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iPad で仕事ができる?

みなさん、こんにちわ。

残業8時間抑制しなさいと言われ、10時間増やしていた著者です。仕事が終わらねえ。。


 iPhone の大きい版だった頃の第四世代 iPad に嫌気がさして売った後、何だかんだ紆余曲折あって iPad Pro を購入して幾月が過ぎました。購入当時はまた iPhone の大きい版で動画やゲームをする位しか用途がないのかと思っていましたが、使えば使う程に便利さが身に染みてきました。


 iPad は製品コンセプトの通りに行くとノートパソコンを淘汰して市場に出ようとしていますが、結果的にはノートパソコンとスマホの中間的立ち位置を保っている状況です。

 完全にパソコン断ちが出来るのかというと、そうではありません。しかし、近い形で仕事をする事は出来そうです。要は環境です。

 残念ながら、我が職場環境では残念ながら iPad だけで仕事をする事は出来ません。

 クライアントから送られてくるファイルがパスワードを付けて拡張子を変えた exe ファイルだったり、その exe ファイルにはパスワード設定があったりして、それを解凍及び動作させるには File アプリだけでは動作せず、サードアプリが必要ですが、そのアプリたちも中々動作してくれない事も多く、やっぱりパソコンが必要となります。

 exe ファイルは Windows で起動する方法があるというものを見ましたが、それだと意味がないですね。ネットブックを買わないと解決できません。iOS に Windows XP を入れ込む方法があるようで、それをすれば iOS でも Windows が使えるので解決ですね。


 って、そんなワケあるかーーい!


 見る限り、方法も面倒臭いし、そこまでやるのは時間かかるし、iPad はすでに iOS ファミリーから脱退していますので、記載の方法で実現できるのかと言われるとかなり怪しい方法ですので、やってられません。

 iPad OS の課題ですね。Apple さん、頑張ってクレメンス。

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2010年1月27日、サンフランシスコで開かれた製品発表会


 クライアントが噛まない仕事であれば、ほぼ問題なく仕事が出来ます。

 そういう事を踏まえて iPad で何が出来るのかと言う事を書き出したいと思います。ご購入の検討材料として頂ければ幸いです。


 ***

仕事をするにあたり、できないと困ることは以下通りです。

・メール
・調べ物
・通話
・メモ
・資料/報告書作成


メール

 主な連絡手段として使われているのがメールですね。相手の都合も気にせずに送れますし、何かあった際のエビデンスにすることもできます。よく、アメリカのリーガルドラマを観ていると、証拠として使われることが多いです。

 さて、メールアプリに求められることは、どんなことでしょうか?

1. 無料であること
2. Gmail, Outlook などの主要メールのアカウントが複数設定できる
3. プッシュ通知が受け取れる
4. 複数のアカウントを1つの画面で確認できる
5. メールの検索ができる

 記載の機能を網羅しているとなると、どんなアプリがいいのでしょうか。と悩んで結果的に、個人的には通常のメールアプリで十分だと思いました。

 サードアプリ代表格として「Gmail」「Outlook」「Spark」「Yahoo! メール」があるようです。

 Outlook ではカレンダー機能や Todo 機能も1つのアプリで利用することができるので、もし使うのであれば Outlook だけで十分に使っていけそうです。

 標準のメールアプリを使う場合は、設定のアプリからアカウントを紐付けてから諸々設定することになります。添付ファイルをダウンロードすることもできますし、添付して送信することもできます。

 十分でしょ?

 メールもそうですが、USB type-C 対応なのでファイルの保管や母艦としている PC への送信をすることができます。


調べ物

 仕事をしていると何度も「検索すること」が出てきます。

 わからないものを調べたり、わかっていることでも確証を得るために調べたり、今の時代ではこれができないと仕事ができないというのと同類と言っても過言ではありません。

 Mac で Safari を使っているのであれば Safari で十分です。しかも、純正ブラウザなので親和性は抜群です。実際、Webサービスの幾つかについては、Safari から直接操作した方が快適だったりします。実際に note も Safari から更新しています。

 タブレットで利用するブラウザについても、PC で使われているブラウザと同じにすると利便性は向上します。それはブラウザのブックマークや閲覧履歴を同期することができますので、PC で見ていたものを iPad で外で引き続き閲覧することができます。

 人気があるのは Google が出しているブラウザの Chorme です。

 PC のように動作が重くなるということはないので、iPad でもサクサク動いてくれます。これは大きなメリットですね。

 iPad OS になって良かったと思うのは、Split View (Slide Over)が使えることです。調べ物で表示しながら別の操作をすることができます。

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 こんな感じ。対応のアプリ同士なら、それぞれ表示して作業をすることができます。これでタブレットでも作業が捗るというものです。

(Surface なら Windows だから、そんなことを自慢するんじゃないとかいう声が聞こえてきたけど気にしない)


