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〈スペシャルティコーヒー入門 19〉おうちコーヒー入門に必要な道具セットと使い方

こんにちは。THE COFFEESHOPです。

THE COFFEESHOPのnoteでは、スペシャルティコーヒーを知るために欠かせない知識や情報をテーマに『スペシャルティコーヒー入門シリーズ』をお届けしています。

今回からは、皆さんが「実際にご自宅でコーヒーを美味しく飲むためのポイント」について発信していきます。

お仕事・作業のお供や、ちょっとした息抜きに欠かせないコーヒー。これまではインスタントコーヒーを飲んでいたけど、昨今の社会情勢もあって「私もおうちで本格的なコーヒーを淹れられるようになりたい!」と思った方も多いはず。

しかし、なにから始めればいいのかわからなかったり、カフェやコーヒー屋さんのような味にならずに苦戦している、という方も多いのでは?
そこで今回は、自宅でも美味しいコーヒーを楽しんでいただくため、『始めに揃えておきたいコーヒー入門道具セットとその使い方』をご紹介したいと思います!

1. 最も大事なのは豆選び

まずは当たり前ですが、美味しいコーヒーを飲むためには、美味しいコーヒー豆を用意すること。これが一番大事です。

どんなに立派な道具が揃っていても、肝心のコーヒー豆が美味しくないと始まりません。逆にいうと、質の良いコーヒー豆さえ選べば、多少抽出に失敗しても美味しく飲むことができます。

コーヒー豆を選ぶ基準はいろいろとありますが、一番大切なのは信頼できるコーヒー屋さんから買うこと。お店選びのポイントの例を挙げるなら以下の通りです。

・『スペシャルティコーヒー』を謳っており、豆毎に産地や生産処理などについての説明がきちんとされていること
・豆のパッケージなどに、いつ焙煎したのかが書かれていること
抽出レシピの紹介など、美味しく淹れるためのサポート体制があること

以上の条件を満たしているコーヒー屋さんであれば、きっと味の好みなどの相談にも乗ってくれるはずです。

また、豆を買う際はお店で挽いてもらうより、できれば豆のままで買うことをおすすめします。その理由については後述にて。

2. コーヒーを淹れる道具|抽出器具を揃える

コーヒーを淹れることを『抽出』といい、その際使用する道具を『抽出器具』と呼びます。ドリッパーやフレンチプレスなどがその一例で、全くのコーヒー初心者の方でも名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

ですが、抽出器具は今や星の数ほどあり、昔ながらのスタンダードなものから最新のもの、おしゃれで奇抜なデザインのものまで様々。どれを選んでいいのか迷ってしまう方も多いはず。

■フレンチプレス(コーヒープレス)

いろいろチャレンジしてみるのも面白いと思いますが、今回はおうちコーヒー初心者にオススメなものということで、『フレンチプレス(コーヒープレス)』という抽出器具をご紹介しておきます。
フレンチプレスは、誰でも簡単に失敗なく美味しいコーヒーが淹れられる、初心者にオススメの抽出器具なんです。

基本の淹れ方はとっても簡単。粗めに挽いたコーヒー粉18gにお湯300gを量り入れ、タイマーで4分待つだけです。

詳しいレシピや淹れ方の手順は、以下の動画もぜひ参考にしてみてください。

■HARIO 浸漬式ドリッパー スイッチ

どうしてもハンドドリップに挑戦したい!という方には、『HARIO 浸漬式ドリッパー スイッチ』がおすすめ。フレンチプレスと同じく一定時間漬け込みをするだけでコーヒーが淹れられる仕組みで、慣れてきたら普通のドリッパーとしても使える、これ一台で幅広く楽しめる抽出器具です。

こちらも、詳しいレシピや淹れ方の手順は以下の動画をご参考ください。

3. コーヒー豆を挽く道具|ミル、グラインダー

続いてのおうちコーヒーのポイントは、『豆は淹れる直前に挽く』ということ。コーヒー豆はいわば風味の詰まったカプセル。淹れる直前に挽くことで、コーヒー豆の持つアロマ・フレーバーを、最大限楽しむことができます。

