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「働く人のためのアドラー心理学『もう疲れたよ…』にきく8つの習慣」を読んで(読書感想文#58)

アドラー心理学の関連書を久々に読んだら、なんだか自分の思考の偏りを感じました。選り好みせず、これから色んな心理学を理解していきたいと思いました。(アドラーは心理学じゃないとかの話もあるけど、まぁいいや)

▼働く人のためのアドラー心理学「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣/岩井俊憲著


目的論の、昔ショックだったところ

アドラーに関する本は、ブームの時になんとなく読んではみていて、目的論には衝撃を受けました。

「人はなにか原因があって行動するのではなく、目的のために行動する」。

なるほどと思うと同時に、なんとなく「原因ばっかり追求したって仕方ないでしょ」と自分を否定された気もしてショックも受けました。

というのも、私は理系卒で自然科学が好きです。だから、原因論も結構好き。裏付けがあると安心します。

それから時が巡ってこの本を読んだ感想は、別に原因論も目的論も、どっちが正しいとかじゃなくて、「両方好きに大切にして、これからに活かせばそれでいいよね」という気持ちです。捉え方の問題だから。

「なぜ?」と聞かずに「なんのために?」「どうやって?」と聞く

これは、目的論の好きなところ。相手を追い詰めずに話を聞いていくときに、とても大事だと感じます。

全体論も好きだけど、細分化して理解を図るのも好き

全体論もそうだよねと思うんだけれど、細分化して名前をつけることで理解を図りたいと思うのが人間でもあると思う。

発達障害のグレーゾーンの話じゃないけれど、名前がつくことで理解が進んだり、安心ができたり・・・そういう面もあると思います。

アドラー心理学は実践的、前向きなイメージだった

なぜアドラー心理学にこういった感想を抱くかというと、私自身が前向きにがんがん進むことからドロップアウトした意識があるからかもしれません。

すごく頑張っているときは、とても励まされて、いつもと違った側面から物事を見て、前向きに進もうとできる考え方でした。

今はもうちょっと過去も探りたい気分だし、横(対人関係)も手法を知りたいし、全方向色々な視点を得ている最中かなと思っています。

また一通り、心理の旅をしたら、新しい視点で読めると思います。
なんだかもの寂しい感じの感想になっちゃったかな。
ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

▼名前がつくと、人は安心するのかも、の話


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