認知症介護の裏側 「おじとの確執」ver.2

昨日の投稿では、僕のおじに対してこれまで幾度も感じてきたストレスがついに爆発したことについて書いた。

おじは父の兄。おじ家族は年上の奥さん(おば)と娘の3人構成であり、東日本のある市に今も3人で暮らしている。

父曰く、おじはこれまでの人生で介護をしたことがないのでは?とのこと。
僕が生まれる前に死んだ曽祖父が認知症を患い、祖母が介護していた時は海外に留学中または住んでいたときらしい。またおばの母、おじにとって義母が介護が必要になった時にはおばの兄が率先して介護をし、その後施設に入居したとの話だ。

そんなおじは現在祖母の通帳などを管理している。父がお金にルーズな性格なので管理をさせるのが心配ということで数ヶ月前から父に代わりおじたちが通帳を管理することになった。

ここからは本題である僕がおじに対して感じていたストレスが爆破するまでの出来事を時系列順に、数回にわたって書いていこうと思う。

出来事1「ばあちゃんのお金はばあちゃんのために使わないといけない」
今年の春、僕はおじにラインを送った。
本当は"今年の春”など書かずに○月などと書いた方がいい気がするが、僕はおじのとやりとりを見返す気にならない。これまでおじが僕に対し送ってきたラインを見返すと、収まったはずの怒りが再沸騰してしまう恐れがあるから見たくないのだ。

僕が送ったラインの内容は、祖母の介護が終わった後に"介護代”としていくらか貰えないか?というものだ。当時はまだ父が通帳を管理していたが、やはりお金の話、そして家族の話であるためおじに了承を得る必要があると思ったのだ。

ちなみにこのお願いに関しては、僕1人で思いついたものではない。
母やMさんや親友など、僕の事情を知っている有識者数名から「貰えないとおかしい」と言われていた。

母は某金融機関で働いてるため、介護に関するお金事情は詳しい。
母は僕に対し、僕が祖母を介護したトータルの月数×数万円を介護後にもらうことを提案してくれた。1ヶ月あたりの介護代がどのくらいかはおじと相談した上で決めたら、とも言われたので、おじに対して目安として50万ぐらい欲しいと伝えた。

しかし、
「ばあちゃんのお金(貯金+年金)は祖母が残りの人生を楽しむため、入院時や亡くなった後の葬式等に必要である。だから、〇〇ちゃんには渡すことができない。」

と、おじから返信が来た。

とにかくショックだった。
確かにおじが言うこともわかるが、僕にだって人生がある。
僕は24歳、大学時代の友人は仕事をして貯金もしているのに、僕は介護で貯金どころか介護が終わったあとの未来が見えない。どこかに就職して以前のように一人暮らしをしたいのに…

祖母の認知症に翻弄され、介護を頑張っているこの期間は「ボランティア」ではない。祖母のためにお金も時間も犠牲にして祖母孝行をしました、では済ませるわけにはいかないのだ。

ちなみに僕は先日介護認定のために我が家を訪れた認定員とケアマネに伝えた。
認定員もケアマネもその道のプロであり、プロ目線で僕がおじに提案したことがおかしいことなのか、当然のことなのか知りたかった。
父の面子もあるため話すべきか悩んだが、この提案は僕が単独で思いついたものではないし、おじからそんなことを言われたのにも関わらず介護を続けざる得ない家庭状況を知ってもらいたいと思ったのだ。

この話をしたとき、認定員は「これまでたくさんの家の家庭事情を見てきたけど、こんな話は聞いたことがない。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、お孫さんが可哀想すぎる。」ケアマネは「〇〇ちゃんはこんなにも頑張ってるのに…私が同じ立場ならお小遣いとしていくらかあげるわ。」と言われ、僕がおじに提案したことは第3者からしても見当違いなことではないことがわかった。

出来事1について書いただけでかなりの長文になってしまった。
他の出来事は次の投稿で暴露することにする。






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