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結局やった人がいちばんえらいでしょって話

中島聡さんの「結局、人生はアウトプットで決まる」を読みました。

読んでみて、ブログやプレゼンだけでなく今の仕事にも関連する含蓄が得られたのでレポートします。早速アウトプット!
この方、ウインドウズ95に右クリックの概念を実装した方です。前著である「なぜあなたの仕事は終わらないのか」にもわたしの仕事上で活路を得たとあって、本が出ていることに気づいてすぐに購入した次第です。

この本の要諦は、まさにタイトルの通りです。
僕自身は頭が硬いので、なにかを始めようとするとき「まずは勉強しなくては」と思ってしまうタチです。しかし、勉強しても結局なにか行動したり実装しなくては意味がないので、それを文章という形にアウトプットしたり、アウトプットしながら「完成させるためにたりない知識をググる・勉強する」ことが重要なのだと思い知らされました。一言で言うと反転学習ってヤツです。
その反転学習のためには、「なぜ自分がそれをやるのか?」ということがはっきりしていて、時間を忘れられるほどのことについてでなければ継続できないなあということも再認識しました。

noteのユーザーネームもこの本を読んで実名に変えました。匿名では適当なことを書いても気になりませんが、なるほど実名であればウソは書けない。いいかんじにプレッシャーがかかるので、記事のクオリティにも気をつけるクセがつきそうです。

自分は教員を目指したこともある身なので、小学校の読書感想文に関する批判と代替案についてもその通りだなと思いました。子どもとしては説明文が書けないのにそれより高度なことを書かされて、教員側も評価基準が人により曖昧では書いたところで何に活きるのか不明です。自分も説明能力を高めるためにウィキペディアの概説書き直しトレーニング、やってみようと思います。

これ以上のことは本書を読んでみて頂きたいと思いますが、とにかくアウトプットによって生まれる自分自身へのインプットの蓄積や、双方向のコミュニケーション、有益な情報を発信することによって信頼を得ることを考えると、とにかくなんでもいいからまずはアウトプットしてみて確度を上げていくことが大切だと思いました。

自分の仕事で悩んでいた話

アウトプットの質の如何によって、仕事がうまくいくかどうかも決まりそうだなという経験に基づいたお話です。
あるお店で40人ほどのマネジメントを任されていた頃の話ですが、昇格したばかりで仕事が増えてインプットしなければいけない情報量が多く、アウトプットまでなかなかできない日々が続いていました。
がんばっているつもりでも、目に見えるアウトプット(文字やモノ)がないので、一緒に働いているスタッフからは「あの人なにしてるの?」と言う状態。アウトプットができても、ほかの仕事に忙殺されて継続できないなんてこともしょっちゅうでした。もちろんそれだけが原因でなく未熟なところがたくさんありましたが、気づいたころには完全に上司としての信頼は失っていました。

この経験から得た教訓は2つです。
ひとつは、アウトプットのないインプットにはほぼ意味がないということ。
ふたつめは、アウトプットを出すためには、自分自身が夢中になれる要素や当事者意識が必要であることです。

あくまで手段である「情報をインプットする」ことが目的になっており、スタッフに伝わる形としてアウトプットすることが完全にないがしろにされていたことが問題でした。
また、今の仕事に対して自分自身が夢中になりきれておらず、マネジメントする立場であるにも関わらずどこか当事者意識に欠けていたことが、アウトプットを継続させられない理由だったと思い返しています。

まとめ

本書では、インターネットやSNSが発達した現代においてのアウトプットの重要性について論じられていましたが、ブログやSNSだけでなく、
現実に自分が仕事で抱えていた問題にもつながる部分が多々あり、行動を変えるきっかけになっています。
前著「なぜあなたの仕事は終わらないのか」で出てきたフレーズですが、
「飛び降りながら飛行機を組み立てる」
ことがどんな局面でも大切だと思い知らされました。考えててもしょうがない。結局、やったやつがいちばんえらい。

※アマゾンのリンクを貼っておきますが決してアフィではありません。

https://www.amazon.co.jp/結局、人生はアウトプットで決まる-自分の価値を最大化する武器としての勉強術-中島聡/dp/4788919567


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#人生

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