見出し画像

親の温もり【坊さん日記013】

自分が亡くなった時に、子どもが手を合わせてくれるような生き方ができているだろうか。

そう思う時がある。お子さんをお持ちの方は、そのように思われることはあるだろうか。

親の愛情をしっかりと言葉にし、大切に思っていることを表情や行動で表していく。そうすると伝わるだろうか。

時には子を思い叱ることもあるだろう。親がいっぱいいっぱいになって、子に当たってしまう時もあるだろう。手探りの子育てに、後で考えたら子どもに申し訳ない気持ちになることもあるだろう。

その中でも、しっかりと子どもに向き合い、温もりと言葉を交わし合うならば、その思いは伝わるだろうか。自分が子どもの立場であれば、きっと伝わると思う。

先日、父のご法事を勤めた70代の女性が、亡き父との思い出を語られた。

ここから先は

2,102字
皆様にご購読いただいた定期マガジンの購読料にて、お子さんたちの心が育まれるような本を購入させていただき、お寺(私が預かる信行寺)の本堂に揃えていきます。Noteでご報告させていただきますね!

神崎修生の仏教部屋

¥800 / 月 初月無料

【坊さん日記】など、仏教とお寺にまつわるブログを更新しています。 ●チャレンジ企画① 「心を育む本をお寺に置こう」 定期マガジン購読(…

いただいた浄財は、「心豊かに生きる」ことにつながる取り組みに活用させていただきます。