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謎の物体

夕方の涼しくなってきた頃、エデン農園に行ってみると、農園の真ん中の草の影に謎の物体が…

爬虫類?それにしては大きいし、毛があるようにも見える。
動物の死骸?
近寄ってみると、なんと鳥がじっと卵を温めていました!

私と鳥の距離は、30㎝くらいしかありませんでしたが、鳥は逃げずにじっとしています。鳥は私に見つかってしまった恐れで目を見開いて、緊張して額に汗が見えるようでした。私は、「写真だけ撮らせて」と1枚だけ写真を撮って、離れました。

そういえば、6/12に父がエデン農園に、オスとメスのキジがいたと言っていたことを思い出し、どうやらそのメスが卵を温めていたようです。

後で調べてみると、交尾をした後のメスは、オスの縄張り内の、なるべく自分の羽の色と同化する土の中に巣をつくり、産卵をします。卵を温めているあいだはほぼ動くことなく、じっと身を潜め続けて外敵の眼を欺くそうです。オスは縄張り内の見回りを続け、野良猫やカラス、アオダイショウなど卵を狙う敵が現れれば素早く威嚇攻撃をし、自分に注意を引き付けて追い払います。

自分よりも強い相手に対してもひるまずに襲い掛かっていく勇ましいオスの姿と、近くまで敵が来ても決して逃げずに卵を温め続けるメスの姿に、日本人が理想とする家族像が投影されたことも国鳥に選ばれた理由のひとつだそうです。


エデン農園の周りはほぼ全て、農薬や除草剤を使用している畑なので、このキジ達がエデン農園を、彼らの子育てとして、最適な場所と選んでくれたことが嬉しいです。

今後、エデン農園の真ん中辺りの草刈りは諦めて、キジちゃんが安心できるよう、なるべく静かにしてあげて、赤ちゃんが孵化するのを楽しみに待ちたいと思います。


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