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流行りのウイルスを吹っ飛ばしそうな3月の音楽(心理的に)

今年、ライブやフェスは開催されるのでしょうか..... 一寸先は闇ですから、今後どうなるかは予測できないですよね。とりあえず、5月6日で状況が良くなるとは思えないです。ゴールデンウィークのフェスは中止や延期になり、クリエイティブマン主催の公演は5月分については延期や中止になってます。6月以降も微妙な感じです。ドイツでは、8月31日まで大型イベントが中止になったようです。

日本が仮にこうなった場合、ロッキンやフジロック等の夏フェスが軒並み中止になってしまい、イベント業界の打撃がより深刻なものになってしまいます。また、ニューヨークやロサンゼルスの市長は2021年まで、大型のフェスはできないのではないかと発言してます。

日本とアメリカは死者数の数が今の段階では、全然違うので一概に比較できませんが、最悪の事態を考慮すると、今年はライブやフェスを開催するのは困難なのではないかと考えるようになってきました。ビリーアイリッシュの来日公演やスパソニに行きたい。本当に開催されることを願うしかないですね。
Yahooニュースで見てびっくりしたのですが、2022年まで外出自粛の必要があるかもしれないという予測もあるそうです……

そんな憂鬱な気分を吹っ飛ばしてくれそうな、3月に出会った音楽を雑に紹介したいと思います。

The Weeknd - After Hours

 年末に多くの人がこのアルバムを今年の一枚に選出するのではないかと思う。捨て曲なしの名盤。先行シングルのHeartlessやBlinding Lightsがものすごくよかったので期待値が上がっていたが、それを飛び越えていく感じ。1日に1回はこのアルバムを聴いていた。アルバムを通してストーリーが進行していく過程もすごくいいと思う。ストリーミング時代でアルバムの存在意義が問われているけども、アルバムの良さとはこうだ!みたいなものを改めて提示していると思う。
 リリース直後、ストリーミングチャートが全部The Weekndで埋まる事態になってた。それほど、全員がこの新譜に期待していたのでしょう。さらに、Billboard HOT 100の1位もBlinding Lightsが取った。それまで10何週間もRoddy RicchのThe Boxが1位をキープしていたが、さすがにThe Weekndの勢いには勝てなかったみたい。

COUNTRY YARD - The Roots Evolved

 PIZZA OF DEATHに移籍して初のフルアルバム。ピザらしくツービートで攻める曲もある中、特筆すべきはM7 Purple Daysだと思う。本当に名曲。この曲にカントリーの良さが詰まっていると思う。メロディックパンクの枠に囚われずに、愚直にロックを追求していく姿勢みたいものを感じる。圧倒的なセンス。このアルバムは最高だ。

Tiny Moving Parts - breathe

 "エモい“という単語がここ最近、頻繁に使われるようになったが、エモいとはまさにこのアルバムのことを指すのだと思う。SpotifyがDiscovery Weekのプレイリストで“Medicine”を教えてくれた。アルペジオの音がすごく気持ちいい。そこまで使うかってくらい出てくる。

HOT MULLIGAN - you’ll be fine

 Tiny Moving Partsのことを好きな人は絶対好き。こちらもエモロック。ジャケが似てるような似てないような....笑 本当にSpotifyのアルゴリズム最強ですね〜

Four Year Strong - Brain Pain

ハードコアって好みの音楽ではないんだけど、ポップよりのハードコアは好き。イージーコアでいいんだっけな?これが本当の髭男!(笑)NAMBA69もかなり影響受けたらしい。

Four Get Me A Nots - KEEP THE FLAME

 男女ツイン・メロディックパンクバンドの走りなのかな?今は、LONGMANとがヤバTがいるけど。90'sのエモからメロコアまで幅広く、そして日本的な哀愁感のある泣きのメロディが本当にいい。ライブでシンガロングしているところを想像できる。拳を挙げて。

