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《Aero Press》インバート式の淹れ方、スタンダード式・インバート式の味わいの特徴比較

こんにちは。THE COFFEE SHOPです。

多くのバリスタやコーヒー好きの方から支持される抽出器具、『AeroPress® エアロプレス』。
多彩な抽出レシピが楽しめることが魅力の一つです。

※引用:https://aeropress.com/

前回のnoteでは始める前に知っておきたいエアロプレスの特徴と、スタンダート式の淹れ方のレシピをご紹介しました。

まだ読まれていない方はぜひ以下のnoteからぜひご覧ください。

また、エアロプレスの抽出方法には大きく分けて『スタンダード式』と『インバート式』という2つの方式があるとご紹介しましたね。

前回のnoteでは『スタンダード式』のレシピと淹れ方をご紹介しました。
今回は、『インバート式』のレシピと2つの方式の味わいの違いについてとをご紹介します。

■『インバート式』の淹れ方&オリジナルレシピ

『インバート』とは、"逆さま"という意味。

予めチャンバーにプランジャーを軽くセットした状態で逆さまに置き、粉とお湯を入れて浸漬したのち、ひっくり返してプレスします。

過去にはエアロプレスを使った大会の世界チャンピオンも採用するなど広く知られており、THE COFFEESHOPも店頭ではこのインバート式で抽出しています。

■用意するもの

・お湯 290ml(90℃~95℃)
・ペーパーフィルター
・コーヒー豆 20g
(中挽き〜中粗挽き)
・スケール
・サーバー
・マグカップ
・エアロプレス本体一式

■抽出レシピ [インバート式]

第1投:+100g(0:00~0:10)
攪拌:パドルで10回撹拌(0:10~0:20)
第2投:+100g(0:20~0:30)
待機:本体にキャップをセットして待機
プレス:ひっくり返して30秒かけてプレス(1:00~1:30)
加水:+90g

■淹れ方

まずエアロプレスの本体チャンバーに、ピストン部分であるプランジャーを2cmくらい軽くセットして、フィルターキャップが付く方を上にして、スケールの上にセットします。

この時、差し込みが浅すぎると、抽出の途中で外れて倒れてしまう危険があるので、気をつけましょう。

次に、本体の中に中挽きのコーヒー20gを入れます。
深煎りのコーヒーを淹れる時には、若干グラム数を減らして良いと思います。

●第1投:+100g(0:00~0:10)
タイマーをスタートすると同時に、90℃~95℃くらいのお湯を100g注ぎます。

●攪拌:パドルで10回撹拌(0:10~0:20)
注ぎ終えたら、すぐパドルで10回攪拌します。

●第2投:+100g(0:20~0:30)
撹拌が終わったら、さらに100gのお湯を加えます。
合計200gのお湯ですね。

●待機:本体にキャップをセットして待機
次は、フィルターキャップにペーパーフィルターをセットして、外れないように軽く濡らしておきます。
その後本体にキャップをセット。そのままタイマーが1分になるまで待ちます。

●プレス:30秒かけてプレス(1:00~1:30)
1分経ったら、慎重に本体をひっくり返しながら、サーバーにセット。
大体30秒くらい時間をかけてプレスします。
空気が抜けるような音がしたらプレスを止め、エアロプレスを外します。

プレスが早いと、よりすっきりした味になるので、ここはお好みで調整して頂いても構いません。

●加水:+90g
最後に90gのお湯を入れて、よくかき混ぜたら完成です。

■スタンダード式・インバート式 味わいの特徴・比較

▼スタンダード式の味わいの特徴

すっきりとした味わいのコーヒーに仕上がる
甘さ、後味に特徴がでやすい
まとまりのある印象で、バランスの良い抽出ができる

スタンダード式は、すっきりと爽やかな仕上がりになります。
ナチュラルプロセスやハニープロセスなど、豆本来の甘さを楽しめるコーヒー向きです。

▼インバート式の味わいの特徴

酸味やフレーバーを鮮やかに味わうことができる
・よくも悪くも豆のポテンシャルが最大限出る印象
・酸味とフレーバーが鮮やかに抽出できるので、ユニークな個性を活かした浅煎りのスペシャルティ向き

インバート式はすっきりとした印象で、風味の明るいコーヒーに仕上がります。
特に酸味の爽やかなウォッシュドプロセスや、キレのあるアイスコーヒーでの抽出がおすすめです。

スタンダード式、インバート式 それぞれのデメリット

どちらの抽出方法も、もちろん美味しく淹れられますが、それぞれ気をつけるべき点、デメリットと言える点があります。

▼スタンダード式のデメリット

・お湯を注いですぐに透過が始まるため、一連の流れをスピーディーに行う必要がある
・上記と同じ理由で、抽出の再現性に難あり?
・酸味やフレーバーをダイレクトに感じたい方には、少し物足りないかも…

『インバート式』の淹れ方&オリジナルレシピスタンダード式は、すっきりと爽やかな仕上がりになります。
ナチュラルプロセスやハニープロセスなど、豆本来の甘さを楽しめるコーヒー向きです。

▼インバート式のデメリット

・ひっくり返す際にプランジャーが外れ、大惨事になる可能性あり
・同じくひっくり返す際に粉が攪拌され、過抽出になりやすい
本体に入るお湯の量がスタンダード式よりも少ないため、深煎りの豆や焙煎間もない豆だとお湯が入り切らないことも

■まとめ

今回のnoteでは、『インバート式』の淹れ方&オリジナルレシピとそれぞれの淹れ方の特徴、デメリットをご紹介しました。

1台でさまざまな淹れ方が楽しめますので、お好みやコーヒーに合わせて、多様な抽出をぜひお楽しみください!

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