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ファンと伝道師

熱心なファンをつくることにある。

シャトレーゼの宿泊付き体感ツアーが人気だそうで。

常に募集人数を上回ってるそうです。

コストをかけてまで実施する理由が、冒頭に書いた「熱心なファンをつくることにある」。

どの飲食店も考える事は同じですね。

看板だけで売れるのは、ごく一部で。

美味しければ売れるは、、もうないんじゃないかな。

いかに価値を伝え、納得してもらい、ファンになってもらうかが大切で。

シャトレーゼの規模でこんなにも真剣に取り組んでるんだから、吹けば飛ぶような小さなお店はもっと頑張らなきゃいけないな。

小さいほど伝えやすいはずだし。

はい、頑張ります。

ほとんどが共感する内容だったんですが、一点だけ違う所がありまして。

”シャトレーゼの良さを知らせる“伝道師”になってもらうのも狙い”

この一文。

いや、全く否定する気もないですし、理想的な広がり方だと思います。

ただ、うちの場合。というか、僕の場合かな。

好きにはなってはほしいけど、それを周りに伝えてほしいとは思わなくて。

いや、正確に言うとどっちでもいいんです。

伝えたい人は伝えればいいし、黙っていたい人は黙っててよくて。

さっきの文のひっかかった所は「伝道師」という部分で。

こう言われてしまうと、伝えなきゃというプレッシャーがあるといいますか。

使命感を帯びるでしょ。

あいつはいつもシャトレーゼシャトレーゼ言ってんなーみたいな。

そんな声も聞こえてきそうだし。

いや、そんな人がいるのか分からないけど。

(多分いない)

違う、僕が言いたいのは、好きなモノほど黙ってたくないですか。という事で。

意地悪な性格だからではなくて、誰もが大切な場所ほど言いたくないんじゃないかと。

(そんな事無いかな?)

例えばうちの常連さんに、「伝道師としてよろしく頼む」と言ったら、広めてはくれると思うんです。

それは僕の想像を超えた広がりを見せるかもしれません。

お店としては万々歳です。

でも、本人はそれを心から喜べるのかなと。

いつもより混雑した店を見て、これでよかったと思えるかどうか。

微妙な所でしょ。

だから、ファンにはなってほしいけど、伝道師にはならなくていいよと。

お店の事を考えてくれるのは嬉しいけど、無理はしなくて大丈夫。

伝道師じゃなくて、ファンのままで十分です。

ファンでもないとしたら、そこはなってくれるように頑張らなきゃか。


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