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現場は楽しい

たまにお客さんに言われる事があって。

「僕に接客業は無理でした。toBの仕事しか考えられません」と。

僕が書くお客さんの事であったり、SNSで流れてくる店と客とのトラブルだったりを見ると、その考えになる気持ちも分かります。

ただ、お店で働くのは楽しいのです。

あれだけ愚痴を書いてる僕が言うんだから、間違いなくて。

お店で働いていると、色々な人と出会います。

年齢も性別も職業もばらばらで。

利害関係が無く、同じ目標も掲げてない。

お互いの人生に無関係な人というのは、楽で。

友達でも、恋人でも、同僚でもない関係性は楽しいのです。

ここにいたから出来た繋がりは、僕の人生を豊かにしてくれていて。

会社にいたら、確実にこうはなってませんでした。

人生の目的と言うと大袈裟だけど、ここにいたから何が幸せなのかを見つける事が出来た気がします。

こんな働き方をしていると、僕を現場から離れさせようとする人もいます。

意地悪やネガティブな意味ではなく、もっと出来る事があるだったり、もったいないだったり、単純に心配だったり。

過大評価だと思うんですが、それは有り難い言葉で。

お店をやってる人も、いずれは現場に立たず、多店舗展開する事が成功例だと思われがちなんですが、僕はそうは思わなくて。

それはそれ、これはこれ。

どちらかが正解なのではなく、どちらかが上な訳でもない。

年商や収入という括りだと、一店舗でやってたら勝てる訳がありませんが、さっき書いたような幸せの尺度で見ると、比べようがない事は明らかで。

むしろそこを誇って他を貶めてたとしたら、その人は幸せを見つけられてないんだと思います。

だから、分かりやすく金で比べるのでしょう。

それを世間一般では下品と呼ばれます。

話が逸れてしまった。

外からの誘惑にぐらっとくる事もあるんですが、やはり現場は楽しくて。

色々とやりたい事は思いつくし、あの人とだったら楽しい事が出来そうだなとかも思います。

でも、やれる範囲は僕がここから離れずに出来る事。

取材とかだったら話は別だけど。

サービス業は現場を軽視されがちで、世間的にもやりたくない職業の上位に入ってきます。

悔しい思いや、嫌な事も沢山ありますが、ここでしか起きない事が沢山あるのです。

その楽しさを知らずに働きたくないと言ってたらどうしようもないし、働いてても楽しい事が起きてないとしたら、単純に向いてないのかなと。

誰にでも出来る仕事ですが、誰もが楽しめる仕事ではないので。

何を書きたかったか分からなくなってきましたが、現場は楽しいのです。


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