![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42413662/rectangle_large_type_2_00873ef8a96ff25f2e6918f1088791b1.jpeg?width=1200)
自我
私が話す私の話に、一緒になって身を焦がしたり憤慨したり蕩けたり、しないよね。
温度はきっと移らないんだよ。
うーん、少しは熱を与えるかもしれない。
でも殆どは情報として、大まかに噛み砕かれて処理されて、興味を消化するための作業でしかないんだ。
大概人は他人を主人公に位置付けない。
認められたい一心で好きでもないことに奔走してもさ、たぶんそんなに熱を持って見てくれていない。
そのくせ目が良いから見栄を見抜いて世辞を言うの。
誰のために、何のために時間を消費しているのだろう。
時代は変わったと思う。
他人がいないと幸せになれない脆弱性に目を覚ました私達、豊かさの概念を疑った。
お金で買えるものは、お金を手にすれば買えるから要らない。
買って終わってまた欲しい、それが無意味だったとようやく気がついた。
考え、作り、失敗し、工夫し、成功して
自分自身が満たされる瞬間を手に入れたい。
愛着のある日常、愛おしい人生を送ろうよ。
花代