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親の中に住まう「狂気の子ども」と闘うとき

美しい梅が咲く季節になりました。ここ日本は、本当に春夏秋冬が美しい土地だとあらためて感じます。

最近私は、ひょんなことから、あるお寺と御縁ができました。たまたま日程が合えばですが、そのお寺が奉る神仏の御縁日に訪問させていただいています。

とてもしっかりとした伝統があり、そして真剣に真理の道を求めている人々を歓迎しているお寺だという印象です。お堂でお祈りを捧げますと、神仏の優しくも厳格な気のエナジーを感じとることができます。私にとっては人生を見つめ直し、またあらためて社会に対して何が貢献できるのかを考える、貴重な場のひとつとなりました。

先日、そのお寺に伝わる経典を買いまして、何気なくふっと開いてみました。すると、こんな一文が書いてありました。

簡単にまとめれば、「人は生きていれば、どんなに気を付けていても悪を行ってしまうものだ。もし神仏の加護を受けたければ、そうした罪を思わずしてしまう自分、悪いことをつい考えてしまう自分を認め、振り返り、神仏に祈る際に自分の罪の許しをお願いするべし」という内容です。

私は長く「DNAアクティベーション」「アデプトプログラム」に始まる神秘学・形而上学の学びを続けていますが、仏法もこれと同じ教えを説いていることを、あらためて知る機会となりました。源流は同じなのでしょうね。

さて、このnote記事のタイトルは、【親の中に住まう「狂気の子ども」と闘うとき】としました。ずいぶん物騒な話題と受けとめられる向きもあるかもしれません。ですが、私の経験上、これは子ども(=今は大人で、かつては子どもだった人も含みます)にとって、強く認識すべき事実だと思っています。

先のお経の記述にもありましたが、人は肉体を持つ限り、「光と闇が交錯する存在」として生きることは否定できません。だとすれば、自分だけでなく肉親もひとりの人間であり、彼ら彼女らの人格の内側には「光」と「闇」が存在しています。

そして、もし、自分の親が「闇」が極めて強い人物であり、それを外部から修正することは叶わない(これは残念な真実ですが)と分かった時には、徹底的に縁を切るしかありません。

カウンセラーのスーザン・フォワード氏が書いた書籍『毒になる親』は、非常に有名です。ここから派生した「毒親」はネット上の各所で支持されるキーフレーズにもなっています。この書籍には、まさに毒親たる酷い親の姿が多数描写されています。世の中全体において「酷い親」は全体の一部であるのでしょうが、どの国にも、そしてどの社会セグメントにも必ずいるものだと、この書籍を読むとよく分かります。

翻って、子ども、特に幼い頃は、おしなべて健気なものです。自分の深い意識下を探っていくと、「そうはいっても、いつか親は分かってくれる」という思いの断片が残っていることがままあります。親が相当に酷い「毒親」であっても、です。

もし、潜在意識下に、このような思いの断片――「未練」とでも言うべきでしょうか――が残っていると、ろくなことが起きません。具体的に言えば、(なぜか)人生の様々な場面で毒親に似た人物が登場します。そして、その人物との間でややこしいトラブルが起き、生活のクオリティを大きく低下させる、ということがまま起きます。

かように、人の意識の世界というのは本当に深遠です。意識下で「親は、自分が頑張れば理解してくれて、理想的な親に変わってくれる」という期待が少しでも存在していると、まさに毒親を自分の人生に登場させる(引き寄せる、あるいは自分から無意識のうちに近づいていってしまう)わけです。まさに人は全員が「創造者」であることを、思い知らされます。

■「ことば」で「毒親」の様相を正確に描写する

自分の意識空間から毒親への未練を排除するには、みずからの親の毒親っぷりを真正面から見つめることが効果的です。

そのために役に立つのは、「ことばによる描写」です。さらに言えば、そうした「酷い親」を冷静に分析・描写する際には、理論的な手法が必要です。私の経験では、特に「交流分析」という実績ある手法が非常に役に立ちます。

交流分析の詳細は、解説書や専門Webサイトに譲ります。ここでは、私が交流分析に基づいてしばしば使っているキーワードをご紹介しましょう。

それは、このnote記事タイトルにも付けた「狂気の子ども」です。先の「闇」を私なりに名付けるとすると、まさにこうなります。

存在不安が強い親は、自らの存在不安の度合いを見たくないゆえに、純粋に自分の表現をしようとする子どもを見ると、執拗にハラスメントを繰り返します。そこで子どもの側である自分が行うべきは、自分の親の中に住まうそうした人格を「狂気の子ども」と名付け、そしてあらためて親との間の思い出を振り返ったり、あるいは目の前の態度を観察したりしてみることです。

(存在不安とは、「自分はありのままで居ていい(I am OK.)」という思いが少ない状態を指します。本来健全な人は「自分はありのままで居ていい(I am OK.)」という感覚を、そこまで自覚せずともきちんと持っています。このI am OK.は自他に対して思いやりをもって生きるために必須の内的感覚です。これが何らかの理由で欠如すると、存在不安――つまりI am not OK.が高まり、他人を利用するハラスメント行為などを繰り返すようになります)

さて、「狂気の子ども」だという前提をもって親の行動を冷静に観察し始めると、次第に自分と親との関係性が、「いじめられっ子(自分)といじめっ子(親)」そのまんまであることが、まま見えてきます。この関係性の状況を、多少つらいかもしれませんがノートなどに書き記し、相手がいかに「狂気の子ども」であるかを顕在意識でしっかり理解するのです。

毒親が「狂気の子ども」たる理由は、そこにあります。子どもというのは、ものの道理を知らないがゆえの残酷な面があります。ときたま子どもによる非常に残酷な事件が報道されます。同級生を自殺に追い込んだり、ホームレスの人に乱暴をして酷い目に遭わせたり。

そうした子どもは、まさに「狂気」という「闇」にとらわれてしまったわけです。そして実の親でさえも、肉体を持つ限りそうした「闇」とは無縁ではありません。闇の部分たる狂気の子どもは、まるで二重人格者であるかのように、実の子どもをいじめて、自分の存在不安を満たすために利用します。

子どもとしては、親の「闇」の濃さを知ってしまったら、もう縁を切るしかないでしょう。

それは決して親に対する裏切りではありません。人は全員、自分の人生に責任を取り、自分のことを守り、自分の人生を幸せに全うするという重要なミッションがあります。親の闇を糾弾して、自分自分を救うことは、他ならぬ自分しかできません。

さらに言えば、もちろん自分の中にも「闇」はあります。人が人である限りは、こうした闇から完全に逃れることはできない――記事冒頭に紹介した仏典にも書かれていますし、神秘学・形而上学でも、まさにその通りのことを述べています。

しかし、闇をうまく統御することそのものは、可能です。

私の経験上、まさに神秘学・形而上学の道、「DNAアクティベーション」などのヒーリング、そして「アデプトプログラム」から始まる「自分とは何者か?」を探る道が、そうした闇の統御に大きく貢献します。

■「真実の剣」note記事をご覧いただきました方へ

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DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm~2cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

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私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

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