見出し画像

【zoom】バーチャルツーリズムのススメ

ステイホーム週間です。

みなさん在宅を楽しんでおりますか?私なんていうのも、もうすっかりと在宅環境に倦んでしまって。嗚呼、いつになったら自由闊達に動き回れるのだらう。いつになったら私の愛したスコットランドへ行ける日が、またやってくるのだらうと。塔の上のラプンツェルのようなマインドで髪をとかしているわけなんですがね。私なんていうのは、過去にスコットランドのウイスキー蒸溜所を3ヶ月かけて全て周るというバックパッカー旅をしたことがありですね。その時に撮った写真などを眺めながら、日々、自宅にて、彼の地への郷愁をつのらせているわけですが、そんなある日、知人と、いま流行りの「zoom飲み」を開催してですね。こう。バーチャル背景で、いろいろと写真を変えながらおしゃべりしていた時にですね。これは、このシステムを使えば「バーチャルツーリズム」が可能だな、と感じたんですね。

これであなたも憧れのツアーコンダクターに!

島国ジャパンに生まれし我々は、誰しも推しの場所(プレイス)の一つや二つ持っているわけですよね。

この「zoom バーチャルツーリズム」を使えば、思う存分、自分の推しの場所を、みんなにプレゼンすることができるわけなんですね。いわゆる「推しの押し売り」ってやつですけれど。

例えば私でしたら、スコットランドのウイスキー蒸溜所。

2020-04-26 15.02のイメージ

「マイナーなディーンストン蒸溜所や」

2020-04-26 15.07のイメージ

「一般のビジターを受け入れていないマクダフ蒸溜所」

2020-04-26 15.10のイメージ

「みんな大好きグレンフィディック蒸溜所まで」

たまらないですね。

ディーンストンの窓から差し込む光に照らされた銅色の艶やかな色合いなんていうのはおもわず息を呑むほど美しいですしやはり曇天の多いスコットランドの気候の中でこの日の差し方はもはや神々しいくらいでもはや神の創りたもうた最上の空間とでも言えそうですしノービジターのマクダフでは現場の職人さんに直接交渉してスチルを見せてもらってそのスチルがまた珍妙な形状をしていてというのも本来でしたら直線方向に伸びているネックがこうびみょ〜んびみょ〜んと90度に曲げられているようなものでさらにその先にあるコンデンサーも本来でしたら地面と垂直に屹立しているものが多い中こちらのは平行につまり横たわっていてなかなかに珍しいこれは一見の価値ありってな感じですしみんな大好きグレンフィディックなんていうところではご覧いただいて分かるバラエティ豊かなシェイプのスチルとその量にまず圧倒されるわけなんですがさすが生産量第一位の蒸溜所というか驚くなかれこちらのスチルハウスは名称がスチルハウスナンバーワンと付いてましてというのも実はこの規模のスチルハウスが実はもう1棟あるっていうんですから驚きですよねもうモンスター蒸溜所というに他ならない感じですしねおすし。(早口)

と、まぁ、みなさん、いかにして推しの場所(プレイス)をプレゼンする機会を得るかということを、日々虎視眈々と狙っているわけですが、今こそ、その時ではないかと。つまりは「zoom バーチャルツーリズム」の時間ではないかと。

やり方は簡単

まず用意すべきは、あなたがプレゼンしたい場所(プレイス)ですね。

2020-04-26 15.37のイメージ

「スコットランドの小島、マル島だとか」

2020-04-26 15.41のイメージ

「チェコ、プラハのビアホールだとか」

2020-04-26 15.48のイメージ

「山奥の廃墟だとか ※この写真はこちらのサイト様より」

忘れてはいけないのは、あなたはこのバーチャルツアーのコンダクターだということ。

自分の推しの場所(プレイス)の魅力をzoomに参加している観客(オーディエンス)に、余すことなく伝えなくてはいけないんですね。たぎりますね。なんとしてでもこの推しの魅力を伝えたいってなりますね。

推しを思えば、どの写真をどの順番でプレゼンしていくか、選び方にも力が入りますね。

せっかく興味を持って同じルームに来てくれた観客(オーディエンス)を楽しませるために、ただいい写真をたくさん並べるだけではなく、自分が行ってきた場所の追体験をさせるような、具体的に言えば、自分が撮った写真全てを、撮った順番で見せていくようなやり方が好ましいのかな、とも思います。私のスコットランドの例で言えば、蒸溜所と蒸溜所の間で立ち寄ったパブで飲んだビールの写真とか。フィッシュ&チップスの写真とかがあると、より追体験感がありますよね。話の流れに沿ってバーチャル背景の写真をころころ変えて。空間をプレゼンするっていうことは、その場所だけではなく、その場所に至る体験をもプレゼンするってことですね。推しがいがありますね。

推しが決まったらzoomでミーティングをスケジュールする

推しが決まったらルームを押さえましょう。

IDとパスをゲットしたら、それをオーディエンスにお知らせ。時間が来たら、ツアコン旗を振りながら、40分間のショートタイムトリップをお楽しみいただくわけですね。

ツアコンたるあなたは、観客を実際にその場所に行ってみたいと思わせたら勝ちですね。思う存分、魅力を発信しましょう。

例えば、これをフォーマット化しても面白そうですね。

各場所のプレゼンをしたい人たちが、特定のページに「北イタリアの文化と食を巡る旅 20時から」「モロッコ、サハラ砂漠の旅 ラクダ付き 23時から」「一度は通るべき日本の酷道13選(べき論)」みたいなのをまとめられるようにして。その場所(プレイス)に興味がある人と、推しをプレゼンしたい人でマッチングができるようにしたら、より楽しそうですね。zoomだと、オープンな場所にID、パスを公開することができれば可能かと思いますが。どうなんでしょうね。セキュリティの問題とか。不特定多数を相手にするとなると問題もありますかね。どうでしょうね。

このゴールデンウィークはバーチャルツーリズムで!

というわけで、せっかくのステイホーム週間です。オンライン帰省なんてパワーワードもうまれたりしましたが、好きな場所(プレイス)の写真を眺めるだけでなく、推すことができるバーチャルツーリズムで、周りの人にその魅力を布教していくなんていうのは、この週間の有意義な使い方ではないでしょうかね。推しは推せる時に推せ、という言葉もありますし。やってみましょう。

それでは。当店は本日も休業しております。どうぞみなさま、平穏な在宅生活をお過ごしくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?