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キャピタリズムの真の姿は ひと握りの大金持ちの独裁政、これがアメリカ&ヨーロッパの本当の姿

アメリカでもカナダでも、イギリスでもヨーロッパでも、
欧米諸国では非暴力で訴える大学生のプロテストを軍隊のような格好をした警察が暴力的に排除し、学生たちを大量逮捕し続けています。
大学教授や助教授たちや議員たちも、学生に寄り添ってプロテストをしていた人たちは容赦無く警察官に取り押さえられ、連行されています。
 
警察の横暴さに、欧米諸国では多くの人が「警察はなんてひどいことをするの?」「私たちの国は Democracy(民主主義)の国なのに」「Freedom of Speech(言論の自由)な国なのに」と、ショックの声を上げています。
 
でも、実際は、「私たちの国は Democracy の国」「Freedom of Speech の国」だと教えられてきただけで、アメリカもイギリスもヨーロッパ諸国も、はなっから「Democracy の国」でも「Freedom of Speech の国」でもなかったのです。ただ、欧米諸国の国民はそうだと思い込んだイリュージョンの中にいただけです。
 
実際に今、目の当たりにしているのが真の姿です。
今までは、上部の着飾ったプレゼンテーションと綺麗事で隠されていただけです。
 
欧米諸国の多くの人はあまりの長期間に渡る深い洗脳のために、化けの皮が剥がれても、それに気づくことすらできないでいます。それどころか、「私たちの国がこんなことするはずはない」と、必死に「何がこうなっちゃったのか」の原因探しをしている様子です。
 
でも、欧米諸国では、移民や有色人種たち、イスラム教徒、ホームレス、社会の底辺の人たちは毎日、警察から理不尽な暴力を浴びていました。何もしていなくたって捕まってしまい、その上、ちょっと抵抗した途端に殺されてお終いです。
移民や有色人種たち、イスラム教徒、ホームレス、社会の底辺の人たちにとっては日常茶飯事のことでしたが、この理不尽な暴力が、教授や助教授、大学関係者たち、白人エリート層の大人に向けられた時、初めて、白人エリート層の社会は目を覚ますのです。
 
とは言っても、簡単に目覚められるわけではありません。
「こんなはずじゃない」「そんなはずはない」と、一生懸命、納得できる理由を考え、「私たちの国は Democracy の国だったはずだ」「Freedom of Speech の国だったはずだ」というアイディアにしがみつこうとしています。
 
そうこうしている間にも、アメリカ政府は学生を逮捕するために、法的な手段を驚く速さで整備してしまいました。
「Anti-Semitism Bill」という、イスラエルを悪く言っただけで逮捕できる、何ともびっくりな法律です。
何でもかんでも「Anti-Semitism」だと、「Anti-Zionism(反ザイニズム)」と「Anti- Judaism(反ユダヤ教) 」「Anti-Semitism(反ユダヤ)」をすべて一緒くたにして、イスラエルをかばう法律です。
これで、「Genocide(大虐殺)」と言っただけでも、堂々と学生を逮捕することができるようになってしまいます。
これだけの大虐殺をしているイスラエルをそうまでしてかばうのでしょうか。
もはや、アメリカはアメリカ First の国でもなく、イスラエル First の国に成り下がりです。
 
それ以前にも、アメリカだけでなく、欧米諸国では、イスラエルをボイコットするBDS運動を違法にしたり、
パレスチナの旗を禁止にしたり、「from the river to the sea(ヨルダン側から地中海まで)」のスローガンを禁止にしたり、「Democracy(民衆主義)」とも「Freedom of Speech(言論の自由)」とも真逆なことをまかり通してきました。
 
パレスチナのガザで医療活動をしてヨーロッパへ戻って来た医者たちの講演会を警察が押し入り遮断したり、ガザでの経験を話す予定だった講演者の入国を拒否したり、欧米諸国の「イスラエル様」ぶりは尋常ではありません。
 
でも、これがキャピタリズムの正体です。
キャピタリズムは支配者階級の独裁「Dictatorship(独裁政)」なのです。
 
欧米諸国の大半の人たちは、あまりにどっぷり洗脳を受け続けたために、このことが全く理解できないようです。
 
キャピタリズムの「Democracy(民主主義)」と「Freedom of Speech(言論の自由)」は、もともと、それぞれの政府の都合の良い「Democracy」と、それぞれの政府の許す範囲での「Freedom of Speech」でしかなかったのです。
 
欧米諸国は建国以来ずっと何にも変わっていません。
植民地支配は形を変えただけで、欧米諸国の支配者層エリートは今でも全く同じ「Imperialism(帝国主義)」のメンタリティーのままです。
 
彼らを脅かす人物は殺害され、政府の犯罪を暴く人物は投獄され続けています。名前を挙げ出したらキリがありませんが、Patrice Lumumba や Julian Assange がとてもいい例です。
 
