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ロゴを一新しました!

先日開催させていただいた上場パーティーでお披露目させていただき、7月1日にはプレスリリースでもお伝えしたのですが、この度、シンカのロゴを一新いたしました。


プレスだけではお伝えできない制作時における思いなどを今日はお話しできればと思っています。


起業時に思い描いたこと

まず、変更前のロゴについてお話しさせてください。
これは起業時に制作したものです。会社のビジョンとミッションについて制作会社のデザイナーさんに説明しました。
社名「シンカ」には「進化しつづける」という意志が込められており、時代の変化や世界の動向を敏感に察知し、広い視野で捉えながら、常に必要とされるサービスを提供し続ける企業でありたい、グローバルに活躍していきたいという強い思いを共有しました。

100近い候補がある中で、ピン!ときて、選んだのが旧ロゴです。
このロゴは、鳥が空から全体像を見渡すように飛び回っているイメージを象徴しています。シンカの「T」の文字と鳥、そして目を連想させるデザインになっています。また、「Thinca」のテキストロゴでは「i」の文字がビックリマークのようにデザインされており、これは「テクノロジーには驚きの機能が必要だ」という理念を反映したものです。


旧ロゴ

赤い丸はロゴでいう鳥の目であり、テキストロゴではビックリマークの意味も持っていますが、同時に日の丸をイメージさせることで、日本を代表する企業になるという志も込められています。

このロゴとともに、シンカは10年間にわたり進化し続け、上場を経たタイミングで新たなロゴを導入しました。

次の10年を見据えた新ロゴ

シンカが次の10年を見据えて、新たにデザインされたロゴは、これまでの鳥のモチーフやイメージカラーの情熱的な赤を引き継ぎながらも、新たな挑戦と飛躍を表現するものになりました。常識を超え、日本を超えて飛び出す!という力強い意志を込め、躍動感とエネルギーに満ちたデザインです。

次のステージを見据えながらも、ベンチャースピリットを大切にし続け、常にチャレンジ精神を忘れずに、スピード感を持って動き続けるという思いが、この新しいロゴには反映されています。テキストロゴのフォントも変更され、「a」の文字が右上がりに配置され、成長と前進を象徴しています。

裏話として、新しいロゴのデザインには、鳥が飛び立つ姿の一部に吹き出しの形が取り入れられており、これが手裏剣やクナイのようにも見えるという話も制作過程で出てきました。社員たちが、それぞれにロゴに意味を見出してくれるのもまた面白く、会社が大きくなっていくのを感じられたように思います。


新ロゴ

このロゴのデザインは、以前に商品名を変更した際にも協力いただいたプロのデザイン会社と共に作り上げられました。どんなブランドパーソナリティを描きたいのか?たくさんのキーワードが散りばめられている中から、シンカという会社は今後どう進化していくのか?を作っていきました。
その中から、「シンカらしい」となったのが「おもしろく/生き生きした」「挑戦・ベンチャー /情熱的な」「IT 感/進化的な」「一流/正義感のある」でした。
シンカらしい言葉をロゴとして3つ候補をいただき、その場にいた全員一致で、新しいロゴが生まれました。この一新したロゴとともにシンカはさらに進化を続けていけると確信しています。

5年目の商品名変更とその背景

10年の節目で、ロゴを一新しましたが、設立5年のタイミングで、主要商品名の変更を決断しました。この話をするには、なぜ「カイクラ」が生まれたのかについて少し触れる必要があります。

もともと、私は日本総合研究所でシステムエンジニアとしてシステム開発に携わり、そこでコミュニケーションをデジタル化することで業務効率が大幅に向上することに驚かされました。CTIというシステムを導入することで、平均して2〜3割の電話業務の効率化が可能だったのです。

その後、船井総合研究所に移り、中小企業の現場を訪れると、まだアナログで非効率な業務が多く見受けられました。多くの会社が日々の業務に追われ、電話での受発注で「言った、言わない」が生じ、何度も確認の電話が必要になるなど、トラブルが頻発していました。これを改善するために、“コミュニケーションをデジタル化“し、トラブルを減らし、本来の業務に集中できる環境を作ろうと考えました。

自分自身の経験から、電話のデジタル化が必要だと感じ、CTIを提供しようと決意しました。当時、CTIは主にコールセンターで使用されるものでしたが、中小企業でも使いやすいように設計をすることで、低価格での提供が可能になり、導入のハードルを下げることができました。
電話でのトラブルを減らし、顧客満足度を向上させることで、より多くの顧客に喜んでもらいたいという思いを込め、「おもてなし電話」と名付けました。システムっぽくない名前にすることで中小企業に親しみやすさを持ってもらいたいという思いも込めていました。

おもてなし電話のロゴ

多くの企業にこのサービスを導入していただき、成果が上がってきた一方で、現場に新たな課題も見えてきました。それは、コミュニケーションのチャネルが多様化し、コミュニケーションの履歴がバラバラで整理されず、活用されていないという問題です。活用されていないだけでなく、様々な無駄やトラブルが生まれました。

その結果、同じ顧客に別々の担当が同じ質問をしてしまい、「何度も同じ説明をさせるな!」といった新たなクレームが発生するようになりました。また、担当者の携帯電話に連絡を取ろうとしても繋がらない場合、折り返しがあってもその内容が共有されておらず、オフィス内で「●●さんに電話した人いますか?」と大声で確認する必要がある、といった非効率な状況も生まれていました。

このように、チャネルが多様化したことによる弊害が顕著になってきたのです。

この問題を解決するために、電話だけでなく、すべてのコミュニケーションのトラブルを解決しようと考えました。そこでサービス名称も変更することにしました。電話だけではなく、コミュニケーションすべてを対象にしたため、会話をクラウドでおもしろくしたいという想いのもと、会話クラウドを略した「カイクラ」に変更しました。カイクラは、企業内で散らばる会話データを統合し、整理し、簡単に検索できるようにすることで、すべての会話を会社の資産に変えることを目指しました。そうすることで、業務の効率化と顧客満足度の向上だけではなく、会話を資産にするという今までになかった世界を実現しています。


カイクラのロゴ

おわりに


慣れ親しんだ商品名を変更するには大きな勇気が必要でしたが、この決断が飛躍の一因となり、今後は新しい会社ロゴとともにさらなる進化を遂げていきたいと考えています。