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限りある「時間」はお金で買う

引越しってこんなに大変だったなんてすっかり忘れていました。昨日は、役所で転出届やら子ども手当やら、マイナンバーカードなんかも合わせて処理して午前が丸つぶれ。ドルトムントとの打ち合わせ(仕事)を挟んですぐ、引越しの手続きを済ませました。合間にはライフライン(ガス水道電気)の停止と開始の連絡。全く仕事が進みませんでした。

今日は、モーニングルーチンを終えてすぐ、荷造り。モノはあまりありませんが、結局午前中は丸つぶれでした。午後は引越し業者にお任せでしたがその場を離れるわけにもいかず、仕事を始められたのは結局17時過ぎ。先ほどようやく帰ってきてnoteを書いています。

こういう「作業」は全て委託すべきだとあらためて強く感じています。役所の手続き、引越しも同様、全て代理人を立てることができます。その間、私は仕事に集中でき、仮に代理人に数万円のコストを払うとしても、その分売上を作って利益を出せばいい。「時間をお金で買う」べきであって「お金で時間を買う」べきではありません。

お金で先人の知恵、経験、ノウハウを手に入れれば、数十年の時間を購入することができます。自分で勉強して、実験して、失敗して、ようやく成功を手にするのに要する本来の時間を大幅に短縮することができます。本を買うお金がもったいなくて、自分で全てをやれるほど私たちに残された時間は潤沢ではありません。

限りある時間。そしてお金は稼ぎ続ける限り無限です。自分の命を切り売りしながらお金に変える行為は、冷静に考えれば非常に恐ろしいこと。M&Aなんてまさに、十数年の時間を一瞬で買って、事業展開のスピードを早める営みです。数秒の差が勝敗を分ける株式投資、デイトレードのように、高速で動く時代だからこそ気を緩めることなく、すばやく情報を手に入れて、行動に移すべき。それができる人だけが生き残れるのが現代社会です。

そういえば先ほどまで事業戦略会議でした。そこで「これからは体を動かすより頭を動かそう」として、作業系の業務をどんどん外注し(時間をお金で買って)浮いた時間で生産性の高い仕事をしようと、何を隠そうこの私がスタッフに向けて話していました。昨日今日の自分を振り返りながら、自分に向けて、自分を戒める意味でもあったように思います。

お金で時間を買うか。
時間でお金を買うか。

どちらが正解か。自戒をこめて、これを機に真剣に考えた方がよさそうですね。

久保大輔




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