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2024 ベストヒットUSA 5月11日【初】ベンソン・ブーンが1位へ!

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(ネット局:北陸放送MROで土曜日19時から / STVラジオで日曜日20時から)(テレビ版はBS朝日で木曜日の23時半から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40

今週は、4曲が初登場。注目曲をピックアップすると、32位に「Sabrina Carpenter - Espresso」がランクイン。ディズニーチャンネル出身のサブリナ・カーペンター。「Feather」が大ヒット中ですが、この「Espresso」という曲は彼女にとって最大のヒットとなっています。Hot 100で最高位4位を記録し、初のトップ10入りとなり、オーストラリア、アイルランド、イギリスで1位を獲得し、カナダなど15か国でTop10入りをしてます。彼女はインタビューで、「女性らしさを自分のスーパーパワーとして捉え、“あのビッチ”であるという自信を抱くこと」について歌っていると語りました。曲調はディスコポップ、シンセポップ、ファンクの要素が入っており、リズムが癖になります。近々トップ20入りしそうです。

【40-21】

Time machine

20年前の5月第2週の1位は、「Maroon 5 ‐ This Love」でした。アダルトポップチャートでも1位を獲得し、10週間1位でした。意外にも、Hot 100での最高位5位で、ダンスチャートにもランクインし、18位を記録しました。

Top20

タイトル太字は放送回数の増加

▲20. Djo - End of Beginning
[Last Week #23 / Peak #20 / Week On 5]

23位から20位に上がり、Top20に初登場です。
アメリカの俳優、ジョー・キリーがDjo名義で音楽活動をしてます。2022年9月に2枚目のアルバムがリリースされ、「End of Beginning」も収録されてます。2024年にTikTokユーザーがピックアップするまで注目されませんでした。人気を集めた後、2024年3月にシングルとしてリリースされ、Hot 100で11位、Hot Rock/Alternativeチャートで2位を記録しました。インドネシアでは1位を獲得し、イギリスなど19か国でトップ5入りをしました。グローバルで大ヒットです。
シンセポップな曲調で、シカゴにある特定の都市に戻ったときの繰り返しの感覚を歌っています。

▲19. Knox - Not The 1975
[Last Week #22 / Peak #19 / Week On 13]

22位から19位に上がり、Top20に初登場です。
Knoxはナッシュビルを拠点に活動する歌手で、2023年にデビューした期待の新人です。大ヒットしているのが、「Not The 1975」で、イングランド出身の大人気バンドThe 1975を否定する内容かと思いきや、リスペクト溢れる曲になっています。自分がミュージシャンであると告げた女性に「それはカッコイイけど、あなたはThe 1975ではない」と言われたことにインスピレーションを受け、「Not The 1975」を制作したそう。歌詞では、The 1975の名曲「chocolate」と「Caroline」が出てきたり、The 1975の曲の歌詞でよく出てくる「She Said…」が登場したり、「I'm not really looking for somebody tonight」はThe 1975の「Looking for somebody」から引用していたり、ギターのカッティングの音がThe 1975風だったり、The 1975リスペクトに溢れています

▲18. The Weeknd, JENNIE, Lily-Rose Depp - One Of The Girls
[Last Week #21 / Peak #18 / Week On 12]

21位から18位に上がり、Top20に初登場です。
テレビドラマシリーズ「THE IDOL Episode4」の最初のシングルとしてリリースされました。The Weekndと女優・歌手のリリー・ローズ・デップとBLACKPINKのジェニーによる曲です。
この曲は、THE IDOLのストーリーに関連しており、「支配、名声、欲望、ストックホルム症候群(人質が捕虜と心理的な絆を育む症候・理論」など感情的に悲惨なテーマになっています。テーマがそれなので、露骨な歌詞が多いのも特徴的です。「気を失うまで私を強制して首を絞めて」「今夜はあなたの女の子の一人になりたい」などです。ダウンテンポで「シンセ主導」のR&Bソングです。
チャートでは、Hot 100で51位、リズミックチャートでは8位を記録しました。マレーシアで1位を獲得し、インドネシア、シンガポール、UAEでトップ5入りを果たしました。BLACKPINK効果で東南アジアでヒットしてます。

▲17. Victoria Monet - On My Mama
[Last Week #19 / Peak #17 / Week On 17]

19位から17位に上がりました。
アメリカのシンガー、ヴィクトリア・モネのデビューアルバムに収録されている曲で、3番目のシングルとして2023年6月にリリースされました。この曲は、テキサスのラッパーのヒット曲「Chalie Boy ‐I Look Good」をサンプリングしています。彼女にとって、アリアナ・グランデとコラボした「monopoly」以来初めてのHot 100にランクインし、33位を記録し、初のラジオヒットとなりました。
産後鬱を経験し、踊りたくなるよな曲と自分に光を与えてくれるよな曲の両方がミックスしたものだと語っています。
グラミー賞では、受賞とはなりませんでしたが、最優秀レコード賞と最優秀R&B楽曲賞にノミネートされました。

