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アートを超えて文化全体にインパクトを与えたいーー走り出したばかりのThe Chain Museumにベテランエンジニアがジョインした理由(メンバーインタビューvol.5)

今回は、6月からTCMにジョインした中島晃に話を聞きました。
経験豊富なエンジニアである彼の、広さと深さを持った視野にただただ納得するとともに、素晴らしい人にジョインしてもらえたなと感慨深くもなったこのインタビュー。ぜひ、ご一読ください!

人数比以上のことを達成できるから、チーム作りは面白い

前職のfor Startupsではフロントエンドエンジニアとして勤務していましたが、エンジニアとしての開発業務以外に、チーム作りにも力を入れていました。チームとして骨格を作り上げていくにはまず、情報共有をしっかりすることが大切だと思ったので、ドキュメント共有のツールを取り入れて、「なぜ、これがこうなったのか」という共有をしっかりとしていったんです。

僕が入社したときには、社員のエンジニアは2人で、他は業務委託というバラバラの勤務体系でした。外部委託やフリーランスのエンジニアさんと仕事をする上で大切にしたことは、誰が何をしていて、どのような価値観を大切にしているのかをきちんと理解することです。価値観が分からないと、何を大切にコードを書いていたり、デザインしているのかが分からないんですね。なので、チーム開発の一環として、価値観をすり合わせるワークショップを主催したりもしました。大切にしていることを共有しあうことで、モチベーションの視点の違いが明らかになり、コミュニケーションの仕方も変わっていきました。

僕もフリーランスだった時期がありましたが、フリーランスをやめて組織に戻った理由が、ひとりだと実現可能な範囲が限られていることがわかったからなんです。それを痛感したことで、チーム開発に対して前向きな想いを持っているのだと思います。人数比ではないそれ以上のことを達成したいという思いがあるので、しっかりチームとして開発ができるような素地を作ることに重要性を強く感じています。

ArtStickerは、アート界だけではなく、文化全体にもインパクトを与えられるプラットフォーム


美大出身ということもあり、いつかアートやデザイン関係で、支援や貢献ができるような仕事がしたいという思いはずっと持っていました。前職はスタートアップを応援するというかなり幅の広い業態でとてもやりがいがありましたが、色々な企業を見ていくうちに、自分も範囲を絞ってコミットしたい、世の中や、企業の力になりたい、という思いが出てきて。そんな時、色んなご縁でThe Chaim Museum(以下、TCM)にジョインするお話をいただきました。もともとアートに関しては問題意識を持っていたので、それを解消できるサービスを作っているTCMは非常に魅力的でした。

個人的にずっと感じていたアートの課題感は、「アーティスト自身が本当に作りたいものを作れているのか」ということでした。食べていくためにお金をもらって作品を作ることでクライアントの意向に沿った作品になってしまい、限られたものしか作ることができないのではないかという思いがあったんです。ArtStickerはユーザーひとりひとりがアーティストを支援をすることで、新たなルートでアーティストが資金を獲得し、自身の表現を継続することができるようになる、素晴らしいプラットフォームだと感じました。

ArtStickerを開発することで、色んな価値観や考え方が認められて、それが可視化される世界を実現させたいという思いがあります。文化には常に、メインカルチャーとサブカルチャーが存在していますが、サブが次のメインになるサイクルが繰り返されることで様々な多様性のある文化や表現が生まれます。近年の国際展では、インスタレーションなどの大型作品が受ける傾向にありますが、そういった「お客さんに受ける作品」が多くなることで、表現の多様性が失われてしまうのではないかという危機感があります。そのような状況の中で、どんな作品にも等しく「好き」という気持ちを気軽に表現できるArtStickerは、アート界に一石を投じる可能性があると思うんです。作品もしくは作家に「好き」という意思表示をしている人たちがこれだけいるということを直接可視化できるものはこれまでありませんでしたから。このことは、アートだけではなく、文化全体にもインパクトを与えられるのではないかとも思っています。

多様性のある世界を実現させるため、豊かな価値観を持つメンバー求む


新しい組織というのはとてもエキサイティングな環境です。特にTCMの場合は、PARTYの方をはじめ、色んな方と関わりながら仕事がができるので、経験したことのないような開発の仕方になりそうだとワクワクしています。みんなで足りないことを補って、自分ひとりではできないことを達成していけたらいいなと。

それから、アート以外でも色んな文化を楽しめるメンバーと一緒に仕事ができることも楽しみですね。先ほど、多様性という言葉を使いましたが、特にArtStickerはそこに対して寄与していかないといけないと思うので、まずはTCMが多様性のあるチームになることが大事だと思っています。多様性のある世界の実現を目指すために、アート以外のこと、もっと言うと、人生の愉しみを多方面から知っている人と一緒に仕事ができるともっと豊かになるのではないかと思うので、そういう色んな価値観を持つ方にぜひジョインして欲しいです。

中島晃(なかしま あきら)
美術大学卒業後、設計事務所・テレビ局子会社にてウェブデザインや映像制作など行い、フリーランスに転向。各種ウェブサイトの企画・制作から大学の非常勤講師など多様な活動に従事する。
その後、ミツバチワークス株式会社に入社し、アプリやスマホサイトのディレクションおよび制作を主導した後、株式会社Emotion Techやフォースタートアップス株式会社にて、フロントエンドエンジニアとして SPA による新規サービスや社内業務支援アプリケーションの開発を行った。また、開発に並行しチーム開発の仕組みを構築やワークショップも実施する。
現在は株式会社The Chain Museumにて、フロントエンドエンジニアとしてウェブ版を絶賛開発中。
普段は行きたい展覧会見つけると自転車で遠乗りしたり、山でトレランしたり、不在がちでネコに怒られる日々です...。

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■このインタビューでTCMに興味を持ってくださった方、お気軽にお問い合わせください!

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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。