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【就活】#2 成長は科学だ!!!

今回のテーマは「成長力」「成長は科学だ!!!」についてお話します。

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1.成長とは?

「成長」とはいったい何でしょうか?

「成長」の定義はさまざまありますが、ここでは「成長」「能力的成長」「精神的成長」の二つに分類することとします。それぞれを具体的に見ていきましょう。

#2 成長は科学だ-1

❶ 能力的成長

「能力的成長」とは、
  ・「できなかったことが、できるようになること」
  ・「できることが、さらにできるようになること」

子供の時に、解けなかった算数の問題が解けるようになったり、鉄棒の逆上がりができるようになったりした記憶があると思います。これが「能力的成長」です。

ではどうしたら「能力」は成長するのでしょうか? 先ほどの例では、先生・親・兄弟からやり方を教わったり、繰り返し練習することにより成長します。
つまり、「人からの学びや努力」を通じて、新しい知識・スキルを獲得したり、それらをアップグレードすることによって「能力」は成長していきます。

ちなみに「スキル」とは、訓練や経験を通じて身につけた「技能」のことを言います。

「能力的成長」には「視野の拡大」も含まれます。これも新しい知識・スキルの獲得の一部ですが、それまではある一つの角度からしか物事が見られなかったものが、多面的に見られるようになるということです。社会人に求められることの一つであると言えます。


❷ 精神的成長

「精神的成長」とは、
  ・「ストレスに強くなること」
  ・「世のため人のための想いを強くすること」


一つ目の「ストレスに強くなること」とは、困難を乗り越えることによって精神的にたくましくなり、「ストレス耐性」が高まっていくということです。何があっても逃げずに立ち向かう。どんな困難があっても最後までやり抜くということです。
社会に出ると、自分の苦手な仕事や、やりたくない仕事もしなければいけません。好きではない人とも付き合わないといけません。どんなにスケジュールがきつくても、期限までに仕事を完遂しないといけません。
社会に出て活躍するためには、「ストレス耐性」を高める必要があるわけです。

二つ目は、「世のため・人のための想いを強くしていく」ということです。人には、他人に認められたいという「承認欲求」があります。また、自分自身成長していきたいという願いも持っています。このような想いは、モチベーションを維持するために是非持ち続けてもらいたいと思います。
精神的に成長していくと、自分を中心とした考えから、「世のため・人のため」といった想いに変わっていきます。


2.成長は科学だ!!!

#2 成長は科学だ-2


では、どうしたら「成長」できるのでしょうか?
気合と根性で、長時間努力し続けると「成長」できるでしょうか?

気合と根性・・・嫌いではありません。。。
むしろ昔は好きな言葉でした。
でも、もっと効果的、効率的に「成長」できる方法があります。

「成長」には、長年の研究に裏付けされた「法則」があります。
つまり、「成長は科学!!!」であると言えます。

たとえば、「成長」には「マインドセット」が深く関係していることが研究により明らかになっています。
「マインドセット」とは、「習慣化された思考と、その思考に基づく習慣化された行動」、つまり「無意識のうちに繰り返しおこなう思考や行動のパターン」のことです。

スタンフォード大学心理学教授のキャロル・S・ドゥエックは、20年以上にわたり「マインドセット」と「成長」の関係について研究してきました。
その結果、「Growth Mindset」の持ち主の方が、「Fixed Mindset」の持ち主よりも大きく「成長」できることが分かりました。
(「マインドセット」の詳細は、次回のnoteで書きます)

つまり、どのような「マインドセット」を持てば「成長」できるか、また、どのような「マインドセット」だと「成長」できないか、を表しています。

この「マインドセット」に代表されるように、「成長」にはいくつかの「法則」があり、正しい「成長」の仕方があるわけです。まずは、これらの「法則」を知ることが重要です。

では、「法則」を知れば、「成長」できるのでしょうか?

答えは「NO」です。
「法則」を知ることは「成長」の第一歩ではありますが、実際に「行動」に移すことの方が、何倍も重要です。
頭で理解していても、「行動」に移せないのが世の常です。みなさんの「成長」は、皆さんの「行動」にかかっています。

「法則」に沿った「行動」を通じて、たくさんの「苦労」「挫折」「葛藤」を経験し、「成長」を遂げていくわけです。


就活をしていると、企業は「伸びしろが大きい人」を求めているという話を聞いたことある人は多いと思います。

では「伸びしろが大きい人」とはどのような人のことでしょうか?

「伸びしろが大きい人」
というのは、「成長の法則」を理解し、実際に「行動」に移し、これまでに「成長」を遂げてきた人のことです。

「成長」のスピードは関係ありません。これまでに「成長」を遂げてきた人は、入社後も同じように「成長」を持続していく可能性は高いと言えます。これが「伸びしろが大きい人」が意味していることだと考えます。
企業は「伸びしろが大きい人」、すなわち「成長力」のある人を求めています。

【まとめ】
・成長は「能力的成長」と「精神的成長」の二つに分類できる。
・「能力的成長」に必要なのは、新たな知識・スキルの獲得とアップグレードである。
・「精神的成長」とは、「ストレス耐性」の向上と、「世のため・人のため」という想いを強くすることである。
【参考文献】​
・松尾睦(2011年)『職場が生きる人が育つ「経験学習」入門』ダイヤモンド社.

YouTubeでもこのテーマで配信していますので、こちらもご覧ください。


次回は、【就活】#3-1 プライドと羞恥心を捨てて・・・マインドセットの話 です。マインドセットを深掘りしていきます。お楽しみに。


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