▼16. Justin Timberlake - Selfish
[Last Week #10 / Peak #9 / Week On 13]

▲15. Nicki Minaj - Everybody (feat. Lil Uzi Vert)
[Last Week #17 / Peak #15 / Week On 16]

▶︎14. Taylor Swift - Cruel Summer
[Last Week #14 / Peak #1(×10) / Week On 45]

▼13. Doja Cat - Paint The Town Red
[Last Week #12 / Peak #1(×7) / Week On 37]

▲12. Renee Rapp & Megan Thee Stallion - Not My Fault
[Last Week #13 / Peak #12 / Week On 14]

▲11. SZA - Saturn
[Last Week #18 / Peak #11 / Week On 7]

18位から11位にあがりました。2番目の勢いで急上昇してます。
SZAの新曲です。2024年内に発売予定のアルバム「Lana」からリードシングルとしてリリースされました。
地球での生活に幻滅し、土星に行きより良い生活を送りたいという内容で、現実逃避とニヒリズムがテーマの曲です。
チャートでは、Hot 100で6位、Hot R&B/Hip-Hopチャートで3位、リズミックチャートで1位を獲得しました。また、オーストラリアなど6か国でTop10入りです。
今年のフジロックでヘッドライナーを務めます。

▲10. Olivia Rodrigo - obsessed
[Last Week #15 / Peak #10 / Week On 4]

15位から10位に上がり、Top10入りです。4番目の勢いで急上昇しています。
初の来日公演が決定しました。2024年9月27日有明アリーナです。

▲9. Noah Kahan - Stick Season
[Last Week #11 / Peak #9 / Week On 16]

▼8. Beyoncé - TEXAS HOLD 'EM
[Last Week #7 / Peak #7 / Week On 10]

▲7. Ariana Grande - we can't be friends (wait for your love)
[Last Week #8 / Peak #7 / Week On 6]

8位から7位に上がりました。これが1番の勢いで急上昇しています!次の1位はこの曲かもしれません。

▶︎6. Tate McRae - greedy
[Last Week #6 / Peak #1(×8) / Week On 30]

▶︎5. Doja Cat - Agora Hills
[Last Week #5 / Peak #1 (×1) / Week On 25]

▶︎4. Sabrina Carpenter - Feather
[Last Week #4 / Peak #1 (×1) / Week On 27]

▼3. Jack Harlow - Lovin On Me
[Last Week #2 / Peak #1 (×6) / Week On 23]

▼2. Teddy Swims - Lose Control
[Last Week #1 / Peak #1 (×2) / Week On 22]

1位から2位に下がり、3週連続1位とはならず、、

▲1. Benson Boone - Beautiful Things
[Last Week #3 / Peak #1 (×1) / Week On 11]
1weeks at number 1

新しい1位です。3位から1位に上がりました。
ベンソン・ブーンは、ワシントン州出身の21歳のシンガーです。彼は、TikTokに音楽を投稿する活動からキャリアをスタートしました。その後、オーディション番組のアメリカンアイドルに出場し、途中で辞退しますが、彼の人気は高まっていきました。その活躍をみた、イマジン・ドラゴンズのダン・レイノルズは彼を気に入り、自身のレーベルと契約をしました。デビューシングルは16か国でチャートインするなどしました。そんな彼の最大のヒットとなっているのが、「Beautiful Things」です。デビューアルバムのリードシングルとして2024年1月にリリースされました。リリースの1か月前に、この曲の一部をインスタとTikTokに載せたところ、発売までに1億3000万回以上再生され、すでに注目されていました。Hot 100で2位、イギリスなど15か国で1位を獲得し、南アフリカなど13か国でトップ5入りを記録しています。グローバルで大ヒットです。
人生の意味についてのバラードがテーマで、人生への感謝、愛、そして「幸福の移ろいやすさ」を歌っています。サビに向かって、感情が高まっていく構成が聞いていて気持ちいいです。

dropouts

今週は、先週16位「Dua Lipa - Training Season」が24位へ、先週20位「Selena Gomez - Love On」が21位へそれぞれ下がり、先週9位「Tyla - Water」が圏外へ。最高位は6位で、25週間のチャートランとなりました。

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Best Hit USA | NACK5 | 2024/05/11/土 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?sid=NACK5&t=20240511120000  

小林克也ベストヒットUSA | MROラジオ | 2024/05/11/土 19:00-19:55 https://radiko.jp/share/?sid=MRO&t=20240511190000  

Best Hit USA | STVラジオ | 2024/05/12/日 20:00-20:55 https://radiko.jp/share/?sid=STV&t=20240512200000  

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