだろう?

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