The Bombpops - Death in Venice Beach

 FATらしいポップパンク。フロントマン2人が女子なのもいい。パンクロックの持つ泥臭さみたいなものは男子との相性がいいと思うんだけども、そういうものを感じさせないパワーをこのバンドは持ってると思う。スカパンクのThe Interruptersもフロントマンが女子だし、日本だとDizzy SunfistやLONGMANのフロントマンが女子。新しい波みたいなものが来ている.....いや、もう来てるのか。

The Suicide Machines - Revolution Spring

 スカパンクのレジェンドの新譜が出てるということとFATから出ていること。本当にすごいこと… 15年ぶりだそう。本当に何も変わらずにスカパンクをやっている。これは名盤でしょ。いつか生で見たい。

サニーデイ・サービス - いいね!

 本当に"いいね!" このアルバム。良すぎる。友だちとサニーデイの新譜の良さについて語り合いたいけど、そんな友だちはいない..... とりあえず、レコード買おうと思ってる。アルバムのサイズ感もレコードを意識して作った感じがするし。

iri - Sparkle

 R&B?ヒップホップ?こういう音楽はどっちに分類されるのだろうか。いや、そんなことはどうでもいいか。iriの低い声が硬派なサウンドとマッチしていて本当にかっこいい。"会いたいよ"しか知らないよって層に聴いてほしい。

Dua Lipa - Future Nostalgia

 先行シングルの”Don’t Start Now”がストリーミングで再生されまくっている。80‘sのディスコっぽいんだけど、古臭くない、洗礼されたところがウケたのだと思うけど、アルバムを通してそんな感じ。だから、あの当時を知っている大人には懐かしく、若者にはディスコファンクが新鮮に映るのだと思う。本当にかっこいい。ちなみにラジオチャートでは”Don’t Start Now”がこのところずっと1位。

東京スカパラダイスオーケストラ - Good Morning〜ブルー・デイジー feat. aiko

 スカパラはこれまで数々のゲストボーカルを招いてきたが、今回は初となる女性ボーカルのaiko。哀愁あるメロディとaikoの歌声はぴったりだなと。スカパラとのコラボ楽曲って名曲しかない。Mステで披露していたのを見たのだが、またこれが良かった。

5 Seconds of Summer - CALM

 本当に名曲揃い。人気が高いのも頷ける。ロックバンドが現行のメインストリームに入り込み、そこでどう試行錯誤したらいいかという模範の一つかなと思う。J-Rock好きからしたら、これはロックではないと思うが、ワンオクの最新アルバムの “Eye of The Storm” と比較して聴くとおもしろいのかもしれない。

Dos Mons - Rojo

 私の政治思想は特に偏ってないであろうから、中道的な立ち位置になるのかなと思うけど、アーティストって左寄りの人が多いなというイメージがある。もちろん全員ではないけど。アメリカのアーティストはすごく分かりやすい。カントリーシンガーを除く、ほとんどのアーティストが民主党支持者で、今回の大統領指名候補選では急進左派のサンダースを支持したみたいに。
 タイトルにもなっているRojoはスペイン語で赤、つまりは共産革命の赤だそう。詳しくはインタビューを読んでほしい。超雑に要約すると、革命の希望を持とう的な感じ。
 勝手なイメージで、アーティストは自由主義的な存在であり、それは国家権力の一切の介入を嫌うリバタリアンのようなものだと思っているが、彼らの持っているであろう政治思想はその逆、国家権力の介入を嫌うものではない。そこに矛盾が生じている気がするが、これに関しては様々意見があると思うからここまでしよう。
 ここ最近のヒップホップは、個人的な偏見だが、メイクマネーや好きなことして生きようてきなリリックが多い中、政治思想を全面に押し出したアーティストはいないともうので希有な存在だと思う。そして、タイトルの付け方が天才だと思う。3重の意味があるそう。要チェック。

Green Assassin Doller - BLANKBEATTAPE

 寝る前とか最高にいい。こんな時期だからこそこれを聴いて気分を落ち着かせよう。


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