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2024 ベストヒットUSA 6月15日【ランチ】ビリー・アイリッシュの新曲が初登場!

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(ネット局:北陸放送MROで土曜日19時から / STVラジオで日曜日20時から)(テレビ版はBS朝日で木曜日の23時半から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40

今週は、5曲が初登場、1曲が再登場です。注目曲をピックアップすると、38位に「Future, Metro Boomin, Kendrick Lamar - Like That」がランクイン。少し前に話題になったケンドリック・ラマーvsドレイクの最初のほうのビーフです。この曲は、フィーチャーとメトロ・ブーミンのコラボアルバムの3番目のシングルとしてリリースされ、ケンドリック・ラマーを客演として参加してます。
チャートでは、Hot 100とHot R&B/Hip-Hopチャートとリズミックチャートで1位を獲得し、カナダでも1位を獲得し、ヨーロッパとオセアニアのいくつかの国でトップ10入りをしました。
事の発端は、昨年にドレイクが発売したアルバムに収録された「First Person Shooter」という楽曲にて、J・コールが客演として参加し、「ケンドリック・ラマー、ドレイク、そして自分がラップ界のビッグ3だ」と言ったヴァースです。それに対して、ケンドリック・ラマーが反論したのが、ピックアップした「Like That」です。ラマーは「ビッグ3なんてものはなく、自分がナンバーワンだ」と反論しました。その後、J・コールは反論するもの、謝罪して撤退し、ドレイクが参戦し、「ケンドリック・ラマーvsドレイク」の構造になり、激化していきます。くわしく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

[40-21]

Time machine

20年前の6月第3週の1位は「Hoobastank - The Reason」でした。8週連続1位を記録した、大ヒット曲です。

Top20

タイトル太字は放送回数の増加

▲20. Jessie Murph - Wild Ones (feat. Jelly Roll)
[Last Week #21 / Peak #20 / Week On 12]

21位から20位に上がり、Top20に初登場です。
元ギャングスターのラッパーで、今はカントリーシンガーとして活躍するJelly Rollとジェシー・マーフとのコラボ曲です。彼女は、アラバマ州出身の19歳。YouTubeやTikTokにカバー動画を上げていたのを注目され、2021年にメジャーデビューしました。
曲のリリースは、2023年10月ですが、彼女は6月ごろからTikTokに曲の一部を載せて、プロモーションをしていました。その成果もあり、Hot 100で35位を記録し、彼女にとって初のランクインとなりました。また、カントリーチャートで7位、ニュージーランドでは6位を記録しました。
カントリーとヒップホップの融合曲で、ジェシー・マーフは自分が魅力的だと思う男性について歌い、ジェリー・ロールは妻のことを歌っています。
Top20にカントリーの曲が4曲もランクイン、アメリカって感じです。

▶︎19. Beyoncé, Miley Cyrus - Il MOST WANTED
[Last Week #19 / Peak #19 / Week On 7]

▶︎18. Jelly Roll - Save Me (with Lainey Wilson)
[Last Week #18 / Peak #18 / Week On 17]

★17. Billie Eilish - LUNCH
[Last Week - / Peak #17 / Week On 1]
◀︎ New ▶︎
◀︎ Hot Shot Debut ▶︎

いきなりトップ20に初登場!17位にランクイン!もちろん、これが1番の勢いで急上昇してます!
2024年5月にリリースされた3枚目のアルバム「Hit Me Hard and Soft」からリードシングルです。
ビリー・アイリッシュは、2023年11月にとある雑誌にて、男性も女性も好きだということを告白しました。女性の大事なところに頭突っ込んでする行為があると思いますが、ビリーがそれを試してみたいと思ったあとに書いたのが「lunch」です。女性との性交を昼食を食べることに例えています。「彼女を昼食で食べたい / 私の舌の上で踊る / 本命の味がした」などなど。刺激的な歌をポップに昇華するのが上手いです。MVは90年代のヒップホップをオマージュしています。
チャートでは、Hot 100で5位、Hot Rock/Alternativeチャートで1位を獲得しました。また、チェコとリトアニアとポルトガルで1位を獲得し、イギリスなど15か国でトップ5入りを記録しました。さらに、珍しく日本でもチャートインして、billboard Japan Hot 100で71位を記録しています。

▶︎16. Djo - End of Beginning
[Last Week #16 / Peak #16 / Week On 10]

▲15. Post Malone - I Had Some Help (feat. Morgan Wallen)
[Last Week #20 / Peak #15 / Week On 2]

20位から15位に上がりました。3番目の勢いで急上昇しています!
アメリカで1番売れているカントリーシンガーのモーガン・ウォレンとポスト・マローンのコラボです。今週のHot 100では、エミネムの新曲の初登場1位を阻止して、4週連続1位を続けています。今、一番売れている曲です!

▶︎14. Dua Lipa - Illusion
[Last Week #14 / Peak #14 / Week On 6]

▼13. Tate McRae - greedy
[Last Week #12 / Peak #1(×8) / Week On 35]

▼12. Noah Kahan - Stick Season
[Last Week #10 / Peak #9 / Week On 21]

▼11. Doja Cat - Agora Hills
[Last Week #8 / Peak #1 (×1) / Week On 30]

▲10. Olivia Rodrigo - obsessed
[Last Week #11 / Peak #10 / Week On 9]

▲9. Sabrina Carpenter - Espresso
[Last Week #13 / Peak #9 / Week On 6]

13位から9位に上がり、Top10入りです。4番目の勢いで急上昇しています

▼8. Jack Harlow - Lovin On Me
[Last Week #6 / Peak #1 (×6) / Week On 28]

▶︎7. Taylor Swift - Fortnight (feat. Post Malone)
[Last Week #7 / Peak #7 / Week On 5]

▼6. Sabrina Carpenter - Feather
[Last Week #5 / Peak #1 (×1) / Week On 32]

▲5. Hozier - Too Sweet
[Last Week #9 / Peak #5 / Week On 7]

9位から5位に上がりました。3番目の勢いで急上昇してます!
来週のテレビ版ベストヒットUSAでは、ホージアを特集するので、ぜひチェックしてください。

▼4. Teddy Swims - Lose Control
[Last Week #3 / Peak #1 (×2) / Week On 27]

▲3. SZA - Saturn
[Last Week #4 / Peak #3 / Week On 12]

4位から3位に上がりました。5番目の勢いで急上昇してます!
来週の1位、あるでしょうか?

▶︎2. Benson Boone - Beautiful Things
[Last Week #2 / Peak #1 (×4) / Week On 16]

▶︎1. Ariana Grande - we can't be friends (wait for your love)
[Last Week #1 / Peak #1 (×2) / Week On 11]
2weeks at number 1

2週連続1位です!しかし、放送回数は減少してます。

dropouts

今週は、先週17位「Nicki Minaj - Everybody (feat. Lil Uzi Vert)」が圏外へ。最高位は13位で、20週間のチャートランとなりました。また、先週15位「Doja Cat - Paint The Town Red」も圏外へ。最高位は1位で、7週間の1位を記録し、41週間のチャートランとなりました。

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Best Hit USA | NACK5 | 2024/06/15/土 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?sid=NACK5&t=20240615120000 

Best Hit USA | STVラジオ | 2024/06/16/日 20:00-20:55 https://radiko.jp/share/?sid=STV&t=20240616200000 

小林克也ベストヒットUSA | MROラジオ | 2024/06/15/土 19:00-19:55 https://radiko.jp/share/?sid=MRO&t=20240615190000  

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