つらく苦しい経験の中にも育まれるもの【今日の言葉】
2021.05.10
「こおりおおきにみずおおし さわりおおきに徳おおし」親鸞聖人
皆様、おはようございます。
私たちは人生の中で、それぞれにつらさや苦しさを抱えるタイミングがあります。何でこんなことが自分の身におこるのかと、落ち込んだり、逃れたい気持ちや、怒りの感情に苛まれたりもします。
しかし、氷が多ければ水も多くなるように、つらく苦しい経験から、人として育まれていくことや、感謝や喜びの心が育まれていくことがあるようです。
これは、つらい経験を推奨するものではなく、つらい過去を無理に受け止めようとするものでもありません。
つらく苦しい時にも、大きな思いやりの心に包まれていた。
つらく苦しい経験を抱えながらも、生きていることを自然と喜べるような、自分が自分であることをまた喜べるような、そう受け止めていける世界がひらけてきた。
そんな喜びの言葉のように思われます。
さて、週はじめ。本日も一日を大切に、心豊かに過ごしてまいりましょう。
南無阿弥陀仏
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