通話

 メールだけではなく、やはり通話も必要でしょう。

 「通話」は2つの方法があります。「電話」と「テレビ電話」です。「テレビ電話」というと今風に言うと「web会議」ですね。

 代表格としては、「Zoom」「Skype」「teams」等になりますでしょうか。

 iPad には既にカメラとマイクが入っているので、別にイヤフォンマイクを買う必要もありません。家ではそれでもいいかもしれませんが、スピーカーではカフェなどの公共スペースでドヤってWeb会議することは出来ませんね。

 ここでよくあるのは Airpods や他 Bluetooth イヤフォンを使っていくスタイルです。同じメーカーである Apple から出ている Airpods ならシームレスに接続できて音質もそこそこいいので問題なさそうです。

 Web会議のアプリは、自分だけの都合で決めることは出来ません。

 何故なら相手がいるからです。相手も同じサービスを使ってくれないと対応出来ません。テレフォンカンファレンスであれば電話なので問題ありませんが、Web会議ではそうは行きません。

 一通りインストールして、アカウントは作っておいた方が安心です。

 Zoom はアカウントがなくても発行される ID とパスワードで参加できるので、アカウントがなくてもいいかもしれませんが、自分が開催する側などであればアカウントが必要となります。


メモ

 「iPad メモ」と検索すると延々と表示されるので、ここで深く説明することは控えます。

 標準メモを使うと、ロック画面から一瞬で手書きメモをすることができるので、かなり使い勝手いいです。キーボードを使ってメモれますし、Apple pencil でも手書きでメモれるというすごい文明の利器を感じます。

 標準メモは iCloud で同期できますので、iPhone でメモしても iPad でメモしても Macbook でメモしても同期されるので急いでいても安心です。

 しかも、PDFや各ファイルも追加可能です。しかも写真撮影のようにして PDF にするためにスキャンすることができます。この機能は多用していてかなり便利です。そうでないと今まで通り写真で対応するというローテク。。笑


資料/報告書作成

 何をするにしても結局のところ、資料作成が必要となります。これはどんな業種でも必要なものです。

 Microsoft の Office で作るといいでしょう。これは Keynote, Numbers で作成するより後の事を考えると Office で作成する方がいいでしょう。

 iOS 版では統合されたアプリが出ていますが、iPad OS 版では統合されたアプリは出ていませんので、個別のインストールが必要となります。それでいいと思います。

(まだ、統合されたアプリの方を使い込めていないので、そう思っているだけかもしれません)


これである程度の仕事をすることができますね。

 もっとプロフェッショナルな仕事をするなら Macbook や PC の出番です。限界がありますからね。


 ***

他にできることがあるかどうか。それを記載します。

ボイスレコーダーで録音する
パソコンのサブディプレイとして使う
タスクやスケジュールを管理する
プログラミング


ボイスレコーダーで録音する

 iPadでやる必要はありませんが、可能です。ミーティングを録音することができます。プレゼンしている際には操作音が入ってしまうことになりますが、全く録音できないよりかはマシと思われます。

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引用先: https://supenavi.com/blog/archives/13587


パソコンのサブディスプレイとして使う

 MacもWindowsも対応可能です。ただし、Windows であればソフトを導入する必要があるようですので、Mac と比べると簡単に接続できるわけではありません。まぁ同じ Apple 製品という強みですね、Mac と iPad が簡単に接続できるのは。

 サブディスプレイにする意味があるのかどうかという議論もありますけれど、これは人それぞれですね。しかし、この議論は iPad だけで仕事ができるのかどうかという本題からは逸脱することになりますので、差し控えることにします。


タスクやスケジュールを管理する

 タスク管理やスケジュール管理もできます。標準アプリではそれぞれありますが、1つのアプリで管理できませんので、不便に感じることもあるかもしれません。この問題はアプリ検討と、使い方で解消できるでしょう。

 アプリは Outlook がいいと思います。カレンダーと Todo (そしてメール)を同時に管理できるので、これほど理想的なアプリはありません。

 特にアプリを使う予定がない場合には、Todo についてもカレンダーに実施日時で登録することでリマインドすることができます。この方法でのデメリットは日時が過ぎてしまうと消えてしまうことくらいですかね。。


 ***


最後に

 ある程度の仕事はコレでできます。

 紹介した以外にもたくさんの活用法があります。まだまだ多数の便利な活用法があります。iPad OS で大幅に進化した iPad は上手に活用することで、PC を超えるポータブル仕事ツールになります。

 当然ながら iPad 本体だけだと効率は思っている程は上がりませんので、Apple pencil, Smart keyboard は必須です。キーボードは他 Bluetooth のものでも構いませんが、Apple pencil は純正しかないです。

 せっかくの iPad が宝の持ち腐れにならないよう、活用して仕事のクオリティを上げていきましょう!

Fin. 



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