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削る努力と得られる経験

夢を描けなければ、削る努力もしないお店なんじゃないかと思う。

これが潰れるお店だと思います。

夢を描く事は僕も苦手なんですが、未来の計画は立てていまして。

それがあるかないかで、生き方は変わると思います。

ただ、今日書こうと思ったのは削る努力のほう。

「もう、お前の苦労話は聞きたくないんじゃい」

と、思っても少しだけお付き合いください。

削る努力が必要だと思ったのは、お金を払えばいくらでも楽をする事が出来るからでして。

それが必要な経費なのか、楽をしたいが為の浪費なのか。

この違いは思いの外大きいと思ってます。

実際に支払う額だけではなく、考え方にも影響すると思っていて。

お店を始めると、沢山の経費がかかります。

家賃などの固定費や、資材や原材料などの変動費、税理士さんへの外注費や洗剤などの消耗品費などなど。

これらを一つ一つ確認して、削る努力をするかどうかが大切だと思っていて。

ものによってはたかだか数百円の違いにしかならないけど、そこをやり切る努力と言いますか。

お金を払えば何でも手に入る時代だからこそ、大切な気がするんです。

これは何も"もの"だけではなくて、"人"もそう。

楽をしたいと思えば、人を雇えばいいんです。

それが投資なのか、浪費なのかは店にもよるし、人にもよる。

基本的に何かをお願いする時は、お金が発生します。

自分でやれば安くなり、誰かに頼むと高くなる。

ただ、お金以外にも考えるべき事がありまして。

それが経験。

これは自分の財産だと思います。

例えばお金の借り方。

実はこれも外注しようと思えば出来まして、行政書士に頼むと色々と助けてくれます。

必要な書類の準備や事業計画書の代筆などなど。

今まで見た事も書いた事もない書類だと思うので、最初は不安になります。

書き方が分からない。

これでお金を借りられるか不安だ。

もう、嫌だ。

と、なって誰か専門家はいないのかと探し、行き着くのが行政書士だったりします。

ただ、なんだろう、ちゃんとやれば全然難しくないんですよ。

公的書類アレルギーは誰もがあると思うんですが、そこから逃げずに勉強すると、何も難しくなくて。

そんな経験をすると、同じように困ってる人に寄り添える事が出来て。

「あー誰かに任せてばかりだと自分は何も知らないままなんだ」と、思ったのです。

お店にいると様々な悩みを抱えてる人が来るんですが、それらに対応出来るのは、色々な事を聞いたり、経験してきたからでしかなくて。

いつも何かに誰かに頼っていたり、なんなら現場にいなかったりすると、人として何も積み重なっていかないという事がよく分かります。

うーん、話がそれてきた。

楽をしたい気持ちは誰もが持っていて、お金を払えば解決する事が多い。

でも、そんな事ばかりしていると、貯金は減るし経験を積む事も無くなってしまう。

ようするに、お金を払って成長する機会を失っているのです。

だから、削る努力が大切なのかなと。

いつもお金の話ばかりしている訳ではないんですよ。

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