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股旅堂様の古書目録を読んでの購入物

 満州で活躍した実業家にして郷土玩具蒐集家であった須知善一の評伝『満州の曠野に非ず―戦後の須知善一―』市道和豊(この本は須知の評伝の後編とも言えるもので、満州での須知の活動を調べた本は以下の記事で紹介した)を以前から探していて定期的に日本の古本屋などで調べていたが、股旅堂様から出品されているのを発見して即購入した。

先日、股旅堂様から須知の本を受け取ったが、同時に古書目録も受け取った。読んでいると、私の関心のひとつである初期の民俗学とも関連のある性風俗関連、蒐集趣味関連の本もかなり載せられており、非常に興味をひかれたのでいくつかの本を購入してみた。ちなみに、購入したかった本の何冊かは残念ながらすでに売り切れた後であった。。。

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購入したのは『奇譚クラブ』1952年11月号、『魔山人翁しのぶくさ』の2冊だ。前者は私が現在調べているある人物が執筆していたらしいことを知ったのでその人物の文章を読むために購入した。後者は昨年Twitterで目にした広田魔山人という人物のことが気になっていたので購入。広田魔山人に関しては、ウェブで調べても経歴がよく分からなかったので追悼を悼んで発行されたらしいこの本で経歴を確認できればと思っている。特定の本を検索するのは日本の古本屋などウェブで検索する方がよいかもしれないが、古書目録を読む楽しみはこのような偶然の出会いにあると私は思う。

 余談になってしまうかもしれないが、股旅堂様の紹介が最近YouTubeに上げられているのを見つけたのでリンクを貼っておく。



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