見出し画像

ドクダミ茶とドクダミチンキの作り方

5~7月の梅雨から初夏の季節は、ドクダミが可憐な白い花を咲かせます。この季節は、気温が高くなりはじめ、まだ暑さに慣れていない身体に熱邪が侵入しやすくなり、発熱、喉の渇きや喉の痛み、発汗、咳、吹き出物、尿道の炎症、下痢などの症状を引き起こします。

ドクダミは、日本薬局方で「十薬」とも呼ばれる万能薬草です。その名前の由来は、十種類の症状に効能があることからきています。

1. 皮膚疾患:皮膚のかゆみや湿疹を和らげる効果
2. :喉の痛みや咳を緩和する効果
3. 鼻づまり:鼻づまりを改善する効能
4. 胃腸障害:胃腸の不調や消化不良を緩和
5. 利尿作用:尿の排出を促進し、むくみを軽減
6. 抗菌作用:感染症を予防
7. 抗炎症作用:炎症を抑え、痛みを和らげる
8. 抗アレルギー作用:アレルギー症状を緩和
9. 抗酸化作用:細胞の老化を防ぐ
10. 美肌効果:肌荒れやニキビを改善

ドクダミは、肺と大腸に作用し、以上の症状に働きます。肺と大腸は、表裏関係にあるため、肺を滋養することは大腸も滋養し、健やかにします。肺は鼻とつながっているので、肺の状態が悪いと鼻詰まりや鼻水が出るのです。また、肺の健康状態は、皮膚と体毛に表れるため、肺の健康状態が悪いと肌の乾燥や肌荒れを起こします。肺は、呼吸と気の巡りを司り、営養を体に巡らせ全身を滋養します。このため、肺が健康であれば、潤いのある肌になります。

エデン農園のドクダミ茶の成分分析をしたところ、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄、カリウムのミネラル、そしてカルテノイドとクロロフィルが多く含まれていることが分かりました。

ミネラルは、骨や筋肉、神経、ホルモンなど生体組織を構成する成分で、生理機能の維持・調節をします。人間の身体には16種類の必須ミネラルがありそれぞれ異なる役割があります。

カルシウム:骨や歯の形成、血液中で酸素を運搬、神経や筋肉の維持に重要。カルシウムは、腎の働きと密接に関わっています。

カリウム:体内の水分量を適切に維持し、筋肉の収縮や血圧の安定に寄与します。

鉄:赤血球のヘモグロビンの構成成分で、酸素の運搬に不可欠です。

リン:骨や歯の構成、エネルギー代謝、細胞膜の構成、体液の㏗バランスの調節に寄与します。

マグネシウム:骨を形成し、弾性や密度を保つ、血糖値を正常に保つ、体温や血圧の調整に寄与します。

カルテノイドは、活性酸素の発生を抑え、取り除く作用を持っています。このため活性酸素の働きで作られる過酸化脂質が引き起こす動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生に対しても効果があると考えられます。

クロロフィルには、抗酸化作用があり、活性酸素を除去するため、シミやしわなど細胞の老化やがんを防ぐ効果が期待できます。また、クロロフィルには利尿作用により有害物質を解毒します。

ドクダミの成分を有効に取り入れる方法は、ドクダミ茶とドクダミチンキです。ドクダミは、クセがありすぎて料理には向きませんが、乾燥させてお茶にすると、美味しく水代わりに沢山飲むことができます。

実際にドクダミ茶を飲み始めて、3ヶ月するとその効果を実感できます。なぜなら、人間の血液は3ヶ月で入れ替わるので、ドクダミによって、有害物質が解毒され、細胞が生まれ変わるからだと思います。お肌の皮脂バランスは整い、シミやシワも薄くなり、白髪は黒くなっていきます。

エデン農園では、ドクダミ茶やドクダミチンキを販売していますが、自分で作りたい方のために作り方をご紹介します。

【ドクダミ茶の作り方】

ドクダミを収穫し、洗って乾燥させたドクダミの花、葉、茎を水から煎じます。
水1.5リットルを鍋に入れて、エデン農園のドクダミ茶を半カップくらい入れて煎じます。葉物の場合、煎じる時間は15分くらいです。

ドクダミの葉にはカルテノイドの赤い色素があるので、ドクダミ茶は透き通ったきれいな赤い色のお茶ができます。ドクダミ茶は、ホットでレモンを入れるとレモンティーのような美味しさです。

【ドクダミチンキの作り方】

乾燥させたドクダミを瓶に詰め、25度以上の焼酎またはホワイトリカーを注ぎます。

乾燥したドクダミ

蓋をして、冷蔵庫で1年寝かします。

ドクダミチンキ

1年後、ドクダミチンキとして使うことができます。

その効果ですが、ニキビ跡やシミが薄くなり、肌の皮脂バランスが整い、健やかになりました。ドクダミ茶と合わせて継続して使用すれば、シミは消えると思います。

ドクダミは、種を蒔く必要もなく、自然に生えてきますから、まさに創造主である神様の恵みです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?