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「必見」ケース面接で見られていること

目安時間:9分

当記事は、
ビジネスや就活で役立つコンテンツを5分程度で読めて、直ぐに実践できるをコンセプトにTHE Professional運営メンバーが執筆したものです。

私は、ケース面接(Case Interview)対策は、全員がするべきものであると考えています。

ケース面接といったら、外資コンサルの面接でしょ?となりますが、日系大手や総合商社、ベンチャー企業を受けている方もケース面接対策をしたら、必ず何倍にも得して帰ってくると伝えておきます。

そんなケース面接で実際、面接官に何を見られているのでしょうか?

ケース面接では、主に
①課題発見力:物事を因数分解(要素分解)する力
②コミュニケーション力:常に仮説を以って、建設的なヒアリングを重ねる力
③課題解決力:適切な課題を解決するソリューション(示唆)が出せるか

を見られています。

具体的なケースお題はこちら↓

①課題発見力:物事を因数分解(要素分解)する力

一番やってはいけないことは、ぱっと思い浮かんだアイデアをぶつけることです。(尚、所感ですが、10人中1,2名は必ずいます)

友人とのビジネストークなどでは、もちろんジャストアイデアをぶつけて、話を盛り上げることは大事ですが、ビジネス上はNG。

では、何が足りないかというと、現状分析です。

その取り巻く、外部環境と内部環境を分析して、情報収集をします。

そして、その情報をセグメントを分けたりし、情報を整理します。(MECEを意識しましょう)

情報整理したものから、何が重要事項なのかを見極め、優先順位を決めて、課題を抽出します。

①課題発見力:物事を因数分解(要素分解)する力
⑴外部環境と内部環境の情報収集
→⑵セグメント分けをして、情報を整理
→⑶重要事項を見極めて、優先順位を決めて、課題を抽出
NGポイント:現状分析せずに、アイデアをぶつける


②コミュニケーション力:常に仮説を以って、建設的なヒアリングを重ねる力

なお、ケース面接は全ての情報が開示されているわけではありません。

特に、外部情報に関しては、自身の知識や知恵を基に出していくことが可能ですが、内部情報に関しては、当事者にヒアリングするしかありません。

そう当事者とは、面接官です。面接官に、聞きたい内部環境をヒアリングしましょう。

尚、よろしくない質問は、抽象的な質問です。

例えば、売上構成要素を教えて下さい。や、顧客のニーズを教えて下さい。等。

これらの質問も更に、因数分解して考えられるように努力しましょう。

抽象的な質問は、考えるのを放棄したと言っているのと同じです。

考えられる範囲まで分解し、これ以上は情報が足りないから、質問をしてみよう。となるのが、正解です。(仮説を立て、具体的な質問をすることがベストです)

②コミュニケーション力:常に仮説を以って、建設的なヒアリングを重ねる力
⑴外部環境と内部環境は、既存情報と仮説をを基に、因数分解を行う。
→⑵仮説を基に、足りない情報を収集しに行く
→⑶①課題発見 のステップに戻り、重要課題を特定しに行く
NGポイント:仮説を持たずに、抽象的な質問をする


③課題解決力:適切な課題を解決するソリューション(打ち手)が出せるか

①課題発見力 , ②コミュニケーション力 ここまでクリアすれば、あと一歩です。残るは、重要課題に対する自分の示唆(アウトプット)です。

余談ですが、ケース面接で、よく陥りがちなのは、①,②は素晴らしかったが、これらに時間をかけすぎて、③の示唆が中途半端で終わってしまうことです。

特にケース面接は1つの課題に対して考えれれる時間は5-10分とかなり短いです。その限られた時間を基に、必要な情報のみを集め、課題を特定し、最終的にアウトプットする内容を決めないといけません。

当然、最後のアウトプットが中途半端なものでは落ちる確率が高いです。

話を戻して、アウトプットは、ゴールを設定し、ストーリーを意識して話しましょう。

特に経営戦略に基づく戦術(打ち手)は、同時に一気に行うことは非常に困難です。

従って、重要度が高く且つ緊急度が高いものから順に戦術をアクションしていきます。(上記で①の⑶で優先順位を決めるといったのはこの訳)

そして、打ち手を全てストーリーでつなげて、素晴らしい戦略を語れば、合格となります。

ただ、もう1つ重要なことを。。。

それは、「面接官が事前に想定している在り来たりのアウトプットのみを出さないこと」です。

おそらく、アウトプットは2-4個くらい出すと思いますが、面接官が事前に想定している課題解決法しか出なかったとしましょう。正直、ケース面接は退屈です。そんな解決策わかってるわ!となってしまいます。

1つでもいいから、ユニーク且つ若手世代だからこそ出せる示唆を見せてください。(面接官は、この瞬間、笑顔になりますw)

③課題解決力:適切な課題を解決するソリューション(打ち手)が出せるか
⑴再度取得した情報を整理して、アウトプットに必要な項目を再度確認する
→⑵ゴールを決めて、打ち手の優先順位を再度決める
→⑶打ち手がもたらす解決策を考えながら、ストーリーを作って話す
Goodポイント:ユニーク且つ若手世代だからこそ出せる示唆を

いかがでしたでしょうか?

ケース面接の最適なHOW TOを書かせていただきました。

是非、友人どうしや面接でケース面接の実践を数多くこなしてみてください。

具体的なケースお題はこちら↓

この記事はビジネスの基礎力を身に着ける、外コン/外銀/ベンチャー/企業を目指す若者向けのコミュニティ、The Professional運営が書いたものです。
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執筆担当 内山
THE Professional Founder 兼 講師
キャリア&スキルアドバイザーとして、多くの外資コンサル/投資銀行/ベンチャー企業への内定者を輩出。個人投資家兼実業家。複数社のベンチャー企業のValuation向上に貢献。趣味は、温泉/読書/ドライブ/建築インテリア