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人気者になる最も簡単な方法

FROM ボブ・バーグ

突然だが、どんな時でも…例えばレストランに入って着席するまでに誰かと目があったら、その人にほほ笑みかけてみよう。それを実行すると、相手はあなたをたいへん魅力的な人とみなすだろう。

私がいつも心がけていること…

毎朝、私は近所のカフェに行くことを日課にしている。カウンターで注文するとき、顔なじみの従業員が私に「いつも微笑みを浮かべていらっしゃいますね」と言う。たしかに、私はどこに行くときでも笑顔で人と接することを心がけている。

実際に、「毎朝、そんなに気分よく過ごしているのはあなただけだ」と言われたことがある。最近も当社の従業員が「今朝のバーグさんはとても上機嫌ですね」と言ってきた。

とは言っても、私はいつも機嫌が良いわけではない。他のすべての人と同様、私もさまざまな問題を抱えているのが実情だ。しかし、人前で不機嫌そうな顔をして周囲の人に不快感を与えてはいけないと思っている。

もし私が落ち込んでいても、周囲の人には何の関係もないことだ。ちなみに、「世の中の半数の人はあなたが不機嫌でも意に介しない。残りの半数はあなたが不機嫌なのを喜んでいる」という古い格言がある。

私はそれが真実だとは思いたくないが、人々は上機嫌に振る舞っている人に対して気分をよくすることは間違いないのだ。

では、自分自身を上機嫌にさせるにはどうしたらよいのか?それは…

「微笑むこと」

これが最も簡単な方法である。つまり、単にほほ笑むだけで自分の感情を変えられるということだ(この文章を読んで、思わずほほ笑みたくなったにちがいない)。

あなたがほほ笑みかけると、それによってどんな恩恵が得られるかはわからない。しかし、一般的に言って、ほほ笑みかけると周囲の人は気分が良くなるから、あなたが自分と人の人生をより快適にできることは間違いないだろう。

もちろん、これは仕事の世界にも当てはまる。あなたがほほ笑んでいると、人々は好意を抱いて取引をしたくなる。そうやって自分の仕事を発展させていくことができる。

また、社交面でも同じことだ。あなたが微笑んでいると、人々はおのずとひきつけられる。毎回必ずそうだ、とは言えないが、こういう場合は必ずあるものだ。

このようなほほ笑みの力を如実に示す実例を、数年前にフロリダのとある銀行で目の当たりにした。それは…

一つだけ長い行列の理由…

私が道を聞くために、窓口に寄ったときのこと。窓口の前に3つの行列ができていたのだが、そのうちの一つだけが長くて、他の2つの列は短かった。

私はその様子をみて、なぜ長い行列に並んでいる人たちは、短い行列に移動しないのか不思議に思った。

しかし、長い行列ができている窓口の担当者を見たとたん、その理由がわかった。彼女は、信じられないほど親しみやすいほほ笑みを浮かべていたのだ。それまであんなに愛嬌のある笑顔を見たことはなかったし、それ以降もない。

これは誇張ではなく、彼女のほほ笑みが多くの人を魅了する力をもっていたということ。単に道を聞きたかっただけなのだが、結局私もその長い行列に並ぶことにしてしまったのだ…。

心のこもったほほ笑みを向けてみよう


ところで、すべての人は自分を上機嫌にさせてくれる人と一緒に過ごすのが大好きだ。

とはいっても、私はその窓口係のようなほほ笑みをもって生まれてこなかったから、それを身につけるために努力しなければならなかった。きっとあなたもその必要性を感じているのではないだろうか?

当然、相手を感動させるためには、心の底から微笑まなければならない。作り笑いではあんまり効果がないのだ。というのも、作り笑いは、何かを企んでいるような印象を相手に与えてしまうもの。

だからこそ、ほほ笑みは心のこもったものでなければ、人を動かして成果をあげることは難しいだろう。

たえずほほ笑む練習をしよう。ぜひ、楽しいことを考えて自分を幸せな状態にしてみてはどうだろうか?練習すればするほど、あなたのほほ笑みは、自然で誠実な印象を与えることができるのだ。

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