また、挽き豆はあっという間に風味が抜けてしまうので、長期間の保存には不向き。せっかく買ったコーヒー豆を長い間美味しく保つためにも、お店ではぜひ豆のままで購入することをおすすめします。

自宅で豆を挽くのに必要なのが、『ミル(グラインダー)』という器具。入門編としては、コンパクトな手挽きのハンドミルがおすすめです。

■HARIO セラミック スリム MSS-1TB

■TIMEMORE C2

本格派の方にイチオシなのが、高級ハンドミルのエントリーモデル「TIMEMORE C2」。早く、均一に、気持ちよく豆が挽け、決して安いとは言いませんが2022年2月現在ではコスパ最強クラスの一品だと思います。

「毎日たくさんコーヒーを飲みたい!」という方は、思い切って電動グラインダーの購入もおすすめ。手挽きミルと比べると多少値は張りますが、その便利さは一度手に入れたら手放せません。

また、電動グラインダーを選ぶ際には、必ず『臼式(もしくはカット式)』のものを選びましょう。安価に販売されている『プロペラ式』では、粉の粒度が安定せず、プロでも美味しく淹れるのが困難です。

■cores CONE GRINDER C330/電動グラインダー

当店おすすめの電動グラインダーはこちら。スタイリッシュな見た目で音も比較的小さめ、挽き目の均一性は十分満足できるレベルです。

4. プロのように湯を注ぐ|ケトル選びのコツ

フレンチプレスの抽出ではそこまで重要ではありませんが、ハンドドリップをするときには『注ぎ口の細いコーヒー用のケトル』を使いましょう。
お湯を注ぐ早さのコントロールができるのはもちろん、質の良いケトルは気分も上げてくれます。

本格派の方にオススメなのは、温度設定のできる電気ケトル。抽出は使うお湯の温度によって、仕上がりが大きく変わってきます。お湯の温度にまで気を使うことで、自宅で飲むコーヒーはまた一段と美味しくなります。

5. プロの一手間!スケールで量ることの重要性

プロのように美味しいコーヒーを安定して淹れるには、コーヒー粉・お湯の分量をしっかりと量ることが大切です。そのため、面倒でも使っていただきたいのが、重さを量る『スケール(電子はかり)』です。

一般的なキッチンスケールでももちろんOKですが、重さと抽出時間が同時に測れるコーヒー用スケールというものもあります。

■TIMEMORE BLACK MIRROR basic+

やはり安価なキッチンスケールと比べると多少値が張りますが、お湯を注ぐときのg数表示スピードの早さなど、使うにつれてその重要さを実感するのがコーヒースケール。上級者になるほどこだわりたいポイントですね。

まとめ:おうちコーヒー入門編にオススメ『Starter Kit』

自宅でのコーヒーデビューで揃えたいグッズについて色々とご紹介してきましたが、おうちコーヒー入門にオススメなのがTHE COFFEESHOPで発売中の『Starter Kit』です。

THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒー2種と、抽出器具のフレンチプレス、手挽きミルがセットになった内容で、これさえあれば誰でも簡単におうちコーヒーを始められるという一式。

フレンチプレスなので細口のケトルは不要ですし、コーヒー豆は1回の抽出分ごとに小分けしてお届けできるので、まずはスケールがなくてもOK。

詳しい淹れ方のレシピは動画でもご紹介しているので、ぜひご覧ください!


自分で美味しいコーヒーを淹れるというと、難しく考えすぎたり、ハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、実はやってみると意外と簡単で、なにより楽しいものだとわかってもらえるはず。

抽出に使うグッズも、まずは必要最低限のものから始めて、徐々に揃えていくのも楽しいですね。こだわりの抽出グッズで淹れたコーヒーは、きっと格別な味になるはずです!

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!

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