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【ギター保育】ギターと相性抜群の楽器をまとめてみた

この文章は、保育士や幼児教育に携わる方、音楽を使った保育に興味がある方、そして日常生活の中で子どもたちと音楽を楽しみたいと考えている親御さんに向けて書かれています。特に、音楽を通じて子どもたちの感性や創造性を育みたいと思っている方々に読んでいただければ嬉しいです。

ギター保育の魅力についてはこちらのnoteでお読みいただけます。


ギターを使った保育に役立つ楽器たち

音楽の楽しさを子どもたちに伝えるために、ギターは素晴らしい道具です。しかし、ギターを弾く際には両手が塞がってしまうため、他の楽器を併用することでさらに豊かな音楽体験を提供することができます。世界中にはさまざまな楽器があり、それらを使って子どもたちと音楽を楽しむ方法を探求することが大切です。以下に、ギターと共に使える楽器の例をいくつか紹介します。

フットパーカッション

フットパーカッションは、特に動きの多い子どもたちにとって魅力的な楽器です。シューズに取り付けるだけで簡単に使うことができ、歩くたびにリズムが生まれます。例えば、小さな鈴やタンバリンのようなものを足に装着することで、自然な動きの中で音を楽しむことができます。

保育の現場では、フットパーカッションを使ってリズム遊びを行うことで、子どもたちのリズム感や運動能力を育むことができます。音楽に合わせて歩いたり、ステップを踏んだりすることで、自然とリズムを身につけることができます。また、リズムに合わせて体を動かすことで、楽しさと一体感を感じることができます。


かかと部分に挟むタイプもあります。着脱はこちらの方がしやすいのですが、靴を履いていないと使用できません。使用場面にあった楽器をご検討ください。

カポタスト

カポタストは、ギターやウクレレなどの弦楽器を演奏する際に使われる便利な道具です。指板の特定のフレットに取り付けることで、オリジナルのキーから異なるキーに楽曲を移調することができます。これにより、同じコード形を使いながらも、音楽のキーを変えることができ、新たな音楽の可能性を探求することができます。

保育の現場では、例えば、カポタストを使ってキーを変えることで、子どもたちが歌いやすい音域やリズムに合わせて楽曲をカスタマイズすることができます。これにより、子どもたちがより自由に音楽を楽しむことができ、音楽の魅力をより深く体験することができます。

ハーモニカ

ハーモニカは、よくミュージシャンが弾き語りの際に使う楽器で、息を吹きかけるだけで音を出すことができます。簡単に音が出るため、子どもたちと一緒に楽しむのに最適です。プロのミュージシャンにとっては奥深い楽器ですが、保育の現場では手軽に音楽を楽しむツールとして大活躍します。ギターとハーモニカを組み合わせて、より豊かな音楽体験を提供することができます。

ハーモニカは、ギターで伴奏をしながら、子どもたちがハーモニカでメロディを奏でることで、音楽の楽しさを共有することができます。ハーモニカを使った即興演奏や、簡単なメロディを覚えて一緒に演奏することも楽しい活動です。

ハーモニカ選びは、キーも選ぶ必要がありますのでご注意を。「C(ハ長調)」を選んでおけば、弾きやすいと思います。キーを変えたければ先ほど紹介したカポタストを使えば一瞬で調整可能です。ギターの素晴らしいところです。

また、ギターを弾きながらハーモニカを演奏する際、両手を自由にする必要がありますので「ハーモニカホルダー」も必要です。必要に応じでお選びください。

カホン

カホンは、箱型のパーカッション楽器であり、座って叩くことで音を出すことができます。保育の現場では、ギターを弾く際に椅子として使うことができ、同時にリズムを刻むことができます。子どもの目線に合わせて座りながら演奏することで、自然なコミュニケーションが生まれます。

カホンを使ってリズム遊びを行うことで、子どもたちのリズム感や協調性を育むことができます。例えば、簡単なリズムパターンを教えて一緒に叩くことで、リズムの楽しさを体験することができます。また、カホンを使った即興演奏や、歌に合わせてリズムを刻むことで、音楽活動の幅を広げることができます。

コスパで選んだカホンはこちらです。ただ、カホンを使わずとも、丈夫な段ボールや不要な木箱に座って叩くだけでカホンのように楽しめます!

ルーパー

ルーパーは、演奏した音をその場で録音してループ再生することで、即興で演奏の幅を広げることができる装置です。ギターで演奏しながら、ルーパーを使って伴奏を作り出し、重ねてメロディやリズムを追加することで、一人でもバンドのような演奏が可能になります。

お楽しみ会や誕生会の際に、ルーパーを使って子どもたちと一緒に演奏を楽しむことができます。例えば、最初にギターでシンプルな伴奏を録音し、その上にハーモニカやフットパーカッションでリズムを重ねることで、子どもたちも参加できる音楽セッションが可能です。ルーパーを使うことで、音楽のアレンジや即興演奏の楽しさを子どもたちに伝えることができます。ただし、エレアコである必要がありますので購入前にご確認ください。

エフェクター類の価格もピンキリです。私は単純なルーパー機能があれば十分だったのでこちらのものを使用しています。低価格帯でコスパ最強です。

全身楽器で楽しむ音楽の魅力:イタリアでのインスピレーション

私が全身楽器を使って音楽を楽しむアイデアを思いついたのは、大学時代の卒業旅行でイタリアを訪れたときのことです。ある日、街角で全身に楽器を装着して演奏するおじさんに出会いました。そのおじさんは、背中に太鼓を載せ、シンバルを鳴らし、トランペットを吹きならしていました。彼のパフォーマンスは目を引き、多くの人々を楽しませていました。地元の人たちからも愛されている様子で、彼の演奏は街の一部となっていました。

この経験からインスピレーションを得て、保育の現場でも全身楽器を使って子どもたちと音楽を楽しむことができるのではないかと考えました。フットパーカッションやハーモニカ、カホンなどを組み合わせて全身を使って音楽を奏でることで、子どもたちに新しい音楽体験を提供することができます。全身を使ってリズムを刻んだり、メロディを奏でたりすることで、音楽の楽しさを全身で感じることができます。

音楽を通じて育むもの

感性と創造力

音楽を通じて子どもたちは感性や創造力を育むことができます。ギターやウクレレ、ハーモニカ、カホンといったさまざまな楽器を通じて音楽を楽しむことで、子どもたちは新しい発見や喜びを感じ、自分自身の表現力を高めることができます。また、自分で楽器を作り、演奏する経験は、自信や達成感を与え、自己肯定感を育むのに役立ちます。

音楽の喜びを共有する

私は音楽を通じて子どもたちと喜びを共有することの大切さを感じています。音楽は言葉を超えて人々をつなげる力があり、共に歌い、踊ることで心の交流が深まります。保育の現場で音楽を取り入れることで、子どもたちとの絆がより強固になり、楽しい思い出を作り上げることができるのです。

終わりに

音楽を通じて子どもたちと過ごす時間は、保育士としての私にとってかけがえのないものでした。ギターやウクレレ、ハーモニカ、カホン、ルーパーといった楽器を使い、子どもたちと一緒に音楽を楽しむことで、彼らの感性や創造力を育むことができました。何よりも、音楽を通じて感じる純粋な喜びを共有することで、子どもたちの心に豊かな思い出を残すことができたのです。これからも、音楽の力で子どもたちの未来を彩っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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