シンキングあし

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シンキングあし

ニッキ Tumblrと並行 https://www.instagram.com/thinking_ashi

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午後

身体を傾ける度、体内の熱い液体も傾いて徐々に内臓が焼ける感覚。身体の中心部、心臓ではなく胃袋が熱を発する。 思えば最近は、心臓の主張を感じていない気がする。生きているから動いているけれど、強く鼓動を打たされるような瞬間、もうしばらく無い。 仕上げに使う紙やすりのような、繊細な凹凸の中を進む日々。通った後で先駆者達の獣道だと気がつく。もっと痛かった彼らの流した血が、あちらこちらに付着していて少し安心する。 私はどれくらいの傷を負っていて、どれ程の血を流しているのか。これで

    • しばらくはinstagramに貼ってあるページをメインで更新します。大金星

      • 幸福論

        手堅さって何だろう。 愛されるためにそれとなく、忙しなく、当たり障りなく、そんな生活をして得て失うこと、刺激を他人に委ねているように思えた。幸福の委託は危うく脆弱。 愛されて幸せのその前、どうせなら幸せな私を愛して欲しい。 一番良い状態、まずは自分で保っていたい。最も良いものを推し薦めたい。 意味の有る多忙なら喜んで引き受ける。 限りがあり、取り戻せない時間を その一瞬に存在する富を 対価として犠牲にできない。 生まれた瞬間から全てが異なる人間達、豊かさの足並

        • 奇人変人で食い扶持が頂けるならいくら言われたって構わないけれど、ただの褒め言葉だと思って発するなら一度考え直した方が良いと思う。嫌とかじゃない、リアクションに困る。

        • 固定された記事

          普通は…って言い表されたもののほとんどを理想は…と解釈しています。悲観も大袈裟も透かすくらいには一応アダルトだもの私、未だ青くてもね。

          普通は…って言い表されたもののほとんどを理想は…と解釈しています。悲観も大袈裟も透かすくらいには一応アダルトだもの私、未だ青くてもね。

          鈍感という性質、そんな武器の脅威に晒され 考える私を不憫だと愛おしむ人間達の嗜好品になぞ 誰がなってやるものか。 溢れる情熱や誠意を正義だと思い込むめでたい思考は 正に鈍さの真骨頂。 仲間は要らない。 センシティブに朽ち果てようぜ。

          優れたいから生きている。

          優れたいから生きている。

          従事したことが無い職業を小馬鹿にできる人間は弱い。見栄と虚栄心に侵され、人生の主導権を他人に握られ、まるでハリガネムシに寄生されたカマキリみたい。立派な鎌を携え自我無く向かった先、くれぐれも溺れないでね。

          従事したことが無い職業を小馬鹿にできる人間は弱い。見栄と虚栄心に侵され、人生の主導権を他人に握られ、まるでハリガネムシに寄生されたカマキリみたい。立派な鎌を携え自我無く向かった先、くれぐれも溺れないでね。

          目を開いた瞬間、発光する世界へ投げ出される 人の眼差し、唇の動き、指先の微動 気がついてしまう剥き出しの神経 高感度 仕舞えない神経 気を利かせることだけが容易い 映画 鑑賞30分後、ディナーを楽しむ大人達 色彩と音響、30日間乱心する私 足元を歩く鳩に幸せでいてほしいと願う 寒い夜、目に入った野草に寄り添っていたい 余裕で気まぐれな綺麗事、だったら良かった 私の神経は扱えない精密さを誇り 使えなければきっと高燃費な欠陥品と呼ばれる 見えるものはど

          肯定

          この生活、価値がつく全ての物に何の意味があるのだろうと感じる瞬間がある。 突然、足元の床が抜け落ちていくように、何を手にしても変わらないような、力を注ぐ先に底がないような虚無感に覆われてしまう。 そして考えても考えなくても、市場や幸福度の概念は簡単に変わるはずもなく、冷徹な世界は淡々と日没を繰り返す。 写真を撮って、言葉を残して 植物を手入れして、自分を磨いて 見せない所で食い扶持を稼いで、 この生活を公にしてから11ヶ月間 怠けることはいくらでもできた。 歳

          自我

          私が話す私の話に、一緒になって身を焦がしたり憤慨したり蕩けたり、しないよね。 温度はきっと移らないんだよ。 うーん、少しは熱を与えるかもしれない。 でも殆どは情報として、大まかに噛み砕かれて処理されて、興味を消化するための作業でしかないんだ。 大概人は他人を主人公に位置付けない。 認められたい一心で好きでもないことに奔走してもさ、たぶんそんなに熱を持って見てくれていない。 そのくせ目が良いから見栄を見抜いて世辞を言うの。 誰のために、何のために時間を消費している

          私ね、出来ないことと怠慢の境界線をはっきりさせておきたいの。淡々とではなく、強く望んで生きているの。怠けた先に生きた心地はしなかったよ。時が過ぎた喪失感に強く打ちひしがれた。私は生を感じて、毎日を脳に焼き付けて生きたいの。

          私ね、出来ないことと怠慢の境界線をはっきりさせておきたいの。淡々とではなく、強く望んで生きているの。怠けた先に生きた心地はしなかったよ。時が過ぎた喪失感に強く打ちひしがれた。私は生を感じて、毎日を脳に焼き付けて生きたいの。

          365日、タイトルの付くテキストを90本程うみました。

          365日、タイトルの付くテキストを90本程うみました。

          代え難い

          死んだことがある人は居ない 死を知った人は居る 死んだ人は居ない 今日を生きた私 明日は不確かな私 明日は皆不確かで同じ 鉄塊も幸運も まさか自分に落ちるとは思わない 明日を生きるつもりでも 明日を生きないつもりでも 皆様 次の朝日を見つめて居ますように それが美しくても 眩しくても 目を開いていますように 寒さで死に絶えた庭の虫たち 寒そうな亡骸は風に吹かれた 冬を越さない彼らと 冬が寒い私達 人間が冬を越す夢を見た

          啄まれぬよう青臭く 糧にされぬようえぐくて生意気 完熟という大成までは 一際目立ち手がかかる 日を浴び生きる 枯れて死ぬ 腐っていたから根を張った 時代が育てた歪な奇 咲かす花もつける実も 朽ちる姿も落とした種も 命が風情と成りますように

          '遠い日'は反抗期、凄まじき日々への回想でございます。男の話じゃありやせん。

          '遠い日'は反抗期、凄まじき日々への回想でございます。男の話じゃありやせん。