〈スペシャルティコーヒー入門 20〉 基本の抽出レシピ 【フレンチプレス編】
こんにちは、THE COFFEESHOPです。
今回のnoteでは、フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方をご紹介します。
フレンチプレスは他の器具を使用した淹れ方と比べて、非常に安定感のある抽出スタイル。
THE COFFEESHOPでも、カッピングの次にフレンチプレスで確認を行うこともあるくらい、コーヒー豆本来の味を知ることのできる抽出スタイルです。
↑ フレンチプレスを使用したコーヒーの淹れ方は、動画でもご覧いただけます。
難しい技術は必要なく、簡単に本格的なコーヒーを作ることが可能なので、おうちコーヒー初心者にもおすすめな便利アイテム。
忙しい朝の身支度や、朝食の準備の間に淹れるコーヒーとしても最適です。
■必要な材料と器具(1杯分)
・準備する器具
・材料 [マグカップ1杯分]
■フレンチプレスの淹れ方
1.コーヒー豆を計量して挽く
1杯分のコーヒー豆を計量し、グラインダー(ミル)で挽き豆にします。抽出に使用するのは挽き豆の状態で18gですので、気持ち多めに用意しましょう。
挽き目の目安は、下の写真の通り。
フレンチプレスで作る時は、ペーパードリップやエアロプレスで作る時よりも粗く挽くのがポイントです。
2.挽いたコーヒー粉をフレンチプレスに入れる
湯通しして温めたフレンチプレスに、コーヒー粉(18g)を入れます。
秤の上にフレンチプレスを乗せてゼロリセットします。
タイマーを4分にセットし、いよいよ抽出工程に進みます。
3.お湯を注ぐ 0:00〜【1投目~蒸らし】
タイマーをスタートすると同時に、沸騰したてのお湯を150ml注ぎ、30秒間蒸らします。フレンチプレスの場合はドリップのように優しく注ぐ必要はないので、分量だけ気をつければ一気に注いでしまって構いません。
4.お湯を注ぐ 0:30〜【2投目】
タイマーが30秒になったら、残りのお湯を注ぎます。先に注いだお湯と合わせて300gになるように注いでいきましょう。
5.蓋をして待つ
プランジャー(フレンチプレスの蓋・フィルターの部分)を上げた状態でフレンチプレスに軽く蓋をし、タイマーが鳴るまであとは待つだけ!
この間、むやみに動かさないのがポイントです。
6.プランジャーをゆっくり押し下げる
4分経ったら、プランジャーを優しくゆっくりと押して下げ、コーヒーの粉を濾していきます。
できるだけゆっくりと、優しく押し下げていくのがポイント。勢いよく押し下げると、容器内で粉が暴れて、雑味が出てしまったり、微粉が多く入ってしまう原因になります。
7.コーヒーをカップに注ぐ
コーヒーカップに注ぐ時もできるだけ微粉が入らないように、優しく傾けながら注ぎましょう。
フレンチプレスに限らず、メッシュフィルターを使用した抽出では、どうしても細いコーヒーの粉(微粉)が入ってしまいます。
マグカップに注いだ時には、カップの底の方に沈むので、飲み始めはさほど気になりませんが、後半になるにつれて、少しざらっとした口当たりになる場合も。
どうしても微粉が気になるという方は、フレンチプレスからカップに注ぐ際に、目の細かい茶こしを使ったり、飲む時にマグカップの最後の方はあえて少し残すようにするなど、工夫して楽しみましょう!
■フレンチプレスに向いているコーヒーとは?
フレンチプレスは、香味成分を多く含むと言われるコーヒーオイルを多く抽出できるので、浅煎りから中煎り程度の、風味が明るいコーヒーに向いています。
フレンチプレスは、抽出時間が4分とハンドドリップに比べて長いですが、お湯に浸して待っているだけなので、溶け出す成分としては実はあまり多くありません。そのため、濃い目のしっかりしたコーヒーが好きな方には、薄いと感じてしまう場合も。
オイル分のおかげで口当たりがまろやかになり、物足りなさは感じにくいのですが、深煎りのコーヒーのボディ感や苦味を楽しみたい場合には、ハンドドリップの方が向いていると思います。
■美味しく淹れるためのポイント
フレンチプレスでの抽出は、豆の量・お湯の量・抽出時間の3つをしっかり測る(計る)ことで失敗なく安定した抽出ができます。
また、その性質上微粉が入りやすいため、微粉が舞い上がらないようそっとマグカップに注ぐことも大切ですね。
■フレンチプレス 入門にオススメのTHE COFFEESHOPの商品
▼STARTER Kit
THE COFFEESHOPのオンラインストアでは、スペシャルティコーヒー2種と、抽出器具のフレンチプレス、手挽きミルがセットになった【STARTER Kit】をご用意しています。
商品の詳細については、商品ページや以下の動画をぜひご覧ください!
▼COFFEE PRESS HOOP 350ml
もちろんフレンチプレス本体だけでもご購入いただけます。
誰でも簡単に美味しく淹れられるフレンチプレス。
皆さんもぜひお試しください!
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
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