Patrice Lumumba は、アメリカの原子爆弾の原料が採掘されたウラン鉱山を国営化しようと計画し、更に、アフリカをひとつにしようと Pan-Africanism を訴えていたので、アメリカとベルギー政府にとって目の上のたんこぶ的存在でした。殺害した後も、Lumumba の人気ぶりを心配し、人々が亡骸や遺骨を崇拝しないよう、灰にしてしまいました。
 
Julian Assange はアメリカのゆるされざる戦争犯罪を世界に暴露して、世界中を震撼させました。「世界の警察」「我々は Human Right(人権)を守る、現地の人々の Democracy(民主主義)と Freedom of Speech(言論の自由)を守るために戦うのだ」などとぬかしていたくせに、実は「世界一のギャングスターオーガナイゼーション」だったことが世界にバレてしまいました。アメリカ政府の CIA とイギリス政府の MI6 は Julian Assange の暗殺を何度も試みましたが失敗。仕方がないので、イギリスの Maximum Security、Belmarsh prison へ押し込み、日々、拷問し続けています。
 
そもそも、欧米諸国の警察は、大衆から King と Queen を守るため、貴族や特権階級を守るために生まれたものです。
植民地時代の植民地では、植民地を支配する白人たちを現地の人々の反乱から守るのが仕事でした。
アメリカ、カナダ、オーストラリアやニュージーランドでは、原住民から支配者層を守ることでした。
原住民を殺害し、土地を奪い、反撃してくる原住民を更に殺害しまくりました。
歴史上ずっと、欧米諸国の警察は貴族、支配者階級、特権階級、大金持ち、大企業、大企業の株主たち、大企業の言いなりの政治家たちを守るための組織です。その存在意義は建国以来、ちっとも変わっていません。
はなっから、一般の民衆を守るためのものでは全くないのです。
 
そのことに一番ショックを受けているのは、プロテストを継続して行っているZ世代の学生たち、Gen Z ではなく、長い間、洗脳され続けてきた大人たちです。
 
でも、そのショックは目覚めのためなのです。
長い、長い間の洗脳から目覚めるチャンスなのです。
 
さまざまな方向からいろいろな手法で長い間、精緻で巧妙な洗脳を受け続けてきたために、洗脳だとも気づけず、「中国の洗脳はすごいけど、私たちは洗脳なんてされていない」と言い張る欧米諸国の大人たちにも、やっと目覚めの大きなチャンスが巡ってきました。
今、気づかなくてはとてももったいない貴重な機会です。
 
警察はいつも政府にとって都合の悪いプロテストは、暴力をもって弾圧してきました。いつだってそうです。
警察が弾圧するプロテストは、大金持ちキャピタリスト、大企業とその株主たち、私腹を肥やしまくりの政治家にとって不都合なものだからです。
 
現に、現在進行している Pro-Palestine の非暴力の学生たちのプロテストをZionist や Proud Boys などの White Supremacist(白人至上主義者)の集団が襲撃しても、警察は見て見ぬふりをしたままです。
非暴力の学生たちが、重軽傷を負っているというのに、暴力を奮っている側の Zionist や Proud Boys などの White Supremacist たちはひとりも捕まえません。
 
アメリカのベトナム戦争時も今と同じように学生たちは逮捕されても逮捕されても、警察権力の恐怖に負けず、勇敢にプロテストを続けました。
そして、とうとう、1970年オハイオ州 Kent State University で、the National Guard の銃撃によって、学生4人が殺害され、多くの学生が負傷しました。The National Guard という軍隊は、とりわけ国民のプロテストを弾圧するのが専門です。
 
現在のパレスチナ支援プロテストでは、警察のスナイパーまで招き入れた大学もあります。
大学の敷地内はプライベートです。大学が許可しなければ、警察も入れないはずです。
つまり、大学も学生の側ではなく、政府側だということです。学生たちの学費をイスラエル Zionist に垂れ流すだけでなく、スナイパーの銃を学生に向けさせるなんて、どの面下げて「Democracyの国だ」「Freedom of Speechの国だ」と言うのでしょうか。
 
軍隊と警察を動かせるのは自国の大金持ち Capitalist、大企業とその株主たち、私腹を肥やしまくりの政治家と政治家をお金で動かしている人たちです。軍隊と警察のボスはこういった一握りの支配者階級なのです。
 
これが Capitalist カントリーの真の姿です。
 
今、パレスチナ人たちは命をもって、世界中の人々に変わらない世界の支配のシステムの実態を見せつけてくれています。
そして、世界中の大学生たちが勇敢に警察権力と闘いながら、世界中の人々に欧米諸国の「Democracy(民主主義)」と「Freedom of Speech(言論の自由)」の大嘘を見せつけてくれています。
 
今が洗脳からの目覚めのチャンスです。

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