【参加レポート】佐護ツシマヤマネコ米の田植えイベント
5月16日から長崎県対馬市にインターン生として滞在しています。
期間はお盆までを予定してます。
韓国まで約50kmの国境の街である対馬市にて実りある期間にできればと思っています。
さて、5月27日に開催された「佐護ツシマヤマネコ米の田植えイベント」に参加してきました。
人の暮らしと共生しているツシマヤマネコ。そんなヤマネコの生育環境を維持するために地域の農家さんたちや島内外から集まったシェア田んぼのオーナーさんたちと一緒に手で田植えをしてきました。
オーナーさんと農家さん合わせて、30人強の参加。
島内外から人を集めるヤマネコすげぇと思いながら。。
事前説明も終わって、そのまま田植えへ。
僕にとって、小学生ぶりの田植え体験。
植え方とか全然覚えているわけもなく、農家さんの真ん前で田植え、、。
「この紐の下に植えてください。」「センスはうーんやね。」
緊張しながらでして、、決して不器用ではないです!!
-めちゃくちゃ不器用です。許してください、、。
手だと1時間かかるところは機械では1分もかからないらしく、機械ってすごいねって話を農家さんとしながら。
田植え体験をひとしきり終えた後は、環境レンジャーさんからヤマネコクイズ。
ツシマヤマネコがいつもはどのように過ごしているのかや、特徴とか。
プロから聞くヤマネコの話。早く出会ってみたい、、。
お昼も食べて、ヤマネコセンターさんからのお話もあって、最後は農家さんから。今回は植えられた稲たちは地域の農家さんの手によって秋まで守ってくださるとのこと。
そして、秋になれば稲刈りのイベントとしてオーナーさんや農家さんたちの手によって収穫される。収穫されるまではヤマネコたちの住処としてヤマネコに使ってもらえる。収穫されれば、精米されて僕らの食卓に並ぶようになる。
学びが多い一日でした!!!
食べるを学んだ1日
「あーー、ちゃんとごはん食べられてなかった。」
今回のイベントを通して強く感じた感想。
味わって食べられていたかどうかと、その先には感謝ってあったのかなって。
食べている食材は海山であったり、畑であったり、工場であったり。
多様なところから届けられる。実体験としても、頭でも、どこからきているかなんてすごく理解していたつもりになっていたように思う。
実際には今回の水田の中にはいろんな虫がいるし、泥はグチュグチュで全然冷たくなくて、ぬるいし。思っていたよりも足は沈むし。牛糞と土の混ざった匂いはするし。実体験として全く忘れていた。
農家さんや漁師さんたちはこれを毎日続けてるんだよなぁって。
すごいよな、、。だし、ちゃんと食べよう。
ロスに対して
フードロス・食品ロスって解決するのかなぁって思う。
農家さんたちは食べていくための生産で販促であるし。
飲食店さんたちは食べていくための発注であるし、調理でもある。
僕たちからすれば、足りなくなってしまうと生きていけない。
そう考えるとロスは無くならないんだろうなと思う。
今は規格外野菜を使った料理とかも出てきているけれど、結局はソーシャルを謳っていたいだけなんだろうと、原価率を考えながらなんだろうと思う。
ロスを謳うよりも八百屋さんや市場から、地元の農家さんから規格内のものを仕入れる。その中で僕は原価を求めていきたいなぁ。もし今後何かをするなら。
そっちの方が僕は好き。
生き物と共生するまちっていいよなぁ。って話。
人の生活は簡単に自然に影響を与えてしまう。
稲作をやめてしまえば、ヤマネコの暮らしは無くなる。
狩猟をやめてしまえば、猪鹿が増えて、林業もできなくなる。
自然に生かされているし、自然と共生しているんだと思う。
対馬はそれが強烈に体験することができる街で。
それを成しているのが対馬の人たちなんだと。
すごく素敵なまちだ。いいまちだ。
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