しんどいの先の予想外の収穫
昨日の続きみたいなの。
僕はしんどいって感情をあまりネガティブに捉えてなくて。
スポーツだときつい練習だったり、受験前なら勉強だったりと。
その先の何かがある場合、必要なしんどさはあると思います。
お店の場合、この時期があったから踏ん張れる事がありまして。
お客さんが全然来なかった時期があるから、今の有難みが分かり。
毎日働いていても給料が無い時代があったから、今を耐えられたりと。
外の人に「その時の経験が今に活きてるんですね」と、簡単に言われると何だか腹は立つけれど。
ただ、「買ってでも苦労しろ」というのは間違いだと思ってます。
振り返ると苦労してたな。ぐらいがちょうど良いのかなと。
あくまでも目標達成の過程でしかなく、苦労そのものが目的ではないので。
僕の場合は、まず黒字が目標で、次に生きていく為の給料で。
それを実現する為に休みなく働きました。
努力の方向性は間違ってたかもしれないけど、これはこれで発見があって。
自分が何に幸せを感じ、お客さんに何を与えたいのか。
それを見つけられたのは、このしんどい時期があったからです。
言うなれば副作用的な発見で。
売上無い→働かねば→売上なのか?
こんな感じ。
お店を始める時は、この味でとか、この空間でとか、この売上でとか。
色々な目標があって、人それぞれに実現したい何かがあって。
でも、いざ始まってみると、それらは取るに足らない事だったと分かります。
これはお店を始めた人にしか分からない事だと思いますが、始める前に想像できる事なんてたかが知れていて。
現場にいると、えも言われぬ感情が沸き起こるのです。
多分、インドに行くよりも自分探しには向いてると思うな。
うん、間違いない。
「インドに行くなら、店をやれ」
こんな本を書いて大学で売りさばこうかしら。
カフェなら初期費用も重くないし。
大学生でも出来なくはない。
いや、これはありだぞ。
思い悩む20歳前後の人に向けて、カフェを開かせる本。
収支はきっと赤になるけど、無駄な投資じゃなかったと思わせるような話を書いてさ。
店舗用品の販売をしてるテンポスバスターズさんを紹介して、そこから売上の数%を貰う契約をして。
印税とレベニューシェアで生活が出来るのではないか。
エセコンサルの書いた開業本よりも、店を持ってる僕のほうが伝わる気がするし。
講演会の話も来そうだな。
そうなると、店を誰かに任せないと。
いや、どんな目標を掲げとんねん。
でも、本当に悪くない気がしてきたわ。
お店をやると色々な発見があるのは本当ですからね。
しんどいの先の予想外の収穫。
どう?お店やってみたくなったでしょ?
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