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The power of Literature
こんにちは、Theo です。
今日は自分が少しづつ自分を取り戻してきたきっかけにもなる、「本」について書きたいと思います。以前の投稿よりもより深めに色んなことをシェアできたらいいな、今回紹介する作家さんの本をもっと読んでみたいな、と思ってくれたら嬉しいです。
読書をすることが自分のリズムに馴染みはじめてから2年目。最近は小説を書店で感覚的に「読みたい、読んでみたい」と思うものを選んでいるところ、好きな作家さんが数人出てきました。今回は吉本ばななさんを挙げていきます。
最初にとったばななさんの本は「下北沢について」と言う本です。ちょうどその時の自分には下北沢の流れが来ていました。その流れ、なんなのでしょうか。
気になるコーヒー屋さんがあったり、下北沢にいきたい気持ちがたくさん溢れていた時だったのかなと思っています。とても思い焦がれていた時期でした。
そんな時に文庫本コーナーで目に留まったのが、この本でした。ほぼ題名でピンと来て買ったと言っても過言ではないですよね。
その本から、少しづつばななさんの魅力に惹かれていきました。
考え方や、表現が自分の心にスッと入ってきます。特に、小説で生活の中にある美しいところを気づかせられるような表現がたくさんあります。街の情景や、草や木、太陽や夜の表情、どれも素敵なものばかりです。
例えば、
白い土手がどこまでもぼんやりと続き、青い夜明けのもやで街の景色にかすみがかかる。澄んでぴりぴりと冷たい空気の中でそうして立っていると、自分がほんの少し「死」に近いところにいるように思えた。実際、そのきびしく透明なひどく淋しい光景の中でだけ、今の私は楽に呼吸ができた。自虐。ではない。
この朝の情景が自分の中にひしひしと伝わっていくのが感じれました。早朝に出勤することが多い自分は、太陽が昇りはじめていく街の様子にこのような表現をしているのをとても気に入っていて、朝にしか見れない特権だと思っています。そのおかげもあって、早く起きる億劫さが少しだけ和らぎました。
「ムーンライト・シャドウ」を読み終わり、ばななさんの本をたくさん読んでもっと色んな表現を知りたい、そこからばななさんの作品を多く読むようになりました。
今まで読んできた作品は素敵なものばかりで、どれもおすすめです。
下北沢について
体は全部知っている
キッチン
TUMUGI
アムリタ(上)
アムリタ(下)
サーカスナイト
吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
もしもし下北沢
スナックちどり
王国 その1 アンドロメダ・ハイツ
今は「王国」を読んでいる途中でして、この作品もまた自然の美しさが自分の前に広がっているかのように感じられます。4冊にわたるシリーズなので、全て読んだときの感想をシェアしたいです。
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自分の記事がきっかけで吉本ばななさんの作品を読む機会が皆さんの中で多くなって行けたら嬉しいです。
読書の秋にちなんで、本格的に寒くなる前に書いてみました。これから、寒くなるにつれて本とコーヒーと一緒に冬を楽しみましょう。
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