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あなたのその教え方、教える人の立場に立ったものですか?

当記事はこんな人にオススメです!

・現在誰かを教育する立場にいる人
・これから誰かを教育する立場になる人
・なかなか上手く人に教えることができない人
・以上以外の物好きな人

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初めましての方は初めまして、そうでない方は毎度ありがとうございます!東京圏で精力的に活動しているフリーランスエンジニアの加藤です!

さっそくですが、皆さんは誰かに対してなにかを教えたことがあるでしょうか?学校で友達に勉強を教えたり、会社の新人さんに教育として業務を教えた経験があるという人もいると思います。

人になにかを教えるのって大変

人に何かを教える立場になって初めて気がつくのですが、相手にわかるように教えるというのはなかなか骨が折れます。相手がその事に関して全くの初学者であればなおさらそうで、経験者からすると「なんでそんなこともわからないの?」程度の事から手取り足取り教えないといけません。

しかし、どのような環境であれ教育者として初学者やあまり経験のない人になにかを教えるのであれば、多少相手に至らない部分があってもその相手がわからない事に関してとやかく言うべきではありません。

なぜなら、その教えられている人はその時点では本当に教育者が当たり前に思うことでさえも実際にわからないのですし、教育者が話すことすることを一つでも多く吸収しようと精一杯なはずです。それを才能が無いと一蹴してしまうのは、はっきり言って教育者側に誰かを教育する資格がないと私は思います。

教えるべきこと

教育は施しても1日や2日で目に見える成果はまず出ません。必要なのは、設けられた教育期間だけでなく長期的なスパンで教育計画を考え、寛容的な姿勢で教育する人の成長をサポートすることです。

また、まだまだ不慣れな被教育者であれば間違いや失敗をしてしまうことが多いと思います。そういった際もは、何から何まで教育者が世話を見るのではなくて、あくまでもサポートに徹するべきです。なぜなら、何から何までを教育者が被教育者の代わりに済ましてしまうと、それはかえって過保護の状態になり被教育者の成長できる機会を奪ってしまうからです。

経験があまりない人や初学者にはいきなり魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなければいけません。

口を開けていれば食べ物や飲み物がどこからか舞い込んでくるのであれば良いですが、現実はそのようにはなっていません。教育を受けている人がいつか独り立ちするという時になって必要になるのは、問題に対する答えではなくてその答えに辿り着くための方法論です。

教育者として

先にも少し触れましたが、教育者には寛容な心が欠かせません。

もしあなたが教育者という立場にあって、教えている人がなかなか飲み込みが良くないからといってすぐに一蹴するような態度をとってしまう場合は、一度落ち着いて相手と同じ立場に立ったと想定して教えてみてください。もしかしたら、教えられている人にとってあなたが何気なく使っている用語や言葉は被教育者にとってまだまだ高度すぎるものかもしれません。

例えば、私はITエンジニアを生業としていますが、プログラミングにあまり触れたことがない人に対していきなりオブジェクト指向がどうだとかこのフレームワークのアルゴリズムがどうだと教えたところで話についてこられる初学者はまずいないと思います。

誰かに何かを教える際に必要なのは、教える際に教える人と同じ視点で物事を眺めてみることです。

それができれば、被教育者がどのような問題で困っていて、どのように解決へ導くことができるかが見えてくると思います。

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さて、ここまで「教育」に関して長々と書いてきましたがいかがだったでしょうか?

誰かになにかを教えるというのは何度も書きますが本当に大変なことです。相手が初学者であればなにかを教えてもなかなか理解してくれなかったり、時には悪態をつかれてしまうこともあるかもしれません。しかし、そういう時こそ教育者としての器が問われるところで、被教育者を伸ばすのもそうでないのも教育者次第だと私は考えています。

私が記事に書いてきた事柄が教育における全てではもちろんありません。そんなことは皆さんも百も承知だと思います。ただ、私が書いた記事がきっかけとなって「教育」に関して少しでも考える人が増えてくれたら幸いです!

それでは、ご拝読ありがとうございました!


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