見出し画像

頑張るための戦略的栄養摂取: カフェインと距離を置く

仕事や勉強を頑張るために、カフェインと距離を置く。

先日の記事で「頑張るためのガソリンとしてカフェインを摂取する」と言ってた舌の根の乾かぬうちに何をいうか、と思うかもしれない。

今回筆者が提案したいこと、それはカフェインと距離を置く時間を1日のうちに作ってくださいね、と言うことだ。

もっと正確に言うと、翌日も頑張るためにカフェイン摂取に門限を設けることを提案したい。


カフェイン摂取の門限が必要な理由

ご存知の通り、カフェインを摂取することで眠気や疲労感を感じにくくなる。日中カフェインを摂取することで、このメカニズムを味方につけ、仕事や勉強に集中できる体を作り意図的に出すことができる。これは我々にとって非常に大きなメリットである。

一方で、このメカニズムにはデメリットもある。カフェインの摂取時間を誤ってしまうと、就寝時間になっても眠気や疲労感を感じることができず、質の高い睡眠を取ることが阻害されてしまうのである。

睡眠の質の低下はもれなく翌日のパフォーマンス低下をもたらすので、是が非でも避けたいところである。


カフェイン摂取の門限、いつにする?

就寝時間を24時と設定した場合、カフェイン摂取の門限は14時頃にすると良いだろう。

なぜなら、カフェインが体内で代謝され、その作用がすっかり消えて無くなるまでに10時間程度かかってしまうである。

「最後のカフェイン摂取からきっちり10時間開けなくてはいけない」とは言わない。

しかし、翌日の高いパフォーマンスを担保するために、「カフェイン摂取の門限は就寝予定時間の10時間前」と意識してみる価値はあるのではないだろうか。


では何を飲むか?

筆者のお勧めは圧倒的に穀物のお茶である。

穀物のお茶とは、麦茶、蕎麦茶、黒豆茶、コーン茶などである。

なぜなら、これらはカフェインフリーなだけではなく、砂糖不添加である上、さらにpH6~7であるため、仕事や勉強中にちびちび飲んでいても虫歯や酸蝕症(細菌由来ではない酸によって歯が溶かされてしまうこと)のリスクファクターになり得ないからである。

ハーブティーもカフェインフリーのお茶として人気があるが、筆者は仕事や勉強のお供としてハーブティーはお勧めしない。

なぜならハーブティーの中にはpHは非常に低く、酸蝕症のリスクファクターとなるものがあるからだ。

質の良い睡眠が確保と引き換えに、日々歯を溶かし続けるなんて耐えがたい苦痛である。


まとめ

カフェインは、仕事や勉強を頑張りたい時の強い味方である。

しかし、翌日以降も高いパフォーマンスを維持したいのであれば、摂取する時間に門限を設けるべきである。

門限後に摂取する飲料として、筆者はノンカフェインの穀物のお茶をお勧めしたい。

(1036文字 45分)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?