認知症介護日記52 「声が出ない=介護できない」

3日前あたりから僕は咳が出るようになった。
昨日からは咳が続くようになり、今日からは咳がさらにひどくなって、咳のしすぎで肺は痛いし、言葉を発そうと試みるも声が枯れてうまく話せない。

父も僕ほどではないが、咳が出ると訴えている。
父曰く、「クーラーの掃除を長年していないから」とのこと。

僕の実感では、今日だけで1000回以上も咳をしたような気がする。
ネットで調べたら咳1回あたり4カロリーも消費しているらしく、僕の身体はボロボロの状態だ。

祖母がデイに行っている間に僕は病院に受診することを考えているが、僕の気持ち的には明日の晩は祖母をショートに預けたいと思っている。

理由は咳のしすぎで体力を消耗し家事どころではないのはもちろんあるが、それ以上に声が出せないため、祖母と全くと言っていいほど意思疎通ができないので介護どころではない。

声が出せないので、何か言っても祖母はガン無視。
声が枯れてわかったが、これまで祖母が家中を動き回っていても安心できていたのは、僕が大きな声を出して遠くにいる祖母とコミュニケーションができていたからである。だが、声が出せなくなると家中は動物園と化す。

「明日は早く仕事を上がれそうだからショートに預けなくてもいい。」
と、父は言うが声が出ないと介護どころではない。火曜日と水曜日は父が休みだから2人体制での介護ができるが…

とにかく明日だけはショートに預けて体調を万全の状態にしたいと、心から願っている。



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