思いがけず自分にお金を使うことになった
自分のこれまでは、あまり自身にお金を費やせずにきてしまったのだ。
というか、おそらく実家にいた頃に「うちは貧乏だ」「よそはよそ、うちはうち(だから毎日お風呂に入らないのもうちの常識！)」…みたいな思想を刷り込まれてしまっていたので、私は私自身にお金を使うことに罪悪感が強かったりするのだ。
たとえば美容室でカラーをすることも長らく解禁できなかった。
なんならカットにすら躊躇いがあった。
自分で切って失敗して泣いたことすらあった。
そういう自分を徐々に徐々に飼いならして？いって、私はやっとここまで大人になったのだが…そう「大人になった」ことがひとつの理由なのかも知れない。
強い日差しを浴びると、なんか数分で肌が赤くなって、ぶつぶつし始めるようになったのだ—今年、から。
二十代の初めなんて、化粧水すら使っていなかった。
日焼け止めも付けずに遊び惚けていたし、メイクもちゃんとは落としていなかった…ああああああ思い返してみても私、自分の肌を大切にしていなさすぎ。ひどすぎ。
自分の肌は強靭なんだというナゾの信頼があった。
それがまあ、脆くも崩れ去ったのだ。
いつもではないが外回りの仕事をしているので、これはまずいなと思ってUVカットパーカーなるものを導入した。
(埼玉県民の味方なベルーナ様は、ZOZOで買うとえらいお安くゲットできることがありますよ…)
で、首にはとりあえず家にあった涼しげな素材のスカーフを巻いた。
しかしながらそれがピンクの柄物ゆえ、UVカットパーカーを鮮やかなターコイズにしてしまったことでどうしても「派手な人」感が漂ってしまう。
なので今治でつくった３重ガーゼの麻混タオルスヌードというものを導入することにした。
これがまたいい。私が買った時より値下がりしちゃってちょっと悔しいけれど、暑い日なら洗えば一時間くらいですぐ乾いてくれるので、毎日でも使えてしまう。
そして肌自体にもいい加減に気を遣おうと思った。
前に記事の中で少し書いたことのある、ETVOSのアルティモイスト トライアルキットというのを注文していることにした。
これがまた、良かった。
三日目くらいでは実感を伴わないけれど、ある日ふと鏡を見て「おお…！」という気持ちにさせられる。
私のおばは艶々したきれいな肌をしていたけれど、おばの肌に6割くらい近づけた様な…そんな気持ちが湧いてきた。このままいけばおばの肌も目指せそうな気がするレベル。
スヌードを買ったベルメゾンだとETVOSの一部の商品がちょっと安く買えるので、ベルメゾンとZOZOコスメのセール時と、ETVOSのポイントなんかを駆使すれば、保湿美容液くらいだったら続けていけそうな気がする—お値段的に。
化粧水は以前ネットで「ETVOSにちょっと近いよ」と評価されていた記憶がうっすらとある、これで凌ごうと決めた。
…にしても、昔、まだ実家に多少余裕があった頃、うちの母はスキンケアをPOLAの商品でかためていた。
POLA、公式サイトを見てきたらなかなかお高くって「おおお…」となった。
けれども「お高いだけあっての効果」がやはり感じられるからこその、そのお値段なのだと思う。
母はやがて、金銭的な問題で百均の化粧品ばかりを使うようになった。
今でこそ百均のコスメは市民権を得ているけれど、あの当時は口紅もマジでクレヨンみたいだったし、とにかく「お金がないから使っています」感があふれ出ていてヤバかったのだ—少なくとも、うちの母に関しては。
POLAを使えなくなったことで、母はちょっとばかし何かを諦めたのだと思う。
そういう母の姿を、私は「あまり自身にお金を費やせずにきてしまった」自分と重ねる。
なんというかこういうのって、いわゆるセルフネグレクトってやつの数歩手前くらいなのかも知れない。
我が家の家計はいつだってきっつきつだけれど、そういう中でも自分にはある程度ちゃんとお金を掛けた方がいいのだ—わかっちゃあいるけれど、どうしても後回しにしてしまいがちだ。
けれどもその積み重ねでストレスをため込んだり、なんなら天啓というか、タイトルのとおり「思いがけず自分にお金を使うことに」なってしまうのだから、やはりあまり自分を後回しにしない努力が必要かと、この歳になってつくづく感じさせられた。
あと、我が家も五月からヤクルト生活をスタートした。
5月9日からヤクルト1000を飲んでみて、
— 桃胡 雪⛄ (@medication_yuki) May 29, 2022
お通じはこれまでとさして変わらないんだけど、
苛々もやもやしてきたら「あっこれホルモンのせいじゃないか」とか「仕事の疲れが自覚以上に溜まってるな」とかなんとなく分析できるようになって、
必要以上に悩まなくなった…気がする
もう一年ほどピルクルとかりんご乳酸菌なんかをスーパーで買って飲んできたけれど、ヤクルトを配達してもらうことでそういった飲料を買い忘れる心配がなくなっただけでも、正直ストレスが一個減ったのもある。
ヤクルト1000の効果に疑いの目を向ける人もいるけれど、そもそもこういった「ストレスに効くよ！！」みたいなものが爆発的ヒット商品になっちゃっている世の中を憂うのが先だよなあ。
自動車税の負担に対して、車関連の企業が苦言を呈していることだって、よく考えたらすげぇやべぇことだとも思うし…。
政治批判なんちゅうものをするつもりは無い。
ただ安易に感じられるばら撒きをするくらいなら、もっとまんべんなくみんなでお金を使える様な(手っ取り早いところでいえば税金下げるとかなのかね)、そういった政策をしてくれないと、ない袖を必死で振ってるのに袖どころか衣自体なくなっちゃうよ。
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新譜が出ます。よかったら聴いてみてくださいね！
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