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カフェ・ラテのお店になった理由 再投稿とあとがき

今日は何故カフェラテ屋になったのかを書こうかと。

便宜上、過去の記事ではコーヒー屋と書いていますが、当店はカフェラテがメインのお店です。

まあ、名前からも分かるかと思いますが。

ちなみに、今日書く事は全て肌感覚でしかなく、正確なデータに基づいて書いている訳ではないので、そのへんはご容赦ください。

お店がオープンした2015年は、多分コーヒースタンドブームでした。

丁度、ブルーボトルコーヒーが日本に上陸した年でもあります。

都心部だけではなく、様々なエリアに雨後の筍のように、コーヒー屋が出来ていた印象です。

ほとんどのお店は、スペシャリティコーヒーを浅煎りにし、ハンドドリップで提供する事を特徴としていました。

浅煎り黎明期だったと思います。

この提供方法は、コーヒー豆本来の味を楽しむには、ベストな方法だと思います。

お店によっては、ミルクや砂糖を置かない店舗もありました。

そんなんもんは邪道だと。

そんな時代に、僕はカフェラテのお店にしようと思ったのです。

何故なら、ブラックコーヒーよりも、カフェラテの方が好きだったから。

そして、自分好みのカフェラテが飲める所がなかったから。

これが一番の理由です。

単純です。

もちろんそれ以外にも理由はあります。

・お店の規模的にエスプレッソとハンドドリップの両立は難しいと思った事。

・同じようなお店をだしても埋もれてしまうと思った事。

・お店のウリを明確にしたかった事。

この辺の話はまた後日に。

これは完全に僕個人の嗜好なので、決して否定をする訳ではありませんが、酸味の強いカフェラテが苦手です。

酸味が少なく、コクが深いカフェラテが好みです。

しかし当時は、こだわりのあるコーヒー屋さんに行くと、高確率で酸味の強いカフェラテが出てきました。

かといって、コーヒーチェーンで飲むカフェラテでは満足出来なくて。

という事で、自分が飲みたいカフェラテを作ろうと思ったのが、最初のきっかけです。

〜あとがき〜

2015年当時と、2024年現在との違いは、浅煎りやスペシャリティコーヒーが、珍しいものでは無くなった点にあると思います。

コーヒースタンドブームも落ち着きましたね。

逆に、ちょっと前に喫茶店ブームが起きたように、あの頃の反動が始まり、それすらも落ち着くという、、、

いやはや、流行の移り変わりの早さよ。

恐ろしいぜ。

「酸っぱいカフェラテしか無いんかい!」

そんな憤りから、カフェラテ屋になったのですが、今ではそんな事もなくなり、深煎りのコーヒー屋さんも増えました。

なので、あの時代だったから、今のお店が出来ているとも言えまして。

『時代』と『憤り』は大切だと、振り返ると分かるのです。

ただ、『勢い』と『過信』だけでやってしまうと、手痛い失敗をするでしょう。

まあそれも学びですし、殆どのお店は潰れるので、珍しくもないです。

じゃあなぜ、時代と憤りで開いた当店が、今でも生き残ってるかと言うと、それに耐えられる商品を作れたからです。

はい、これが『慢心』と『停滞』です。

何でかは、様々な要因が組み合わさってるので、何とも言えません。

ただ、一つ言えるのは、選んだ商材がカフェラテだったからです。

この話は、また明日。


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